ミツカングループ、持続可能な物流体制の構築に向けてFAX発注書をデジタル処理する『発注書AI-OCR(invox)』導入

掲載日: 2026年07月28日 /提供:インフォマート

ミツカングループ、持続可能な物流体制の構築に向けてFAX発注書をデジタル処理する『発注書AI-OCR(invox)』導入

創業220年以上の歴史を持つ総合食品メーカー、ミツカングループ。その物流・受注部門を担う株式会社Mizkan Logitecは、日々多様な商品を全国に供給する中で、FAX発注書の手入力とダブルチェックに伴う業務負荷が課題となっていました。

そこで同社は、将来的な労働人口の減少や物流業界を取り巻く環境変化を見据え、『発注書AI-OCR(invox)』を導入。持続可能な物流体制の構築を目指し、受注業務の効率化と完全ペーパーレス化を見据えたDXを推進しています。その取り組み内容について、同社の担当者に伺いました。

1日約600枚のFAX受注、手入力とダブルチェックが大きな負担に

ミツカングループの物流・受注部門を担うMizkan Logitecは、食酢やつゆ、飲料など、家庭用・業務用の多種多様なドライ商品を取り扱っています。現在は、西日本エリアをカバーする大阪と、東日本エリアをカバーする名古屋の2拠点に受注センターを構え、全国のお取引先様から寄せられるご注文に日々対応しています。

受注全体の85%はEDI(電子データ交換)によるデジタル化が完了しているものの、残りの15%は依然としてFAXによる紙の発注が占めていました。FAX発注書は東西の拠点を合わせて1日約600枚、月間約1万2,000枚にのぼります。さらに、そのデータ入力は午後の物流工程に間に合わせるため午前9時から12時の間に集中します。

手入力によるミスを防ぐため、入力担当者とチェック担当者の2名体制を敷いていましたが、その作業負荷は小さくありませんでした。将来的な労働人口の減少を見据えると、現在と同数の人材を確保し、属人的な業務体制を維持し続けることは困難です。デジタル化による業務の標準化と効率化が急務となっていました。

基幹システムの商品コードと連携できる『発注書AI-OCR(invox)』を導入

この課題を解決するため、2026年1月にインフォマートの『発注書AI-OCR(invox)』を導入しました。過去にも他社のOCR製品を検討したことはありましたが、当時は読み取り精度の低さやランニングコスト、何より基幹システムとのデータ連携に伴う改修費がハードルとなり、見送ってきた経緯があります。

しかし今回は、当社がすでにインフォマートの『BtoBプラットフォーム 受発注』を導入していたことが大きなアドバンテージとなりました。同じインフォマート社が提供するシステムであるため、新たな改修コストをほぼかけることなく、スムーズなデータ連携が実現できたのです。また、自社の書式だけでなく、取引先ごとに異なる様々な書式の発注書について、AIに読み取りルールを指示でき、高い精度で読み取れる技術も選定の決め手となりました。

導入後、現場の受注担当者はスムーズに運用を開始しました。特に、複雑なFAXレイアウトを登録できる『読み取りAIエージェント』機能を活用することで、当初目標の約600件を大きく上回る1,400件以上のレイアウトを登録・運用しています。現場からは「入力作業時間が短縮された」「商品名の候補を読み取って自社の商品コードと自動で紐づけてくれるため、作業が早くなった」と喜びの声が上がっています。

最終目標は、完全ペーパーレス化によるサプライチェーン全体の最適化

当社は、今回の『発注書AI-OCR(invox)』活用をあくまで通過点と位置づけています。最終的な目標は、紙によるFAX受発注そのものをなくし、お取引先様も含めた完全なEDI化・ペーパーレス化を実現することです。

デジタル化の推進は、将来の人材不足リスクやBCP(事業継続計画)対策だけでなく、物流の2024年問題・2026年問題の解決にも欠かせません。Mizkan Logitecは今後も、自社内にとどまらず、お取引先様や配送事業者様を含めたサプライチェーン全体のさらなる効率化と持続可能性の向上に取り組んでまいります。

ミツカングループ企業ロゴ

ミツカングループ
本社所在地:愛知県半田市中村町2-6
創業:1804年
公式サイト:https://www.mizkanholdings.com/ja/

bnr_article_ai-ocr_faxshori_2.png

注目のキーワード

すべてのキーワード

業界

トピックス

地域