
「ナオミ、自ら仕立てた伝統衣装をまとい、アイヌ文化の継承に取り組む女性」Photo by Yuuma Kosode
大阪城公園の向かいに佇み、心に刻まれるトランスフォーマティブ・ラグジュアリーを体現する都市型サンクチュアリ、パティーナ大阪は、2026年5月12日(火)より写真展覧会「シラウォイ ウン ク? この地に生きる」を1階のギャラリースペースで開催します。本展では、2025年に実施されたナショナル ジオグラフィック フォトキャンプの参加者による写真と文章作品が展示されます。これらの作品は、グローバルな非営利団体であるナショナルジオグラフィック協会が支援する長期的なストーリーテリングプログラム「Out of Eden Walk」の精神に基づいたものです。
ナショナル ジオグラフィック エクスプローラー・イン・レジデンスのカーステン・エルストナーが率いるフォトキャンプは、世界中の若者に写真の持つ力を伝えるプログラムです。また「Out of Eden Walk」は、エクスプローラーのポール・サロペックが主導し、人類の古代移動ルートを徒歩でたどる壮大なプロジェクトであり、本展はそこから生まれた「スロー・ジャーナリズム」と深い人間的なつながりという哲学を反映しています。両プログラムは、サロペックの日本縦断の過程で連携し、北海道・白老にて1週間のフォトキャンプを実施しました。これは日本で初めて開催されたフォトキャンプであり、15歳から23歳までの参加者たちは、観察し、耳を傾け、意図と共感をもって物語を紡ぐことを学びました。

「自作の伝統的なアイヌ衣装を纏った刺繍の達人」Photo by Shoko Segawa
北海道・白老は、豊かなアイヌ文化が息づく土地です。アイヌは日本の北部に暮らす先住民族であり、自然との深い精神的なつながりや独自の文化、口承による物語の伝統で知られています。
パティーナ大阪も支援したフォトキャンプでは、学生ライター10名と学生フォトグラファー10名がペアとなり、5日間にわたり白老の人々の日常を記録しました。地域の自然環境や根付いたアイヌ文化と深く向き合いながら、文化の継承や「おすそ分け」という共有の精神をテーマに探求を行いました。
参加者たちは、ナショナル ジオグラフィック エクスプローラーであるマチュー・ペリーや林典子、ポール・サロペック、カーステン・エルストナーといった世界的なストーリーテラーの指導を受けました。さらに、地元の写真家・ライターである大竹英洋、クリストファー・クランツ、上乃久子もメンターとして参加しました。
2022年のKYOTOGRAPHIE国際写真祭にも作品が紹介された林典子氏は、5月12日(火)のオープニングイベントに登壇予定で、上乃氏やクランツ氏、そして指導した学生たちとともに参加します。当日は、本展の制作プロセスをもとに、一枚の写真がどのように共有される体験へと昇華されていくのかをテーマにしたトークセッションも予定されています。また本イベントは、5月17日(日)まで開催されている「KYOTOGRAPHIE」の会期に合わせて実施されます。
「写真はしばしば孤独な体験になりがちですが、KYOTOGRAPHIEやフォトキャンプのような取り組みは、それが人と人との深い結びつきを生み出す力を持つことを示しています」と林氏は語ります。「特にフォトキャンプでは、北海道での滞在中、単に写真やライティングの技術を教えるだけでなく、コミュニティを築くことができました。次世代のストーリーテラーたちが協働しながら地域の大切な物語を伝えていく、その可能性に希望を感じています。本展を通じて、彼らの写真や言葉による表現を皆さんと分かち合えることを、そしてその先へとつながっていくことを楽しみにしています。」

