
シンガポールに本社を置き、世界40ヵ国以上・230都市で約1,000軒のプロパティを展開するホスピタリティグループ、The Ascott Limited(アスコット)の日本法人である株式会社アスコットジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:クリスチャン・ボーダー)は、日本のホスピタリティオペレーターとして国内で運営する全21プロパティにおいてGSTC(Global Sustainable Tourism Council)認証を正式に取得いたしました。

写真(左):GSTC認証機関 Vireo社CEO Luigi Mazzaglia(ルイージ・マッツァーリア)、写真(右):株式会社アスコットジャパン 代表取締役社長 クリスチャン・ボーダー
昨年の5プロパティでの先行取得したことを踏まえ、今年は国内で運営するすべての施設で認証を達成したことで、国内におけるサステナブルな宿泊の新たな基準を示しました。
今回の全プロパティでの認証取得は、アスコットがグローバルで推進するサステナビリティにおける取り組み 「Ascott CARES(アスコットケアーズ)」 に基づく日々の取り組みの成果です。
「Ascott CARES」とは、アスコットグループ全体で責任ある運営を実現するための指針であり、Community(地域社会)、Alliance(アライアンス)、Respect(リスペクト)、Environment(環境)、Supply Chain(サプライチェーン)の5つの領域で構成されています。
アスコットジャパンではこれらの理念のもと、廃棄物削減やエネルギー効率向上をはじめ、地域との共創、アクセシビリティの推進など、年間を通じて多様なサステナビリティ活動を展開しています。今回の全プロパティ認証は、これらの継続的な取り組みが国際基準でも高く評価された結果となり、アスコットジャパンにとって、サステナブルな宿泊を提供するブランドとしての信頼性を高める成果となりました。



国内全21プロパティでのGSTC認証取得を示す証明書
GSTC認証の付与について、GSTC CEO Randy Durbandは「アスコットホテルグループが日本国内の全施設でGSTC認証を取得したことを心よりお祝い申し上げます。これは注目すべきことであり、アスコットが事業全体を通じて持続可能性管理の信頼性ある主張に取り組んでいることの証です」とコメントし、祝福いたしました。
GSTCからも本取り組みの意義が高く評価されるなか、アスコットジャパン代表取締役社長、
クリスチャン・ボーダーは今回の認証取得について、「アスコットジャパンが国内ホテルオペレーターとして初めて全21プロパティでGSTC認証を取得できたことを大変誇りに思います。この成果は、アスコットケアーズ(Ascott CARES) の理念のもと、日々のオペレーションに責任ある取り組みを積み重ねてきた全プロパティ・全スタッフの献身によるものです。今回の認証はゴールではなく、より持続可能な未来を見据え、ホスピタリティオペレーターとして観光の未来を創出していくための新たなスタートです」と述べています。
また、アスコットジャパンでは毎年11月を「アスコットサステナブル月間」とし、アスコットの従業員やご宿泊いただいているゲストや地域の皆さまと共に、持続可能な取り組みを実施しています。
今年は、アスコットの各プロパティで様々なアップサイクル素材を活用し、「サステナブルクリスマスツリー」づくりを実施いたしました。

