イタリア野菜種子事業会社ISI Sementi S.p.A.の買収について

掲載日: 2021年11月15日 /提供:三井物産

ISI Sementi本社設備

イタリア野菜種子事業会社ISI Sementi S.p.A.の買収について

2021年11月15日

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三井物産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:堀 健一、以下「三井物産」)は、イタリア野菜種子事業会社ISI Sementi S.p.A.(以下ISI社)の株式を100%取得することで合意し、2021年11月9日に株式売買契約書に調印しました。

ISI社は1981年に創業しイタリアを中心に発展した、業界内でも確固たる信頼を構築している老舗の野菜種子会社です。三井物産はイタリア・スペインを中心とした地中海沿岸を野菜種子事業における注力市場の1つと定めており、ISI社と現場での協業を通じてこれまで親密な関係を構築してきました。そして、ISI社の優れた研究開発力とイタリアにおける強固な販売力に加え、事業を支える優秀な人材を高く評価し今回の出資を決定したものです。出資後はISI社の研究開発機能の更なる強化と優秀人材の積極的な採用を通じ、これまで40年間かけて積み上げて来た事業基盤の更なる成長拡大に取り組んでいきます。また三井物産と日系種苗メーカー4社で組成した合弁会社であるJapan Vegetable Seedsの特徴のある日本品種をはじめ、当社グループ会社が育種した品種をISI社を通じ地中海沿岸で拡販することにも注力していきます。さらに三井物産のグローバルネットワークを生かし、ISI社の海外事業の強化も進めていく考えです。

三井物産は農業の課題が複雑化する状況において、農薬、肥料、種子などのグローバルな農業資材事業を基盤事業の一つと位置付け、その強化を戦略に掲げています。また、世界の人口増加にともなう食料の需要増大、気候変動に対応した食料の安定供給の実現、人々の健康増進と生活水準の向上に結びつく野菜の需要増加といったニーズにも注目しています。野菜の種子事業をこれらの課題解決策になり得る今後の戦略領域と位置付け、今回の出資参画を通じてグローバルな食生活の向上に貢献していきます。

ISI社の概要

正式名称 ISI Sementi S.p.A.
設立年 1981年
本社所在地 Fidenza、イタリア
事業概要 野菜種子の研究開発・生産・販売
Website

https://www.isisementi.com/en/

ISI Sementi本社設備

トマト種子の圃場試験の様子

三井物産のマテリアリティ(重要課題)

三井物産は、「世界中の未来をつくる」を企業使命に、さまざまなステークホルダーの期待と信頼に応え、大切な地球と人びとの豊かで夢あふれる明日を実現すべく、サステナビリティ経営の重要課題としてマテリアリティを特定しています。 本件は、5つのマテリアリティの中でも、特に「安定供給の基盤をつくる」、「環境と調和する社会をつくる」の実現に資する取り組みです。

  • 安定供給の基盤をつくる

  • 豊かな暮らしをつくる

  • 環境と調和する社会をつくる

  • 新たな価値を生む人をつくる

  • インテグリティのある組織をつくる

本発表資料には、将来に関する記述が含まれています。こうした記述は、現時点で当社が入手している情報を踏まえた仮定、予期及び見解に基づくものであり、既知及び未知のリスクや不確実性及びその他の要素を内包するものです。かかるリスク、不確実性及びその他の要素によって、当社の実際の業績、財政状況またはキャッシュ・フローが、こうした将来に関する記述とは大きく異なる可能性があります。こうしたリスク、不確実性その他の要素には、当社の最新の有価証券報告書、四半期報告書等の記載も含まれ、当社は、将来に関する記述のアップデートや修正を公表する義務を一切負うものではありません。また、本発表資料は、上記事実の発表を目的として作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為を目的として作成されたものではありません。

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お問い合わせ先

三井物産 広報部
TEL:080-5912-0321
FAX:03-3285-9819
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