「未来を拓く農業者に、次世代の農業モデルを」をミッションに掲げる株式会社NEWGREEN(本社:東京都小金井市、代表取締役CEO:山中 大介、代表取締役COO:中條 大希、以下「当社」)が開発・製造する水田自動抑草ロボット「アイガモロボ」が、農林水産省が策定する「みどり食料システム戦略技術カタログ(Ver.6.0)」に掲載されました。
本カタログにおいて、民間農機メーカーが開発した技術の掲載は今回が初めてであり、最新版においても当社が唯一の民間農機メーカーとしての掲載となります。
今回の掲載は、スタートアップ発の農業ロボティクス技術が、国が推進する持続可能な農業政策の実装を支える技術として位置づけられたことを意味します。

農林水産省 みどりの食料システム戦略 技術カタログ p63 より引用
■ 本掲載の背景と意義
農林水産省が推進する「みどりの食料システム戦略」は、2050年までに有機農業の取組面積を25%(100万ha)に拡大することや、化学農薬の使用低減、温室効果ガスの排出削減を掲げています。「アイガモロボ」は、水田内を自動走行し、水を攪拌することで雑草の光合成を抑制する“抑草”技術です。除草剤に依存しない雑草管理を可能にするだけでなく、水田内への酸素供給によるメタンガス発生抑制効果も確認されており、環境負荷低減と農業現場の省力化を同時に実現する技術として、導入が広がっています。
これまで同カタログに掲載される技術の多くは、公的機関(農研機構や各県普及センター等)が開発した品種や肥培管理が中心でした。今回、当社の「アイガモロボ」が民間農機メーカーとして初めて掲載されたことは、スタートアップによる現場起点の技術開発と社会実装の取り組みが、国の進める環境負荷低減策において不可欠なピースとして認められたことを示しています。
■ パートナーシップによる社会実装の加速
当社は、主要株主である井関農機株式会社をはじめとする多くのパートナー企業・農業者・研究機関と連携しながら、「アイガモロボ」の開発と社会実装を進めてきました。今回の快挙は、大手農機メーカーが持つネットワークと、当社のロボティクス技術を掛け合わせ、現場主義で開発を続けてきた結果です。今後もパートナー企業と共に、環境負荷低減と生産性向上を両立する持続可能な農業モデルの普及を進め、食と農が産業として次世代へと続く社会の実現を目指してまいります。■ 「アイガモロボ」が実現する3つの環境・社会的価値
- 化学農薬の使用量低減への寄与: 物理的な攪拌により雑草の繁殖を抑え、除草剤使用量の大幅な低減を可能にします。- メタンガス削減(気候変動対策): 水田の攪拌による酸素供給が、温室効果ガスであるメタンガスの発生抑制に繋がることが確認されており、カーボンクレジット創出など新たな可能性も期待されています。
- 労働負担の劇的軽減: 有機・減農薬栽培において最大のボトルネックである「除草作業」を自動化し、農業者の規模拡大を支援します。
■ 取締役副社長 / アイガモロボ開発者 中村哲也 のコメント
農水省が発行する本カタログにおいて、大手メーカーもなし得なかった民間農機メーカーとして初の技術認定、かつ最新版で唯一の掲載となったことは、NEWGREENの農業技術開発力を表すものと認識しています。本技術の確立は、スタートアップ独自の機動力と、出資者である井関農機様をはじめとするパートナー各社の知見が融合した結果です。今後もアイガモロボ等の持続可能な農業技術開発により、除草の省力化のみならず、減農薬栽培やメタンガス削減といった『環境価値』を最大化し、農業が経済的にも成功し若者にとって魅力ある成長産業に押し上げることへ貢献してまいります。■ 参考資料
【掲載箇所】農林水産省「みどり戦略技術カタログ(Ver.6.0)」
水田作(個別技術) P.63「水田自動抑草ロボット」
農林水産省公式HP: https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/catalog.html
【アイガモロボの実績】
農林水産省「みどり投資促進税制」対象機械に認定、及び日本作物学会論文賞を受賞
https://newgreen.inc/news/igam2_midori
農研機構との実証にて、除草工数約60%削減、収量約1割増を確認
https://www.affrc.maff.go.jp/docs/10topics/2024/2024_02.html
「アイガモロボ」、 ベトナム国家プロジェクトへ
https://newgreen.inc/news/Vietnam202603
第11回ロボット大賞「農林水産大臣賞」
https://newgreen.inc/news/ROBOT_AWARD2









