「カスピ海乳酸菌」の便通改善作用および「免疫力スコア」の改善を確認

掲載日: 2022年03月11日 /提供:フジッコ


2022年 3月 11日

―日本農芸化学会 2022 年度大会で発表予定―
「カスピ海乳酸菌」の便通改善作用
および「免疫力スコア」の改善を確認


フジッコ株式会社(本社神戸市:代表取締役社長執行役員 福井正一)は、「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC 株、※1)」の継続摂取による便通改善作用および免疫力スコア(※2)の改善を明らかにしました。この研究成果は、日本農芸化学会2022 年度大会(会期:2022 年 3 月 15 日(火)~18 日(金)、Web 開催)において発表いたします。

近年、乳酸菌をはじめとしたプロバイオティクスの機能性として、整腸作用の他に免疫賦活作用が報告されています。これまでにフジッコでは、「カスピ海乳酸菌」でも成人を対象とした試験で便通改善作用や整腸作用を確認してきました(※3)。また、「カスピ海乳酸菌」を含むヨーグルトの摂取頻度が高いほど風邪が重症化しにくいこと(※4)、「カスピ海乳酸菌」の摂取により免疫細胞を活性化すること(※5)も明らかにしてきました。

今回の研究では、便秘がちな健常成人男女に、「カスピ海乳酸菌」を含む錠剤を4 週間摂取してもらい、便通改善および免疫力スコアに及ぼす影響を調べることを目的として試験を行いました。免疫力スコアは、ストレスや病気、老化の影響を受けやすい免疫機能に絞り、複数の検査項目に基づき総合的に免疫力を評価できる指標であり、得点が高いほど免疫機能が総合的に良好であることを意味します。

その結果、「カスピ海乳酸菌」の継続摂取により排便状況が改善するだけでなく、便中の乳酸菌数やビフィズス菌数が増加することが明らかになりました。さらに、キラーT 細胞(※6)へ分化する特定の免疫細胞の数が少ない対象者のみを集めた層別解析により、「カスピ海乳酸菌」の継続摂取が免疫力スコアを高めることが明らかになりました。

これらの結果から、「カスピ海乳酸菌」は便通改善作用や整腸作用だけでなく、加齢に伴い減少する一部の免疫細胞の数を増加させることで、免疫機能を高める可能性が示されました。

神戸市中央区港島中町 6-13-4 フジッコ株式会社 東証第一部コード番号 2908

図1.「カスピ海乳酸菌」を含む錠剤の摂取による排便回数の変化

# p 0.05;摂取前との有意差あり、* p 0.05;プラセボ群との有意差あり

図2.「カスピ海乳酸菌」を含む錠剤の摂取による便中の乳酸菌群数の変化

* p 0.05;プラセボ群との有意差あり

図3.CD8+CD28+T 細胞数が低値の被験者集団の免疫力スコアの変化

* p 0.05;プラセボ群との有意差あり

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.fujicco.co.jp/corp/upload/pr_220311.pdf

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