女性リーダーの“Real Voice”に光を当てるヴーヴ・クリコ「ボールド ウーマン アワード 2025」開催

掲載日: 2025年12月08日 /提供:MHD モエ ヘネシー ディアジオ

授賞式およびRIKACOさんを迎えたパネルディスカッションを実施




MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社(東京都千代田区神田神保町)が取り扱うシャンパーニュメゾン ヴーヴ・クリコは、女性起業家の挑戦と成果を讃える「ヴーヴ・クリコ ボールド ウーマン アワード 2025(Veuve Clicquot Bold Woman Award 2025)」を11月27日(木)に開催いたしました。日本では今年で開催5回目となる2025年のテーマは、挑戦の裏側にある“Real Voice(リアルな声)”。授賞式では、Bold Woman Award(BWA)に株式会社ビジョンケア 代表の高橋 政代さん、Bold Future Award(BFA)に ASTRA FOOD PLAN株式会社 代表の加納 千裕さんが選出され、その歩みと想いが語られました。

授賞式は、ヴーヴ・クリコ新社長のThomas Mulliezによるビデオメッセージで幕を開けました。「多くの素晴らしい女性たちが、社会を力強く前へと導いています。このBoldは単なる賞ではなく、女性起業家の挑戦を支え、社会に持続的なインパクトを与えるムーブメントです。力を持つ女性は変革を推進し、若い世代も『私にもできる』と信じるきっかけとなります。Be Bold, Stay Bold, Lead Bold!」

続いて、Bold Future Award(BFA) の受賞が発表され、加納さんは「この度は栄誉ある賞をいただき、誠にありがとうございます。今回の受賞が次に続く女性起業家のロールモデルになれば嬉しく思いますし、この経験が自分自身をさらに前へ押し出してくれました」とコメント。

Bold Woman Award(BWA)では、高橋さんが登壇。「『自分が治療をつくる』という思い込みがきっかけで、大学病院から理化学研究所へ移る決断をしたことは、私の人生で最も大きな冒険でした。ビジネスのフィールドでこのような賞をいただけたことは大きな勲章です。これからも勇気を持って前に進んでいきたいと思います」と、受賞に込めた思いを語られました。

授賞式後には、受賞者と審査員によるパネルディスカッションを実施し、「Real Voice―女性起業家たちと語らう夜」をテーマに、“挑戦の原動力”や“両立の壁”、“つながりが生む力”について意見を交わしました。ディスカッションでは、ヴーヴ・クリコが世界各地で行う国際調査「ヴーヴ・クリコインターナショナル ボールド バロメーター」のデータを取り上げ、女性起業家を取り巻く現状について考察が深められました。また、スペシャルゲストとして、タレントのRIKACOさんも参加し、自身の経験に基づくメッセージを届けました。

■ ヴーヴ・クリコ ボールド ウーマン アワード 2025 受賞者コメント

ボールド ウーマン アワード(Bold Woman Award)
既存の業界に変化と成長をもたらし、その取り組みを通じて次世代にインスピレーションを与えた女性リーダーに贈られる賞です。

高橋 政代氏 / 株式会社ビジョンケア 代表取締役社長
理化学研究所で世界初のiPS細胞由来網膜細胞の移植臨床を主導。2019年に理化学研究所を離れ、再生医療の社会実装を進める株式会社ビジョンケア代表取締役に就任。神戸アイセンターの設立にも携わる。
約30年前に異分野へ挑戦した経験が、私にとって新たなイノベーションの種となりました。「自分が治療をつくる」という思い込みをきっかけに大学病院から理化学研究所に移ったことは、私の人生で最も大きな冒険でした。多くの反対や困難に直面しながらもその後、世界で初めてiPS細胞の応用に成功することができました。こうした経験があったからこそ、ビジネスの世界に入る際も迷いなく挑戦でき、今はやりがいを感じながら活動しています。このビジネスのフィールドで受賞できたことは、私にとって大きな勲章です。今後も勇気を持って前に進み、治療を届ける挑戦を続けていきたいと思います。






ボールド フューチャー アワード(Bold Future Award)
新規性のある取り組みを通じて、今後さらなる活躍が期待される次世代の女性リーダーに贈られる賞です。

