
株式会社アオキスーパー(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長 青木俊道、以下、「アオキスーパー」)は、究極の脱炭素社会の実現を見据え、フュージョン(核融合)エネルギーの実用化を主導する『Helix Program』のもと、日本独自の『ヘリカル型核融合炉』を開発する株式会社Helical Fusion(本社:東京都中央区、代表取締役CEO 田口昂哉、以下、「Helical Fusion」)とフュージョンエネルギーによる電力売買契約を締結いたしました。
本契約は、フュージョンエネルギーによる電力売買契約としては国内初(※)となる重要な一歩であり、日本のエネルギー・脱炭素分野における先駆的な事例となります。
アオキスーパーは、核融合エネルギーが日常生活を安定的に支える社会を見据え、Helical Fusionとともに持続可能な社会の実現を目指してまいります。
※2025年12月8日時点、公表されている情報を元にしたHelical Fusion調べに基づく情報
【本契約に至った背景】
アオキスーパーは、食料品を取り扱う企業として、地球温暖化に伴う気候変動による農産物の栽培適地の変化や海水温の上昇による水産資源への影響を深刻な問題として認識しています。一方で、スーパーマーケット業界においては、冷暖房設備や照明に加えて、冷蔵・冷凍設備の運用に多くのエネルギーを必要としており、エネルギー消費量の多さが大きな課題となっています。
このような背景のもと、革新的な核融合技術による根本的なエネルギー問題の解決を目指すHelical Fusionに出資(2025年7月)という形で参画したことに加えて、今般、電力の需要家として、フュージョンエネルギーによる電力売買契約を締結いたしました。
【核融合発電について】
核融合発電は、石油や天然ガス等の化石燃料に依存せず、温室効果ガス(CO2)を排出しない次世代クリーンエネルギーです。本発電方式は、海水に豊富に含まれる重水素等を燃料としていることから、持続可能な社会の実現に貢献するほか、原理的に暴走のリスクがなく、安全性を確保しながら効率的にエネルギーを得ることができます。
【株式会社Helical Fusion】<STATION Ai入居企業>
設 立:2021年10月
事業内容:大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所における研究成果を基に創し世界初のフュージョンエネルギーによる『実用発電』の達成を目指して、日本独自の『ヘリカル型核融合炉』によるフュージョンエネルギーの実用化を目指す『Helix Program』を推進
【Helix Program(ヘリックス計画)】
2020年代中をめどに二大開発要素である『高温超伝導マグネット』と『ブランケット兼ダイバータ』の個別実証を完了し、2030年代中には、最終実証装置『Helix HARUKA』による統合実証、及び発電初号機『Helix KANATA』による世界初の実用発電を達成する計画

【STATION Ai】
2018年に策定されたAichi-Startup戦略に基づいて、STATION Ai株式会社が整備・運営事業を行う日本最大規模のオープンイノベーション拠点でスタートアップの創出・育成やオープンイノベーションを促進するためのさまざまな支援サービスを提供
※アオキスーパーは2024年10月の開業当初より『プレミアムオフィスパートナー』として入居・参画
アオキスーパーは、環境およびエネルギー問題への対応を最重要課題と捉え、今後も新たな視座と視点で事業を推進する企業と共に挑戦し、共に成長するパートナーとして新しい価値とサービスを創出することを目指してしてまいります。









