■株式取得の理由
当社グループを取り巻く外食市場は、個人消費の回復やインバウンド需要の拡大が進む一方、原材料価格の高止まりや人件費・エネルギーコストの上昇、為替変動など不確実性が併存しています。こうした環境下、当社は「マルチブランドの推進」と「収益構造の高度化」を中長期戦略の柱に据え、ラーメン領域を取り込むことで業態ポートフォリオを拡充し、持続的な企業価値向上を図ってまいります。
このたび、関東を中心に直営でラーメンチェーンを展開する松富士の全株式取得し子会社化するための株式譲渡契約を締結しました。松富士は、全9 ブランド・120 店舗(2025 年11 月末時点)を関東ドミナントで展開し、所沢のセントラルキッチンを核とした品質・衛生管理、多様な立地フォーマットでの高い再現性を強みとする企業です。なかでも「六厘舎」をはじめとする旗艦ブランドは、東京駅や羽田空港等の主要立地で培われた高い認知度と強固な顧客支持を有し、来店動機を喚起するブランド力が同社の成長を牽引しています。ブランド・客層ごとに最適な商品提供を可能にする商品開発力を有し、通販も伸長。海外を含め未進出エリアへの出店余地が大きいと評価しています。
当社が培って参りました、新規出店のノウハウ・ロジスティック網・データ活用力・高度人材育成の知見と、松富士の商品・ブランド運営力を組み合わせ、ブランドポートフォリオの強化と商品開発・店舗オペレーション技術の相互活用など、総合的なシナジーの創出を期待しています。ラーメン業態への本格進出を通じ、顧客接点を拡げ、事業の持続的成長と収益性の一層の向上を目指してまいります。今後も各ブランドの特性を活かした戦略を推進し、グループ全体の企業価値を高めて参ります。
■株式会社松富士のグループ会社化
関東を中心に「六厘舎」「舎鈴」等のブランドで、つけ麺・ラーメン業態を展開する株式会社松富士を子会社化
?会社概要

?ブランド展開



■松屋フーズ、ラーメン業態への本格進出
本年7月のラーメン新業態「松太郎」の新規出店を皮切りに、市場拡大余地の大きいラーメン業態への本格進出。松富士の子会社化により店舗数は大幅に拡大、牛めし・とんかつに次ぐ第3の柱に。
?松富士の店舗展開

?松屋フーズのフォーマット展開

?麺業態への展開