加納 千裕氏 / ASTRA FOOD PLAN株式会社 代表取締役社長
2020年創業。過熱水蒸気技術を活用した食品加工機とアップサイクル粉末「ぐるりこ(R)」で“かくれフードロス”の解決に挑む。前職でロック・フィールド、榮太樓總本鋪にて商品企画等を担当。
この度は、栄誉ある賞をいただき誠にありがとうございます。今回の受賞が、次に続く女性起業家のロールモデルの一つとなれば嬉しく思いますし、この経験は自分自身をさらに前へと押し出してくれたと感じています。私の原動力は“期待されること”です。誰かの期待に応えたい、より良い社会をつくりたいという思いは、今回の受賞によって一層強まりました。現在、私の会社には子育て世代のスタッフも多く、働きやすい環境づくりにも取り組んでいます。女性が持つ多様な視点やマルチタスクの力は、事業を前に進めるうえで大きな強みになると感じています。挑戦を考えている女性の皆さんには、「迷っているのだったら、まずは一歩踏み出してほしい」とお伝えしたいです。勇気を出して、一歩踏み出すことで、自分の思いを形にできる新しい世界が必ず広がっていきます。






■ ゲストコメント

RIKACOさん/タレント
今回のボールド ウーマン アワードに参加して、特に心を動かされたのは、女性の持つ力強さとパワーです。男性よりも強く物事を進める力があることを実感し、多くの女性にそのことに気づいてほしいと思いました。女性リーダーのリアルな声に触れて、自分の抱え込みすぎに気づき、不要なことは流し、人を信じて育てていくことが成功の鍵であると感じました。来年は、もっと大らかに、周囲を信頼しながら挑戦していきたいです。
また、ヴーヴ・クリコの長年にわたる女性支援の取り組みやブランドストーリーを知ることで、ますますブランドへの共感と愛着が深まりました。大胆に生きる女性とは、小さなことでも自分のやりたいことや夢をコツコツと実現していく女性だと思います。私自身も、好きなことに挑戦し続けることを大切にしており、来年はフラワーアレンジメントの勉強に本格的に取り組みたいと考えています。諦めず、自分のやりたいことに挑戦することが大切だと改めて感じました。







■ 審査員コメント

ノルベール ルレ氏 / LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン合同会社 社長
子育てと仕事の両立やキャリアにおける葛藤など、等身大のテーマが自然に語られ、異なる業界で活躍する受賞者同士が深く共鳴し合う姿が印象的でした。本アワードは、女性が自身の力を発揮し活躍するための大切な取り組みであり、日本でもより多くの女性がチャンスを得られる環境づくりが求められていると感じています。
挑戦の過程では思いどおりにいかないこともありますが、どうか諦めずに歩みを進めてほしいと思います。一人ひとりの挑戦が、未来を切りひらく力になると信じています。













木田 隆子氏 / ジャーナリスト エディトリアル ディレクター
審査員として、この場に参加できることを大変嬉しく思います。今回はパネルディスカッションではファシリテーターも務めさせていただき、皆さまと多様な視点を共有できたことを大変光栄に感じています。かつて支配的だった“ナポレオン型”のような、カリスマ的リーダーが同じような能力や価値観、生活条件を持つ集団をひとつの方向へ導くスタイルでは、いまの時代に対応することは難しいと思っています。ものごとが、より複雑で多様になった現代では、リーダーもメンバーも、ライフワークバランスの中で、複数の役割を担いながらマルチタスクをこなし、さまざまな価値観を同時に扱うことになるわけです。その上で、対話とネットワークを活かして事業を進めていかねばならない。こうした新しいリーダーシップでは、これまでの判断力や推進力にプラスして、エンパシー(共感力)、つまり多様な価値観を理解しコネクトしていく力が大切となり、女性が活躍の場を広げる追い風にもなるでしょう。皆さんには、ぜひ新しい舞台で積極的にリーダーへ挑戦し、その力で未来を切り開いてほしいと思います。






大石 佳能子氏 / 株式会社メディヴァ 代表取締役
(2019 BOLD WOMAN AWARD 受賞者)

このような素晴らしい場に参加でき、大変光栄に思います。私は元々マッキンゼーに勤め、最年少パートナーとして世界中を飛び回り、さまざまな方々と仕事をしながらコンサルタントとして経験を積んできました。その中で、出産を機に初めて病院に長く滞在した際、患者さんも医師も「誰も幸せではない世界」に直面し、これを変える必要があると強く感じたことが、起業を考えるきっかけとなりました。将来、子どもに「お母さんは社会に役立つ仕事をしている」と誇れることが大切だと思い、自分の理想の病院を作ろうと決意しました。私にとって目標を達成するプロセスは、小さな穴を少しずつあけて壁を崩していく感覚です。壁にぶつかっても、前が塞がっていれば横に道は必ずあります。諦めずに挑戦を続ければ必ず成功しますし、失敗しても別の方法で挑戦すれば再び成功につながる。皆さんにも、諦めずに挑戦し続けてほしいと思います。







