佐渡農業技術センターのいちご収穫が始まりました
印刷文字を大きくして印刷ページ番号:0463636更新日:2022年2月15日更新
佐渡農業技術センターでは、令和2年度に“佐渡における無加温ハウスでのいちご「越後姫」栽培”という参考情報を出しました。新潟県で「越後姫」を栽培する時にはハウスを暖房機で暖める加温ハウスで栽培しますが、比較的温暖な気候の佐渡であれば無加温ハウスでも栽培できるという内容です。
本年度も佐渡農業技術センターでは無加温ハウスでいちご「越後姫」を栽培しています。いちごの開花した11月中旬以降、最低気温は-3.8℃まで下がりましたが、ハウス内温度の低下は0.2℃までで、奇形果が発生すると言われる-2℃まで低下していません。
1月上旬から少しずつ収穫が始まり、現在頂果房の収穫ピークとなっています。この時期は開花期の低温による奇形果や開花後の低温による発酵果が発生することがありますが、今のところ奇形果や発酵果は見られません。
近年燃油代が高騰しています。さらに佐渡市の灯油店頭価格は1月31日時点で123円/リットルと、県内平均に比べ約10円/リットル高い状況です。そのため、佐渡における無加温ハウス栽培は経費削減効果が高いと考えられます。加温ハウスで栽培されている佐渡島内のいちご生産者の方も、ハウス内温度、いちごの生育、ハチの活動、果実の着色状況を確認し、必要な時だけ暖房することで燃油消費削減を図り、経営に活かしていただければと思います。
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