
「もにす認定」通知書の認定授与式の様子(大阪労働局ハローワーク布施にて)

ハウスあいファクトリーの勤務の様子
本認定では、ハウスあいファクトリー2009年設立当初から、障がい者と健常者が互いに認め合い・支え合いながらスパイス製品の生産をおこなう事業運営、ならびに障がい者の雇用促進や安定に関する取組が評価されました。
<参考>厚生労働省大阪労働局 障害者雇用優良中小事業主認定(もにす認定)制度について・認定事業主一覧
https://jsite.mhlw.go.jp/osaka-roudoukyoku/newpage_00388.html
(※1)特例子会社とは、障がい者の雇用を促進し、安定して就労できるように特別な配慮をする子会社です。
障がいを持っていても働きやすい設備の設置や障がい内容を考慮した業務環境を整えるなど、様々な配慮を行っています。
■もにす認定(障害者雇用優良中小企業認定)とは障害者の雇用の促進及び雇用の安定に関する取組の実施状況などが優良な中小事業主を厚生労働大臣が認定する制度です。
認定制度により、障害者雇用の取組に対するインセンティブを付与することに加え、既に認定を受けた事業主の取組状況を、地域における障害者雇用のロールモデルとして公表し、他社においても参考とできるようにすることなどを通じ、中小事業主全体で障害者雇用の取組が、進展することが期待されます。

■ハウスあいファクトリーの取り組み
「障がい者も健常者も、“安全・健康で働きやすい職場”」
ハウスあいファクトリーでは、聴覚、知的、精神の障がいの種別を問わず、全員が活躍できるよう、新たに入社した障がいのある社員に対して、育成チームで教育訓練を行い、各ライン作業のOJTを繰り返し実施して習得し、その後製造ラインに配置しています。

聴覚障がいのある社員が生産設備の運転状況などを光や色で感知できるよう、シグナルタワーを導入しています。また、ラインの責任者に連絡する呼び出しボタンを設置することで、迅速な対応を可能にしています。


ハウスあいファクトリー全従業員のうち、障がいのある従業員が約6割を占めています。障がいのあるなしに関わらず、従業員は協働しながら、ハウス食品や朝岡スパイスの製品を機械ラインや手作業によって生産しています。障がい者の方が働きやすいように、特性に合わせた配慮を心がけています。


定期的に各種学習会を実施し、互いに知識を高めあうなど、社会人としてのスキルアップに取り組んでいます。
多様な社員が参加する社内委員会が中心となり、様々なイベントを催し、社員の健康な社会生活を支援しています。ウォーキング・ハイキング、健康セミナー、食事会、健康活動コンテストなど、楽しみながらコミュニケーションを図り、こころと身体の健康づくりに社員みんなで取り組んでいます。
ハウスあいファクトリー株式会社 企業情報
■障がい者も活躍する食品生産工場ハウスあいファクトリーは、2009年12月より事業を開始し、香辛料の製造加工等の事業を行っています。2010年4月には障がい者を多数雇用する会社として、特例子会社の認定を受けました。障がい者と健常者が互いに認め合い・支え合いながらスパイス製品の生産を中心とする事業を営んでいることが大きな特長です。
合理的配慮の提供を通じ、障がい者の活躍を支援するとともに、社名の由来である3つの“あい”、「愛情のこもった製品・サービス」「ふれあい・助け合いの職場」「みんなから愛される会社」を目指しています。
食品工場としてお客様に安心してご利用いただけるよう製品の品質にこだわること、学び合いや改善活動を通じて誰もが安全で働きやすい職場づくりに取り組むこと、職場体験実習の受け入れを通じた障がい者就労支援など社会に必要とされる企業であること、これらに日々取り組んでいます。

●ハウスあいファクトリーの歩み
2009年12月 ハウス食品グループとして、より一層の障がい者雇用への取り組みを目指し、
「ハウスあいファクトリー株式会社」を設立
現在の東大阪市渋川町に開設するとともに、ハウス食品東大阪工場で行っていた
袋スパイス製品の製造を事業移管しスタートを切る
2010年04月 ハウス食品グループの特例子会社として認定を受ける
2012年09月 高齢・障害・求職者雇用支援機構による全国表彰式が開催され、
大阪府代表としてハウス食品グループが、「障害者雇用優良事業所」の表彰を受ける
2014年06月 大阪府障がい者サポートカンパニー優良企業登録
2014年11月 ISO14001認証
2017年02月 ”健康経営優良法人(中小規模法人部門)2017”認定
※以降、現在まで9年連続認定中
2018年03月 厚生労働省委託事業として全国重度障害者雇用事業所協会より
「障害者活躍企業認証」を受ける
2020年11月 ISO22000認証
●従業員数:80名 (2025年4月1日現在)
障がい者48名(聴覚障がい者 22名、知的障がい者 19名、精神障がい者 5名、身体障がい者 2名)
健常者 32名
■ハウス食品グループにおける障がい者雇用の取り組み
ハウス食品グループでは、障がいのある社員が特例子会社含め様々な職場で働き、その能力を発揮して事業に貢献しています。2024年4月より民間企業における障がい者の法定雇用率は2.5%、2026年には2.7%まで引き上げられる予定ですが、ハウス食品グループの雇用率は2025年6月1日時点で、2.81%(※2)となっております。
2019年からは本社・研究所で、2021年からは各工場で障がい者の採用を進めており、現在グループ全体で100名を超える障がいのある社員が働いています。また、大阪本社で知的障がいのある社員が事務サポート業務に従事するなど、職域の拡大も進めています。
全てのグループ会社が本業の中で障がい者の仕事の創出を担い、障がいのある社員と共に働く職場の実現に向け、ハウス食品グループ全体で取り組んでまいります。
(※2)グループ適用により12社合算(ハウス食品グループ本社(株)、ハウス食品(株)、サンハウス食品(株)、ハウス物流サービス(株)、(株)デリカシェフ、ハウスウェルネスフーズ(株)、
(株)ヴォークス・トレーディング、ハウスあいファクトリー(株)、ハウスギャバン(株)、マロニー(株)、(株)ハウス食品分析テクノサービス、ハウス食品グループ東北工場(株))にて算定









