【KAISO BANK】海藻カートリッジ無償提供の成果を公開

掲載日: 2026年07月08日 /提供:KAISO BANK

「輸送品質の検証」「技術的フィードバックの収集」「市場需要の調査」多角的な検証を実施

KAISO BANKは、藻場の保全活動に取り組む自治体や漁業者を対象に開発中の海藻カートリッジを無償提供し、主な提供先と育成状況を公開しました。西日本地区を中心に提供可能枚数を上回る要望が寄せられ、各拠点から全国15地区に計1,159枚を提供しました。今後も海藻カートリッジの全国展開を継続しながら技術的フィードバックを収集・分析し、社会実装に向けて安定的な種苗供給ネットワークの構築を目指します。



海藻カートリッジの無償配布キャンペーンによる市場調査・技術検証の実施



2025年12月から全国で藻場再生に取り組む自治体や漁協等を対象に、海藻カートリッジの無償提供キャンペーンを展開しました。単なるプロモーションにとどまらず、「輸送品質の検証」「技術的フィードバックの収集」「市場需要の調査」という3つの観点から多角的な検証を目的として実施しました。

海藻カートリッジ提供先と海藻種
各拠点から全国15地区に計1,159枚を提供しました。



岩手県陸前高田市脇ノ沢漁港(沼田地区)

一部は波浪等により脱落したものの、多くは順調に生育していることを確認しました。今後も継続的に観察し、追加移植を検討していきます。

中間育成施設から回収時


移植2ケ月後

設置場所:脇ノ沢漁港(沼田地区)突堤・防砂堤
供給元:只出漁港
海藻種:アラメ、マコンブ
数量:各10枚

新潟県新潟市南浜船溜まり

水深による生育差も見られ、今後の規模拡大に向けて有用な環境データを取得できました。

移植1ケ月後(方塊ブロック天端面)


移植2ケ月後(方塊ブロック天端面)約1mほどに生長

設置場所:防波堤港内側壁面、方塊ブロック天端面
供給元:小波渡漁港
海藻種:ワカメ
数量:60枚

熊本県天草市天草町軍ケ浦地区

移植後も順調に生育していることを確認しました。今後、南方系ホンダワラ類であるキレバモクの適応性を継続観察します。

移植時


移植1ケ月後

設置場所:木材礁への取り付け
供給元:豊漁港
海藻種:キレバモク
数量:25枚

西日本地区を中心に提供可能枚数を上回る要望が寄せられ、種苗を待ち望む地区が顕在化しました。特に西日本地区では高水温耐性のある南方系ホンダワラへのニーズが高く、地域ごとの需要傾向も把握できました。
今後も受入れ先と丁寧に協議を重ねながら海藻カートリッジの全国展開を継続し、技術的フィードバックの収集・分析を通じて安定的な種苗供給ネットワークの構築を進めます。あわせて、社会実装に向けた新たなビジネスモデルの検討にも取り組み、海藻カートリッジを核とした持続可能な藻場再生の仕組みづくりを推進していきます。

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KAISO BANKについて

ブルーカーボンを推進するために、漁港を利活用して大量かつ安定的に海藻を育成し、海藻移植用カートリッジと海藻育成用基盤ブロックを用いて周辺海域へ効率的に移植することにより、広域な藻場の保全と回復を実現する海藻供給システム(海藻バンク)を構築します。
気候変動などのリスクに対して柔軟に適応した相互補完可能な全国の種苗供給ネットワークを活用して、種苗の生産からJブルークレジット(R)の申請までワンストップサービスの開発・構築・普及を目指し、カーボンニュートラルの実現とネイチャーポジティブを推進します。
KAISO BANKは、NEDO (国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)のグリーンイノベーション基金事業である食料・農林水産業の CO2 等削減・吸収技術の開発「漁港を利活用した海藻バンクによるブルーカーボン生態系拡大プロジェクト」を実施しています。

システムフロー



実施体制



特徴
KAISO BANKコンソーシアムとして包括的に対応可能であるため、種苗生産からJブルークレジット(R)申請までワンストップサービスを開発・構築し、普及を目指します。



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・Webサイト:https://kaisobank.jp/  
・Instagram:https://www.instagram.com/kaisobank2022/

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