■ イベントの様子










■女性起業家の挑戦の原動力をテーマに開催されたパネルディスカッション

パネルディスカッションでは、女性起業家の挑戦の原動力について議論が行われました。ヴーヴ・クリコ インターナショナル バロメーターの調査によると、男性は経済的な成功を動機に起業することが多い一方、女性は自身の価値観や信念、感動したことを原動力に起業に踏み出す傾向があることが分かっています。この調査と同様に、高橋さんは再生医療分野での挑戦のきっかけについて、留学中に新しい概念に出会い「自分で治療を作らなければならない」と強く感じたことが原動力だったと語りました。目の前の困っている患者を助けたいという切実な思いが、挑戦の後押しになったということです。加納さんは、父の挑戦と失敗の経験を受け継ぎつつ、新たな事業に挑戦した経緯を紹介しました。食品業界での技術を活かし、失うものがない状況で会社をスタートしたことで、挑戦せざるを得ない状況が生まれ、それが原動力となったと語っています。お二人の経験からは、経済的な成功だけでなく、自身の価値観や信念に従い挑戦することが女性起業家の原動力になっていることが浮き彫りになりました。
今回のセッションでは、こうしたリアルな挑戦の実体験を共有することで、参加者に勇気を与え、女性起業家精神の理解を深める場となりました。また、世界各国でも同様の活動が行われており、「Bold Woman Dinner」や「Bold Conversations」といった対話型イベントを通じ、女性リーダーが経験を共有しネットワーキングを促進しています。ヴーヴ・クリコのシャンパーニュと共に、勇気や創造性を体現するインスピレーションあふれるセッションが展開されています。

■ イベント関連動画URL
高橋 政代氏事前録画映像はこちら
加納 千裕氏事前録画映像はこちら
Bold Woman Award 2025 当日の様子はこちら

■ Veuve Clicquot Bold Woman Award 2025
ヴーヴ・クリコの精神を継承し、女性経営者の挑戦を讃え、そのつながりを支援します。審査は、起業・経営・金融・クリエイティブなどの有識者および歴代受賞者で構成する審査委員会が、「大胆さ(Boldness)」「洞察(Insight)」「継続性(Resilience)」「社会的インパクト(Impact)」の評価軸で、公平性・透明性を重視して実施しました。2025年は“賞”にとどまらず、“コミュニティ”へと広げ、起業までの歩みや日本人ならではのリーダーシップ、つながりの意義など“Real Voice(リアルな声)”を通じて直面する課題、可能性、希望など、肩書を超えてひとりの起業家としての本音を共有し、次世代へ力強いメッセージを発信します。

■マダム・クリコの革新的精神
1805年、27歳のマダム・クリコは夫を亡くしたのち、女性が仕事も銀行口座も持てなかった時代に夫の事業を継ぐ決心をしてブランドの後継者となりました。そして長年にわたる努力により、シャンパーニュに革新をもたらします。濁りのない澄んだ美しいシャンパーニュを楽しむため生み出された動瓶台の技術、初のヴィンテージ シャンパーニュの生産、初のブレンド製法によるロゼシャンパーニュの開発など、マダム・クリコは多くの困難に直面しながらも自らの道を切り開き、その多大な貢献によってシャンパーニュ地方のラ・グランダム(偉大なる女性)と呼ばれるようになりました。





■Bold Woman Award(ボールド ウーマン アワード)について
ヴーヴ・クリコは、創業200周年となる1972年に、メゾンを世界的なブランドに発展させた若き女性経営者であったマダム・クリコのように、大胆な精神、独自の創造力、そして起業家精神と多様性をもつ世界の女性リーダーを表彰し、支援する「ヴーヴ・クリコ ビジネスウーマン アワード(現ボールド ウーマン アワード)」を創設。今日さらにその活動を「Bold by ヴーヴ・クリコ」として広げ、ダイバーシティ(多様性の認知)やインクルージョン(多様性の需要)の観点から、より多くの社会的側面において女性が包含される世界を目指す活動の一環として、これまでに世界27ヵ国450名以上の女性リーダーに光をあてています。





ヴーヴ・クリコについて
「ソレール=太陽のように輝くブランド」として、イエローカラーが象徴的なシャンパーニュ メゾン ヴーヴ・クリコ。人々に「夢」「希望」「喜び」に溢れた美しいライフスタイルと体験を、ワイン造りの専門技術とともに世界中に届け続けています。1772年にフランス・ランスで創業。大胆さと革新的な感性をもち、シャンパーニュ地方の「ラ・グランダム(偉大なる女性)」として知られたマダム・クリコがメゾン経営を1805年、若干27歳で引き継ぎました。ビジネス界における女性進出が非常に困難であった時代に、商才を遺憾なく発揮し、メゾンの礎を築き上げました。マダム・クリコの情熱、ビジョン、そして精神は、今もなおメゾンの中に強く生き続けています。ヴーヴ・クリコは、卓越したシャンパーニュと、美しく楽しい体験を通じて、世界中の人々に喜びを届け続けます。 
https://www.veuveclicquot.com/ja-jp/home






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