AIエージェント時代の購買・予約体験を支えるエージェンティックコマース基盤を開発するStellagent株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:鈴木 章広、以下「当社」)は、主要生成AIが箱根旅行の宿泊先としてどのホテル・旅館を推薦するかを調査する「AIおすすめホテル調査(箱根編)」を実施しましたので、お知らせします。

本調査では、ChatGPT、Claude、Gemini、Perplexity、Microsoft Copilotの5つのAIサービスに対し、夫婦・カップル旅行、子連れ家族旅行、インバウンド旅行、学生・若者の友人旅行、親連れ・大人家族旅行の5つの旅行シナリオで、各5回ずつ、箱根のおすすめホテル・旅館を尋ねました。
その結果、計125回答・625推薦枠のうち、宿泊施設名として抽出できた推薦は621件、登場した宿泊施設は114施設でした。箱根町資料では、令和6年時点の町内の旅館・ホテルは454施設とされており、今回AI回答に登場した114施設は参考比較で約25.1%に相当します。さらに、上位5施設は合計193件に登場し、有効推薦621件の31.1%を占めました。
最も多く登場した施設は富士屋ホテルの51件、次いで箱根小涌園 天悠の49件、箱根・芦ノ湖 はなをりの34件、天成園の30件、箱根 ゆとわの29件でした。AIが旅行者のホテル選びの入口になりつつある中、宿泊施設にとっては、検索結果やOTA上の順位だけでなく、AI回答内でどの旅行シナリオに推薦されるか、どのような理由で説明されるかが新たな集客上の論点になると考えられます。
調査結果サマリー
- 5AI×5シナリオ×5回で、計125回答・625推薦枠を取得
- 宿泊施設名として抽出できた推薦は621件、登場した宿泊施設は114施設
- 箱根町資料における令和6年時点の町内旅館・ホテル454施設に対し、AI回答に登場した114施設は参考比較で約25.1%
- 上位5施設は合計193件に登場し、有効推薦621件の31.1%を占めた
- 最多推薦は富士屋ホテル51件、箱根小涌園 天悠49件、箱根・芦ノ湖 はなをり34件、天成園30件、箱根 ゆとわ29件
- 1位推薦回数は、強羅花壇19回、箱根ホテル小涌園16回、富士屋ホテルと箱根 ゆとわが各13回で上位
- 子連れ家族旅行では箱根ホテル小涌園、インバウンド旅行では強羅花壇、親連れ・大人家族旅行では富士屋ホテルが特に強く出た
- Perplexityでは、宿泊施設名ではなく予約サイト・宿群・特集ページ等を推薦枠として返す回答が4件見られた
調査背景:ホテル選びは「検索」から「AIへの相談」へ
旅行者は、ホテル予約サイトでエリア、日程、人数、価格、設備条件を入力して比較するだけでなく、「夫婦で箱根に行くならどこに泊まるべきか」「小学生連れで箱根に行くならどの宿がよいか」「初めて日本を訪れるカップルに向く箱根の旅館はどこか」とAIに相談するようになりつつあります。
このときAIの回答に表示される施設は、旅行者にとって最初の候補リストになります。ホテル・旅館事業者にとっては、公式サイトが検索結果で見つかるだけでなく、AIが施設の特徴を正しく理解し、適切な旅行者へ推薦できるかが重要になります。
当社は、AIエージェント時代のホテル集客における新たな論点を明らかにするため、箱根エリアを題材に、主要AIがどのホテル・旅館を推薦するかを調査しました。

※本調査は、調査日時点のAI回答に基づく探索的調査です。AI回答は日時、モデル、検索設定、会話履歴、地域、アカウント設定等により変動する可能性があります。本調査は各ホテル・旅館の優劣を評価するものではありません。
調査結果1:AI回答は114施設に集中し、上位5施設が31.1%を占めた
5AIに5つの旅行シナリオで箱根のおすすめホテル・旅館を各5回尋ねたところ、計625推薦枠のうち、宿泊施設名として抽出できた推薦は621件でした。登場した宿泊施設は114施設で、上位5施設は合計193件に登場し、有効推薦621件の31.1%を占めました。
箱根町資料では、令和6年時点の町内の旅館・ホテルは454施設とされています。今回AI回答に登場した114施設は参考比較で約25.1%に相当します。ただし、AI回答には箱根町外または所在地確認が必要な施設が含まれる可能性があるため、この比率は施設所在地の精査前の参考値です。
※町内の旅館・ホテル数は、箱根町「第2回箱根町観光まちづくり財源検討会議(令和7年8月6日開催)資料1 観光の現状と財政の見通しについて」に基づきます。

