農林水産省「官民連携新技術研究開発事業」に、農研機構、IHIインフラ建設、IHIインフラシステムとイクシスが共同で採択

掲載日: 2022年04月19日 /提供:イクシス

株式会社イクシス(本社:神奈川県川崎市、代表取締役Co-CEO:山崎文敬、狩野高志、以下イクシス)は、農林水産省の「令和3年度官民連携新技術研究開発事業の公募」に応募し、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(以下、農研機構)、株式会社IHIインフラ建設(以下、IHIインフラ建設)、株式会社IHIインフラシステム(以下、IHIインフラシステム)と共同で採択されました。


【官民連携新技術研究開発事業について】
本事業は、農業農村整備事業を一層効率的に推進することを目的とし、官民の密接な連携の上で、農業農村整備の効率的実施に資する新技術を研究開発するものです。
民間企業であるIHIインフラ建設、IHIインフラシステム、イクシスを事業実施主体となり各社が有する技術や知見を組合せて新技術を開発し、国立研究法人である農研機構が農業の課題解析と開発技術の検証を行う試験研究機関としての役割を担います。

【本研究開発テーマの概要】
国内農業用の水門・樋門設備の多くは老朽化が進行しているほか、施設管理者の担い手不足と高齢化も進行しています。また、近年は豪雨災害が多発しており,遠方操作ができない農業用水門等では、水門側での開閉操作時の転落等による災害リスクが増大しています。このため,農業用水門等の状態を効率的に監視し,施設管理者の操作や維持管理作業をサポートする技術が求められています。
上記を背景に、農業用水門等の効率的な維持管理を目的として、4社は下記1.~3.の開発を行います。

1. 水門開閉装置の振動モニタリング技術
2. 水門の簡易自動遠隔開閉装置
3. AR水門点検サポートシステム

イクシスは、このうち2.の開発を担当し、これまでの社会インフラのデジタル・トランスフォーメーション実績を通して蓄積した通信技術や遠隔監視・遠隔制御技術等を活用します。
イクシスは今後も、農業も含めた産業インフラ向けデジタル・トランスフォーメーションに取組みます。国内各地で供用中の水門管理をデジタルツインで実現するデファクト・スタンダードとなる技術を開発し、農村インフラの抱える老朽化・施設管理者減といった社会的課題の解決に貢献してまいります。

■国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構の概要
農研機構(のうけんきこう)は、日本国の農業と食品産業の発展のため、基礎から応用まで幅広い分野で研究開発を行う機関です。1893年に設立された農商務省農事試験場を起源とし、農林水産省の試験研究機関の時代を経て、2001年に独立行政法人として発足しました。以後、数回の統合を経て2016年に現在の「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構」となりました。




■株式会社IHIインフラ建設の概要
IHIインフラ建設は、水門設備の点検・整備、補修,改造,更新や機能向上,鋼製・コンクリート製橋梁の補修・更新や建設など,社会資本の保全・拡充に貢献しております。





■株式会社IHIインフラシステムの概要
IHIインフラシステムは、国内外の橋梁・水門の建設・改修、鋼構造物の製造のほか、今後ますます重要性が高まると予想される橋梁・水門の点検や診断、大規模改築・更新など、社会資本の老朽化対策・維持管理に対しても、取り組みを強化しております。




■株式会社イクシスの概要
イクシスは「ロボット×テクノロジーで社会を守る」をミッションとし、ロボットを利用したデータ取得・AI解析・3次元データ連携など、インフラ関連業界におけるDXを支援、そして社会課題の解決への貢献を目指しています。

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