プレスリリース
砂糖及び異性化糖の需給見通しについて
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令和3年9月24日
農林水産省
1.趣旨
農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、砂糖等に関して適切な価格調整を図るため、四半期毎に砂糖及び異性化糖の需給見通しを作成しています。この需給見通しは、今後の消費量と供給量の見通しを示すことによって、関係者(生産者、製造業者、実需者)等に役立ててもらうものです。
2.今後の消費量の見通し(令和3砂糖年度及び同年度10~12月期)のポイント
(1)分蜜糖の消費量見通し
令和3砂糖年度の分蜜糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、1,740千トン(対前年+1.2%、+21千トン)と見込んでいます。
10~12月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ463.8千トンと見込んでいます。
(2)含蜜糖の消費量見通し
令和3砂糖年度の含蜜糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、35千トン(対前年同)と見込んでいます。
10~12月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ7.3千トンと見込んでいます。
(3)加糖調製品の消費量見通し
令和3砂糖年度の加糖調製品の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、456千トン(対前年同)と見込んでいます。
10~12月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ111.8千トンと見込んでいます。
(4)異性化糖の消費量見通し
令和3砂糖年度の異性化糖の消費量の見通しは、近年の消費動向等を総合的に勘案し、811千トン(対前年+7.0%、+53千トン)と見込んでいます。
10~12月期の見通しは、近年の四半期別消費動向を踏まえ177.0千トンと見込んでいます。
3.消費量の見通し
年間 | 令和3砂糖年度10~12月期 | |
(1)分蜜糖 | 1,740千トン | 463.8千トン |
(2)含蜜糖 | 35千トン | 7.3千トン |
(3)加糖調製品 | 456千トン | 111.8千トン |
(4)異性化糖 | 811千トン | 177.0千トン |
4.供給量の見通し
年間 | 令和3砂糖年度10~12月期 | |
(1)国内産糖 | 777千トン | 363.5千トン |
(2)輸入糖 | 991千トン | 249.7千トン |
(3)加糖調製品 | 456千トン | 111.8千トン |
(4)異性化糖 | 811千トン | 177.0千トン |
<用語、数字の解説>
注1)砂糖年度とは、該当年の10月1日から翌年の9月30日までの期間。
注2)分蜜糖とは、さとうきび、てん菜を原料とする糖汁を結晶化し、糖蜜を分離させた物で、上白糖、グラニュー糖などがある。
注3)含蜜糖とは、さとうきびを原料とする糖汁を濃縮し、糖蜜を分離せずに固化させた黒糖などである。
注4)分蜜糖、国内産糖及び輸入糖は精糖ベース、含蜜糖は製品ベースである。
注5)異性化糖とは、ぶどう糖と果糖の混合液糖であり、主に清涼飲料に使用される。
5.その他
(参考)
砂糖及び異性化糖の需給見通し
https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/satou.html
お問合せ先
農産局地域作物課
担当者:金子、高橋
代表:03-3502-8111(内線4844)
ダイヤルイン:03-6744-2116