Photo by Shosuke Tsuchida

Photo by Takuto Sasajima
多くの参加者にとって、本プログラムはプロ仕様のカメラを扱ったり、深く掘り下げたインタビューを行ったりする初めての経験となりました。本展では、彼らの創作の歩みと、出会った地域の本質を捉えた、印象的な写真と言葉の数々を紹介します。
パティーナ大阪の総支配人エレン・フランケは、次のように述べています。
「パティーナ大阪では、世界や互いへの理解を深める経験、すなわち『トランスフォーマティブ・ラグジュアリー』の力と可能性を信じています。フォトキャンプのような取り組みを支援することは、次世代の才能を育み、地域の文化やコミュニティを称え、意義のあるつながりを生み出すという私たちのコミットメントを体現するものです。本展が若い世代の声の届く場となることを願っています。」
「シラウォイ ウン ク? この地に生きる」は、5月12日(火)から31日(日)までパティーナ大阪にて開催されます。ホテルのロビーに位置する本展は入場無料、どなたでもご覧いただけます。
【写真展覧会「シラウォイ ウン ク? この地に生きる」開催概要】
会期:2026年5月12日(火)~31日(日)
会場:パティーナ大阪 ギャラリースペース(1階)
主催:パティーナ大阪 × ナショナル ジオグラフィック フォトキャンプ
【ナショナル ジオグラフィック フォトキャンプについて】
ナショナル ジオグラフィック フォトキャンプは、世界中の若者たちに写真への有意義な入り口を提供しています。プログラムには1週間の没入型体験が含まれており、学生たちは世界トップクラスのナショナル ジオグラフィック・エクスプローラーやフォトグラファーから指導や助言を受け、スキルと自信を築き、周囲の世界を探索し、互いに深いつながりを育みます。同プログラムは、次世代のストーリーテラーを刺激し、彼らが自身の経験や視点を共有できるよう支援することを目指しています。
https://www.nationalgeographic.org/society/our-programs/photo-camp/
【Out of Eden Walkについて】
ピューリッツァー賞受賞ジャーナリストでありナショナル ジオグラフィック・エクスプローラーのポール・サロペックは、アフリカから世界各地への人類の祖先の古代の移動ルートを徒歩でたどっています。その2万4,000マイルにも及ぶ長年の壮大な旅は、2013年1月に私たちの進化の「エデン」であるエチオピアから始まり、南米の最南端で幕を閉じる予定です。ナショナル ジオグラフィック協会の支援を受け、サロペックは気候変動や技術革新から、大規模な移住、文化の存続に至るまで、現代の主要なテーマに取り組んでいます。自身の足取りという一定のペースで地球を横断しながら、彼は、遊牧民、村人、商人、農民、漁師など、ニュースで取り上げられることの少ない人々の生活の手触りを明らかにしていきます。この旅が終わる時、本プロジェクトは物語、顔、音、光景のグローバルなモザイク - 新しいミレニアムの始まりにおける人類共通の比類なきアーカイブ - を繋ぎ合わせることになるでしょう。https://outofedenwalk.nationalgeographic.org/
【パティーナ大阪について】
神聖な難波宮跡と歴史ある大阪城の間に位置するパティーナ大阪は、意識的な暮らしと創造的な表現というレンズを通して再構築された「変革をもたらすラグジュアリー」を体験すべく、マインドフルな探求者たちを誘います。20階建ての当ホテルは、持続可能な美しさの生きた証として、大阪の「水の都」にそびえ立ちます。自然に経年変化した銅、熟慮の上で調達された木材、そして流れる水が時の物語を語り、地球と芸術性の双方を称えています。丁寧に作り込まれた221の客室は、季節の移ろいを感じる日本の芸術である「季節感」を反映しており、自然のリズムと調和して流れる空間となっています。地元の職人や大地の恵みの物語を伝える微気候的な旬の料理を提供する「P72」や、音響のパイオニアであるデヴォン・ターンブル(OJAS)が精巧な機器を用いて音楽を瞑想へと昇華させる「ザ・リスニング・ルーム」をご堪能ください。パティーナ大阪は、マインドフルなラグジュアリー、芸術的表現、そして持続可能な洗練性が交わる場所であり、単なる滞在ではなく、自身の成長を求める人々のためにデザインされています。https://patinahotels.com/osaka/ja