富士屋ホテルは、親連れ・大人家族旅行と子連れ家族旅行で多く推薦されました。箱根小涌園 天悠は、子連れ家族旅行と親連れ・大人家族旅行で安定して登場しました。また、箱根ホテル小涌園は総推薦回数では7位でしたが、1位推薦回数は16回と全体で2番目に多く、子連れ家族旅行で特に強く登場するなど、シナリオ別に強い施設が異なることも確認されました。
調査結果2:シナリオによって推薦される施設は大きく変わる
同じ「箱根のおすすめホテル・旅館」でも、旅行シナリオによってAIが選ぶ施設は異なりました。

AI回答では、同一エリア内でも「誰と行くか」によって、格式、アクセス、客室の使いやすさ、館内施設、食事形式、温泉体験などの評価軸が変わる傾向が見られました。宿泊施設にとっては、自社がどの旅行シナリオで推薦されやすいかを把握することが、AI時代の情報設計において重要になります。
調査結果3:AIサービスごとに推薦の偏りは異なる
同一プロンプトを用いても、AIサービスごとに推薦される施設の数や上位施設は異なりました。

Perplexityは登場施設数が51施設と最も多く、推薦先が相対的に分散しました。一方、CopilotやChatGPTでは、より限られた施設に推薦が集まる傾向が見られました。また、Perplexityでは4枠について、具体的な宿泊施設ではなく予約サイト、宿群、特集ページ等に近い回答が含まれました。
Stellagentの見解:AIに選ばれるための「施設情報の構造化」と「シナリオ別の見え方」が重要に
AIエージェントが旅行者のホテル選びを支援する時代には、宿泊施設側に以下の対応が求められます。
- 施設情報、客室情報、温泉、食事、アクセス、子連れ対応、グループ旅行や親連れ旅行への適性をAIが理解しやすい形で整理すること
- 自社がどの旅行シナリオで推薦されやすいか、または推薦されにくいかを定期的に確認すること
- AIが参照しやすい公式情報を整備し、施設名、所在地、客室、温泉、食事、予約導線の表記揺れを減らすこと
- AI経由の旅行相談から、公式予約導線、会員プログラム、プラン比較へ接続すること
- AIが誤った説明をしないよう、公開情報の鮮度と構造を整えること
ホテル予約におけるAI対応は、FAQチャットの導入だけではありません。AIに選ばれる情報設計と、AIから公式予約へつながる導線設計が、次の集客課題になります。
詳細レポートと相談窓口
本調査の全文、プロンプト、集計方法、モデル別・シナリオ別の推薦傾向は、当社サイト上の公開調査レポートページで公開しています。
詳細レポートはこちら:https://stellagent.ai/ja/research/hakone-hotel-ai-recommendation-survey-202607
Stellagentでは、ホテル・旅館、観光事業者向けに、AIエージェント時代の公式予約導線設計に関する相談を受け付けています。
1. AI推薦状況・AI対策の相談
今回の調査結果を見て、自社施設がAI上でどの旅行者シナリオに推薦されているか、競合施設と比べてどのように説明されているか、公式サイト・予約導線が正しく参照されているかを確認したい箱根エリアのホテル・旅館向けに、AI推薦状況の診断と改善相談を行います。
2. 地域別AI推薦調査の相談
箱根以外の地域でも、主要AIがどのホテル・旅館・観光施設を推薦しているか、旅行シナリオ別にどの施設が候補に上がりやすいかを調査できます。自治体、DMO、観光協会、ホテル団体、事業者グループ向けに、地域名や旅行シナリオを設定したAI推薦調査を設計・実施します。
Stellagentについて
Stellagent株式会社は、AIエージェント時代の購買・予約体験を支えるエージェンティックコマース基盤を開発する企業です。AIエージェントがユーザーの代わりに商品やサービスを探し、比較し、予約・購入・決済まで行う世界に向けて、事業者が自社の商品情報、在庫、会員基盤、予約システム、決済機能をAIエージェントから利用できるようにするための技術基盤を提供しています。
小売・EC領域をはじめ、鉄道・航空・ホテルなどの予約領域において、企業がAIエージェント経由の新たな顧客接点を構築できるよう、エージェンティックコマース基盤の開発、AIエージェント開発支援、AIエージェント対応状況の調査・診断を行っています。
会社名:Stellagent株式会社
代表者:鈴木 章広
所在地:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1 オーシャンゲートみなとみらい8F WeWork
設立日:2022年2月22日
HP:https://stellagent.ai/ja
※本ニュースリリースに記載された商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。









