津南醸造株式会社(新潟県中魚沼郡津南町、代表取締役 鈴木健吾、以下「当社」)は、株式会社FARM8(新潟県長岡市、代表取締役 樺沢敦)が開発する植物性ヨーグルト「JOGURT」プロジェクトに本格参画し、酒粕のアップサイクルを中核とした発酵食品づくりを開始します。
私たちは“搾りたての酒粕をそのまま活かす”品質保全を酒蔵の役割として徹底し、さらに酒蔵ならではの視点でのプロダクト開発を進めることで、発酵の恵みを、もっと続けやすい日常の一口へと広げていきます。

酒粕のアップサイクル事業
私たちが目指すのは、酒づくりの副産物である酒粕を“余剰”ではなく“資源”として捉え直し、発酵の力で生活価値に変換する循環です。コンセプトは「酒蔵ヨーグルト」で、蔵の品質基準で仕込み、地域の知で磨き上げる植物性発酵食品の共創です。
日本酒づくりで生まれる酒粕をもう一度いかし、毎日の食卓へ届ける“酒蔵ヨーグルト”。
私たちは、地域に受け継がれてきた米・水・雪の冷熱・微生物という資源を、大切に循環させる取り組みを進めます。

JOGURTとは
- FARM8が開発した乳酸菌発酵酒粕の植物性ヨーグルト。
- 原料となる酒粕は津南醸造の酒粕を使用。酒粕以外の素材は使わず、乳製品不使用。
- 雪国うまれの乳酸菌(ウオヌマ株)で再発酵し、柔らかな酸味がヨーグルト調の味わいに。
- 無糖ヨーグルトと同様に、スムージーやグラノーラなどレシピも多数楽しめる。
https://haccotogo.com/jogurt

背景となる市場変化
健康意識の高まりとともに、植物性の発酵食品への期待が広がっています。JOGURTは、酒粕という伝統素材を“食べる日常食”に再設計。保存や供給の仕組みを蔵とともに整え、おいしさ・続けやすさ・資源循環の三拍子を目指します。

今後の取り組み
- 品質保全の標準化:搾りたて酒粕の密封・保冷・トレーサビリティを“蔵基準”で標準化。
- 酒蔵視点のプロダクト開発:風味づくり、容量展開、食べ方同梱の小冊子/レシピカード、売場体験の最適化。
- 地域循環モデル:酒粕の安定確保と保管体制を整え、持続的に「つくる→食べる→つづける」流れを構築。
代表コメント
津南醸造 代表取締役 鈴木 健吾(医学博士/農学博士)
「地域で発見された乳酸菌『ウオヌマ株』の特性をいかし、“再現性のあるおいしさ”をどう設計するかを研究視点で取り組みます。発酵条件と官能の関係を見える化し、品質の安定化と安全・安心を両立させる。酒粕という地域資源に、科学的裏づけを与えながら、毎日の食卓にふさわしい標準をつくっていきます。」
株式会社FARM8 代表取締役 樺沢 敦
「私たちが目指すのは、酒粕を「もったいない資源」から「毎日続く食品」に変えることです。米・水・雪・微生物という地域の恵みを、無理なく循環させる。地域で酒造りをしている津南醸造とのJOGURT共創事業により、未来に残る食の選択肢を、現代のライフスタイルと共に育てていきます。」
株式会社FARM8について
● 社名:株式会社FARM8
● 代表者:代表取締役樺沢 敦
● 所在地:新潟県長岡市来迎寺前田3662
● WEBサイト:https://farm8.jp
津南醸造株式会社について
● 社名:津南醸造株式会社
● 代表者:代表取締役 鈴木 健吾
● 所在地:新潟県中魚沼郡津南町大字秋成7141
● WEBサイト:https://tsunan-sake.com/









