佐賀県勢2連覇!宗徳丸が「牡蠣-1グランプリ」でグランプリ受賞!

掲載日: 2026年04月01日 /提供:宗徳丸

2026年2月27日~28日、東京・豊洲市場にて「全国牡蠣-1グランプリ2026」が開催され、生食の部(シングルシード方式部門)において、宗徳丸(佐賀県太良町、境田耕治さん)がグランプリを受賞しました。
本大会は、全国の生産者が集い、牡蠣の品質を競う国内最大級の品評イベントで、(社)全国牡蠣協議会の主催により、今年で3回目の開催となります。生産方法や調理方法により11部門に分かれており、中でも「生食シングル部門」は最多の34組がエントリーする大会屈指の注目部門。その激戦を制し、宗徳丸の「秋月」が見事日本一の栄冠をつかみました。
佐賀県勢としては昨年の吉見丸(佐賀県唐津市、吉田善史さん)に続き、同部門で2年連続の受賞という快挙を達成しました。

受賞後、熱い九州勢の生産者仲間と(前列中央:境田さん)


シングルシード養殖1年目での受賞境田さんは15年にわたり、カルチ式生産の竹崎牡蠣「ゆり姫(R)」を展開してきました。昨年の牡蠣-1にも出場しましたが、結果は予選敗退。それでも、大会を通じて得た「ご縁」をきっかけに、本格的に牡蠣のシングルシード養殖への挑戦を始めました。
養殖資材のバスケット(SEAPA)を新たに導入し、カルチ式の筏の下に設置するなど、限られた漁場環境で工夫を重ねながら生産に取り組んできました。
「ご縁でつながった仲間たちが惜しみなく助けてくれました。バスケットの目合いや設置方法について助言をいただいたり、バスケットや浮き球など資材を用意していただいたりと、皆様のおかげでここまで来られました」(境田さん)










シングルシードの真牡蠣「春花」「秋月」有明海に面した境田さんの漁場は、牡蠣の餌となる植物プランクトンが豊富なうえ、海水と淡水が混じり合う「汽水域」のため、この環境で育った牡蠣は塩味がほどよく抑えられ、うま味が引き立つのが特徴です。
「美しい自然に育まれた牡蠣」という想いを込めて、通常の真牡蠣(二倍体)を「春花(しゅんか)」、夏でも食べられるように品種改良された真牡蠣(三倍体)を「秋月(しゅうげつ)」と名付けました。
境田さんは、「牡蠣と戯れるのは楽しいです。三倍体の牡蠣養殖では1年中牡蠣と遊ぶことができて良いですね」と笑顔で話します。




「味で勝負!」トラブルを乗り越え受賞
牡蠣-1では全国の生産者が選りすぐりの牡蠣を持ち込んで競います。境田さんも帰省していた長男と共に選別作業をするなど、牡蠣-1に向けて準備に力を入れてきました。しかし大会直前、春一番の影響もあってか、大会用に“一軍”として育ててきた牡蠣の身が痩せてしまう事態が発生しました。出品を「春花」に切り替えるか、見た目で劣る“二軍”の「秋月」にするか、大会前日まで頭を悩ませました。
「見た目ではなく、味で勝負しよう!」
長男にそう声をかけて「秋月」で大会に挑んだ結果、グランプリ受賞となりました。
「栄養豊富な太良の海で育った牡蠣は、以前から他の地域の牡蠣生産者の間でも好評でした。シングルシードの牡蠣も、その味を評価してもらえたことが嬉しいです」(境田さん)


受賞者の集合写真。ライバルでもあり仲間でもある新富津漁協の浅倉さん(中央左寄り)と境田さん(中央右寄り)。



前山夫妻と境田さん(中央)。
支えてくれた皆様へ、受賞で恩返し会場の緊張感と期待が高まる中、宗徳丸の受賞が発表されると、会場は歓声と拍手に包まれました。境田さんは受賞の瞬間について、「喜びよりもスピーチのことで頭がいっぱいだった」と笑いながら振り返ります。
「これまで支えてくれた家族、生産者の仲間たち、購入してくださるお客様、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです」
中でも、オイスター酒場さくらの(東京都世田谷区)の店主 前山隆弘さんとは10年以上の付き合いがあり、不作で厳しい年にも支えてもらえたことから、「今回の受賞により恩返しができたことが嬉しい」と話します。



受賞後、境田さんの周りには常に人が集まっていました。「年下の生産者から“兄貴”と呼ばれるので、兄貴らしく弱音は吐かず、ハートは常にかっこよくありたいです」
生産者ならではの力強さと、ポジティブで温かい人間性。その魅力に惹きつけられた多くの仲間たちと共に、受賞の喜びを分かち合いました。

今後の展望
牡蠣のシングルシード養殖を始めて1年目での受賞となった境田さん。今後は生産量を増やすことを課題としつつ、その先の未来を見据えています。
「大学生の長男も、卒業後は漁師になりたいと話してくれています。今回の受賞をきっかけに、バスケット養殖に挑戦する人や、若い世代の後継者が増えてくれれば嬉しいです」
境田さんの挑戦は自身の成長にとどまらず、地域の未来へと広がり続けています。







■本件に関するお問い合わせ先
宗徳丸(代表: 境田 耕治)
TEL:0954-68-3508
インスタグラム: https://www.instagram.com/koji_sakaida/

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