実際に歩き、泊まり、議論する。公民連携のまちづくりや文化資本経営について考える宿泊型セミナーです。

このたび、「長門湯本温泉エリアの文化資本経営」をテーマにした宿泊型セミナーを大谷山荘にて開催します。『文化資本論』、『ホスピタリティ原論』、『古事記と国つ神論』などの著作で知られる哲学者・山本哲士氏をお迎えし、温泉街エリアマネージャーの木村隼斗氏、JT D-LABディレクターの廣瀬理子氏、地域の元湯・恩湯を経営する長門湯守(株)共同代表であり当館・大谷山荘代表の大谷和弘とともに、長門湯本温泉での取組みを事例に「文化資本経営」の視点で、実際に為された活動の意味を深め、議論します。セミナー期間中には、温泉街でのフィールドワークや、プロジェクト関係者も参加する懇親会、朝の恩湯一番湯体験など、講演だけでは得られない現場での体験、参加者同士との対話、ワークショップを通して、より深い学びが生まれるようなプログラムをご用意しました。
山本哲士氏からのご挨拶
「これからの時代、企業の未来は『文化資本』を抜きには語れません。
企業が立脚している、その場所の自然や歴史、環境、文化技術、そして、そこに集う人々など、経済的側面だけではない、多様な資本の働きによって企業は存立しています。その企業らしい文化資本を発見し、経営に活かしていくことです。それが、生活者の喜びに即した暮らしをつくり、生活文化の形成に寄与することへと繋がります。市場は経済的範疇ではありません。自分たちの暮らしそのものにあり、この暮らしの場所こそが新たな価値を生む震源地となり、そこから確かな経済が動き出します。この情緒ある場所での会議を通じ、皆様の中にある文化資本を知的かつ感覚的に深め、これからの経営へ活かされるのを願っております。」
■セミナー詳細
- 日 時:2026年5月15日(金)~16日(土) 1泊2日
- 場 所:長門湯本温泉大谷山荘
〒759-4103 山口県長門市深川湯本2208
- 概 要:「長門湯本温泉の文化資本経営」をテーマにした宿泊型セミナー
- 参加費:ご希望の宿泊スタイルをお選びくださいませ。
1.大谷山荘/相部屋:80,000円
2.大谷山荘/個 室:100,000円
3.大谷山荘/相部屋:130,000円(露天風呂付客室)
4.大谷山荘/個 室:150,000円(露天風呂付客室)
※参加費に含まれるもの:セミナー参加費(2日間)・宿泊費(1泊朝食)・懇親会費
※1名あたり料金です。客室タイプはご一任くださいませ。
※山口宇部空港・新山口駅からの送迎便もご用意しております。
- 定 員:50名(完全予約制)
- ゲスト:山本 哲士(哲学者・政治社会学者・教育学博士)
- ファシリテーター:廣瀬 理子(JT D-LAB ディレクター)
- 話し手:木村 隼斗(長門湯本温泉まち株式会社エリアマネージャー)
大谷 和弘(長門湯守共同代表・大谷山荘代表)
- 本件についてのお問い合せ先:大谷山荘予約センター(9:00~17:00) TEL 0837-25-3300
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長門湯本温泉文化資本経営セミナープログラム

温泉街
【5月15日】
12:00~12:50 受付
13:00~13:15 主催者挨拶・オリエンテーション
13:15~14:15 講演1. 木村隼斗「長門湯本温泉街のエリア資本経営」
14:15~15:20 温泉街フィールドワーク 「関係者より解説を交えながら温泉街をまち歩き」
15:30~16:30 講演2. 山本哲士「文化資本経営について」
16:30~17:30 対話セッション 山本 × 木村・ファシリテーター:廣瀬
「長門湯本温泉エリアの文化資本経営について」
17:30~18:00 質問コーナー・1日目の総括
19:00~21:00 懇親会
【5月16日】
07:40~08:40 朝の恩湯体験 ※任意参加
10:00~11:15 講演3. 大谷和弘「長門湯本の元湯『恩湯』の場所資本経営」
11:15~11:45 対話セッション 山本 × 大谷・ファシリテーター:廣瀬
「恩湯の文化資本経営について」
12:00~13:30 ワークショップ 廣瀬理子「文化資本経営を考える」 ※軽食が提供されます。
13:30~13:55 講評:山本哲士「文化資本経営の企業活用へ」
13:55~14:00 クロージング
長門湯本温泉のまちづくりについて

遊歩道
長門市が2016年に「長門湯本温泉観光まちづくり計画」を策定し、官民連携による温泉街のリノベーションを開始してから本年で10年となりました。2020年にリニューアルした、まちのシンボル・長門湯本温泉の立ち寄り湯「恩湯」のオープンを皮切りに、温泉街が持つ固有の資源である「川」「窯」「湯」を柱にしたまちづくりが進められています。清流音信川を近くに感じられる遊歩道や、川床の整備、テイクアウトできるご当地の食など、そぞろ歩きを楽しむ仕掛け、界長門やSOIL Nagatoyumotoと新しい宿の開業が行われ、進化を続けてきた長門湯本温泉。まちづくりへの評価は、その背景にある公共空間の活用や入湯税を原資にした地域への再投資の枠組みなどの制度資本にも及び、雑誌やメディアへの掲載の他、2022年には第19回土地活用モデル大賞「最優秀賞」、2023年には日本都市計画学会「計画設計賞」、同年11月湯道文化振興会「湯道文化賞」など、数々の賞を受賞しています。

恩湯

会場の大谷山荘
ゲスト・話し手・ファシリテーター紹介

■ 山本哲士哲学者、政治社会学者、教育学博士
1948年生まれ。1975年よりメキシコCIDOC(国際文化資料センター)に留学し、イバン・イリイチに師事する。信州大学教授、東京芸術大学客員教授を経て、一般財団法人「日本国際高等学術会議」理事長、文化科学高等研究院ジェネラル・ディレクター、『季刊 IICHIKO』編集・研究ディレクター。ホスピタリティ環境学、政治社会学、資本経済学、精神分析理論、言語理論などをもって現代社会を考察し、企業との協働ワークを推進する。日本の文化資本、述語制言語様式の言説生産をなしながら、場所環境の資本経済設計に取り組む。著書、編集・監修、編集した雑誌の数は200点を超える。

■ 木村隼斗長門湯本温泉まち株式会社 エリアマネージャー
1983年福岡県生まれ。2007年経済産業省入省。2015年から地方創生人材支援制度により長門市役所で経済観光部長を務める。2020年、経済産業省を退職し、長門湯本温泉街の地域活性のためエリアマネジメントを行う組織「長門湯本温泉まち株式会社」のエリアマネージャーに就任。

■ 廣瀬理子JT D-LABディレクター
15年にJT新卒入社。新規事業の立上げ、未来流通の企画推進、人事領域での制度設計・組織開発を経験し、事業と組織の両輪で価値創造に取り組む。その後、投資・M&A領域へ。2024年より新しいラグジュアリー(ALTERNATIVE LUXURY)をテーマに掲げ、文化・自然資本を核とした共創型の投資活動を推進。

■ 大谷和弘大谷山荘代表取締役社長、長門湯守株式会社 共同代表
1979年山口県生まれ。2005年に大谷山荘入社。2020年代表取締役社長に就任。2018年に恩湯の再建を担う長門湯守株式会社を設立し共同代表に就任。2023年長門湯本温泉旅館組合理事長に就任。2024年に長門家守合同会社代表に就任。
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