食料安全保障
菅総理大臣の「国連食料システムサミット」への出席(概要)
令和3年9月24日
- 本サミットは、食料の生産や流通、消費などの一連の過程からなる「食料システム」の変革を通じた、新型コロナウイルス感染症拡大の影響からの回復及び2030年までのSDGs達成を目的として、グテーレス国連事務総長の呼びかけにより本年初めて開催されたものです。本サミットには150か国以上から首脳・閣僚級の政府関係者が出席したほか、国際機関、民間企業、市民社会など幅広い分野から代表者が参加し、「食料システム」が抱える様々な課題の解決に向けた方途について議論が行われています。
- 菅総理大臣は、ビデオメッセージにおいて、新型コロナの感染拡大などにより食料不安が深刻化する中、本サミットの開催は時宜を得たものであると歓迎するとともに、我が国は、(1)イノベーションやデジタル化の推進及び科学技術の活用による生産性の向上と持続可能性の両立、(2)恣意的な科学的根拠に基づかない輸出入規制の抑制を含む自由で公正な貿易の維持・強化、(3)各国・地域の気候風土や食文化を踏まえたアプローチの3点を重視しながら、世界のより良い「食料システム」の構築に向けて取り組んでいく旨述べました。さらに、菅総理大臣は、我が国は12月に「東京栄養サミット2021」を主催し、世界の貧困と飢餓の撲滅、人々の栄養改善に向けて、国際的な取組をリードしていく決意を表明しました。
[参考1]
国連食料システムサミットホームページ
[参考2]
総理大臣スピーチ(和文(PDF)/英文(PDF))