さらに、Citadines(シタディーン)ブランドでは、ネパールで植樹活動を行う BIKAS COFFEE と協業し、宿泊1泊につき1,000円を植樹プロジェクトに充当する「Coffee for the Future Stay」を開始いたしました。宿泊がネパールの森林再生や雇用創出につながり、約3年後には収穫されたコーヒー豆がシタディーンに届き、ホテル内での提供に活用される循環型の体験価値を提供しています。
(未来の一杯を育てるステイ「Coffee for the Future Stay」詳細:https://www.discoverasr.com/ja/offers/japan-coffee-for-the-future-stay)
今後、アスコットジャパンは、GSTC全施設認証取得を新たな出発点として持続可能なホテル運営をさらに強化し日本のホスピタリティ業界をリードする一方、アスコットは持続可能な旅行と観光の実現に向けた取り組みに注力し、ゲスト・地域社会・地球の未来に貢献していきます。
アスコットのサステナビリティへの取り組み「Ascott Cares(アスコットケアーズ)」について:https://www.discoverasr.com/ja/ascott-cares
グローバル・サステナブル・ツーリズム協議会(GSTC(R))について
GSTC スタンダードと呼ばれる持続可能な旅行と観光のためのグローバルな基準を設定し、管理しています。スタンダードは現在4種類あり、自治体やDMO向けの「地域向けスタンダード」と、ホテルやツアーオペレーター向けの「観光産業界向けスタンダード」、「MICEスタンダード」、そして「アトラクションスタンダード」に分かれています。GSTCスタンダードは、観光における持続可能性に関する共通言語を開発するための世界的な取り組みから生まれたものです。各スタンダードは、A)持続可能な経営、(B)社会経済のサステナビリティ、(C)文化的サステナビリティ、(D)環境のサステナビリティ、の4つの柱で構成されています。観光地にはそれぞれ文化、環境、習慣、法律があるため、基準は現地のそれぞれの状況に適応できるように作られており、特定の場所や活動についても対応ができるように設計されています。GSTCスタンダードは、旅行と観光における持続可能性のための国際標準です。教育や意識向上、企業や政府機関、その他の組織における政策立案、測定や評価、認証の根拠として利用されます。
また、GSTCスタンダードは、観光における持続可能性について共通の言語を開発するための世界的な取り組みの成果であり、以下の4つの柱に基づいて構成されています:
- 持続可能なマネジメント
- 社会経済のサステナビリティ
- 文化的サステナビリティ
- 環境のサステナビリティ(資源の消費、汚染の削減、生物多様性と景観の保全を含む)
GSTCスタンダードは、世界各地での数十年にわたる先行研究と経験に基づいて構築されたものであり、持続可能な観光に関する数多くのガイドラインと標準を考慮しています。
The Ascott Limited(アスコット)について
アスコットは、「心に響く体験を通じて、世界であらゆるステイや暮らしをより豊かにする」というビジョンのもと、世界中で選ばれるホスピタリティオペレーターを目指しています。現在、世界40ヵ国以上・230都市にわたり、1,000軒を超えるプロパティを展開しており、そのネットワークはアジアパシフィック、中央アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ、米国へと広がっています。
Ascott(アスコット)、Citadines(シタディーン)、lyf(ライフ)、Oakwood(オークウッド)、Somerset(サマセット)、The Crest Collection(クレストコレクション)、The Unlimited Collection(アンリミテッドコレクション)、Fox(フォックス)、Harris(ハリス)、POP!(ポップ)、Preference(プリファレンス)、Quest(クエスト)、Vertu(ヴァーチュ)、Yello(イエロー)など、多彩で受賞歴のあるブランドポートフォリオを展開しています。
また、ホテル、サービスレジデンス、リゾート、ソーシャルリビング、ブランドレジデンスなど、幅広い宿泊形態を運営・フランチャイズしており、世界中の旅行者の多様なニーズとライフスタイルに応える宿泊体験を提供しています。
アスコットのロイヤリティプログラム「アスコットスターリワーズ(ASR)」を通じ、メンバー限定の特典やキュレーションされた体験を通じて、旅のあらゆる瞬間を彩ります
日本では、現在、Ascott(アスコット)、Somerset(サマセット)、Citadines(シタディーン)、Oakwood(オークウッド)、lyf(ライフ)の5ブランドで、東京・横浜・大阪・京都・福岡の主要都市にて、21プロパティを展開しています。サービスレジデンスからホテル、ソーシャルリビングまで、多様な宿泊スタイルを提供しており、2026年春には「オークウッド大井町トラックス東京」の開業を予定しています。
なお、アスコットは、キャピタランド・インベストメント・リミテッド(CapitaLand Investment Limited)の完全子会社として、宿泊運営と投資運用の両分野で培った専門性を活かし、フィー収益を創出しています。また、スポンサーであるCapitaLand Ascott Trust(キャピタランド・アスコット・トラスト)および各種プライベートファンドの成長を通じて、運用資産の拡大も推進しています。
アスコットおよびサステナビリティへの取り組みに関する詳細はwww.discoverasr.com/the-ascott-limitedをご覧ください。
アスコット公式サイト(日本語):www.discoverasr.com/ja
アスコット公式インスタグラム:@discoverasrjapan、@lyf.japan








