2026年7月7日 シンガポール - ホテル向け流通・マーケティングソリューションを提供するD-EDGEは、アジア太平洋地域のホテル市場を分析した最新レポート「D-EDGE Asia Pacific Hotel Distribution Report 2026」を公開しました。
世界でも特に多様性の高いホテル市場であるアジア太平洋地域ですが、D-EDGEの最新分析では、国や地域ごとの違いを超えて共通するホテル流通のトレンドが浮かび上がりました。流通チャネル間の競争が激しさを増し、旅行者の予約行動が変化するなか、ホテル流通をより戦略的に管理する重要性が地域全体で高まっていることが明らかになっています。
本レポートは、2022年から2025年までにD-EDGEのテクノロジープラットフォームを通じて、アジア太平洋地域の代表的なホテル群から継続的に収集した確定予約データに加え、2026年第1四半期の市場動向をもとに作成しました。市場トレンドの分析とあわせて、ホテルが中長期的な収益性を高めるための実践的な提言も紹介しています。
D-EDGE APAC Managing DirectorのAurelie Toporは、次のように述べています。
「アジア太平洋地域は、一つの市場として捉えられるものではありません。国や地域ごとに需要構造や予約行動、流通チャネルの特性は大きく異なります。しかし今回の分析では、そうした違いを超えて共通するトレンドが浮かび上がりました。競争が激化するなか、流通戦略をより主体的に管理するホテルほど、市場環境の変化に柔軟に対応し、持続的な成長を実現できるでしょう。」
主な調査結果
予約市場は成長を維持しながら、より緩やかなペースへ
2025年の予約件数は前年比2.9%増となりました。さらに、2026年第1四半期の速報値では2.7%増となっており、市場は成長を維持しつつ、より落ち着いたペースへ移行しつつあることが示されています。
流通チャネル間の競争が変化、チャネルミックスの最適化がより重要に
2025年もOTAは全予約の83.4%を占める主要チャネルでした。その中でもAgodaのシェアは2022年の16.4%から2025年には20.9%へ拡大。また、ホールセラー経由の予約も1.8%から5.1%へ増加しており、ホテルにはチャネルミックスを戦略的に最適化することが一層求められています。
「予約件数」だけでなく、「予約の質」が重要に
2025年のキャンセル率は13.4%となり、2024年(14.3%)から改善しました。一方でチャネル別では差が見られ、公式サイト経由のダイレクト予約は9.2%と最も低いキャンセル率を記録しました。予約件数だけでなく、収益につながる「予約の質」を評価することの重要性が高まっています。
AIがホテルの検索・比較行動に変化をもたらし始めている
今回の分析では、AIの普及による予約チャネルのシェアへの大きな影響は確認されませんでした。一方で、旅行者がホテルを検索し、比較し、候補を絞り込むプロセスには、すでにAIが影響を与え始めています。今後は、AI時代を見据えたコンテンツ品質の向上、データの整合性、オンラインでの視認性が、ホテルにとってますます重要になると考えられます。
「D-EDGE Asia Pacific Hotel Distribution Report 2026」の全文は、こちらからご覧いただけます。
D-EDGEについて
D-EDGEは、150ヵ国以上の17,000を超えるホテルに最先端のクラウドベースのeコマースソリューションを提供するSaaS企業です。
卓越したテクノロジーとデジタルマーケティングの専門知識を組み合わせ、ホスピタリティ業界向けの包括的テクノロジーインフラを提供しています。
D-EDGEの包括的ソリューションは、CRS(セントラルリザベーションシステム)、顧客関係管理(CRM)、データインテリジェンス、コネクティビティハブ、デジタルメディア、そしてウェブサイト制作にわたり、ホテルディストリビューションのあらゆる段階をカバーしています。
25を超えるローカルオフィス、500名で構成される専門家チームを擁するD-EDGEは、現地に対応したサポート、サービスおよびツールを提供しています。550社を超える世界中のパートナー企業と連携し、グローバルなホテル流通エコシステムを構築しています。
D-EDGEは、世界110カ国に5,700以上の宿泊施設と10,000以上の飲食関連施設を有する、世界有数のホスピタリティグループであるアコーの子会社です。

当社公式ホームページ:https://www.d-edge.com/ja/









