【森 × 食】日本草木研究所がオイシックスとの初コラボ。”一社一草木”構想で持続可能でおいしい森を育み、全国の食卓に在来スパイスを届ける。…

掲載日： 2025年12月03日／提供：山伏

国産在来スパイスを活用したオリジナル商品を共同開発。日常の食卓へ「おいしい森」の恵みを届ける取り組みを開始。第1弾「マーガオ香るサワラのオイル漬け」発売（12/4～）

株式会社山伏（本社：東京都目黒区、代表取締役：古谷知華）が展開する、森に眠る可食植物の研究・商品開発ブランド「日本草木研究所」は、食品サブスクリプションサービス「Oisix」を展開するオイシックス・ラ・大地株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：高島宏平）との初の共同商品開発により、「マーガオ香るサワラのオイル漬け」を2025年12月4日（木）より発売いたします。
URL：https://www.oisix.com/sc/maqaw

日本でもまだ珍しい国産の在来種マーガオをふんだんに使った、爽やかな味わいが特徴のコンフィ。

■日本の森に眠る、在来スパイスが、上場企業で初の商品化。

日本草木研究所は、林業従事者たちと「日本の林業の新たな可能性」を模索しています。日本の森林にはヒノキやスギなどの人工林として存在する産業用の木材樹種だけでなく、他の自生種においても“未発見の食用価値”が存在すると考え、在来スパイスの探索・加工研究を行っています。

特に南九州に古くより自生するマーガオ（国内名：アオモジ）は、これまで一般的な林業においては「雑木林の不要木」とされてきましたが、弊社ではその果実の香気に早くから着目し、本年2月に開催された食分野の新しいチャレンジを応援するピッチコンテスト「K,D,C,,, FOOD
Challenge」で発表。審査員として参加されていたOisix開発チームによる共感が生まれ、約半年にわたり共同開発を進めてまいりました。

■現地の林業従事者も、食べられるとは知らなかった！希少な国産マーガオ

マーガオ（馬告）は台湾で伝統的に使われてきた、希少価値の高いスパイスです。国内ではアオモジと呼ばれ、南九州に自生していますが、これまでヒノキやスギの間に生え「雑木林」として邪魔者扱いされ、伐採しても価値がない木と考えられてきました。この木から採れる実に今後、国産スパイスとしての利用価値が生まれることで、森の多様性が担保され、林業従事者にとっても新たな希望となります。

■日本草木研究所が推進する、「一社一草木」構想とは？

日本草木研究所では、日本企業が森から産出される森林食資源を利用することによって、普段は林業と接点がない企業も、一丸となって日本の森を応援したり、サプライチェーンの一端を担うことで、林業を共に盛り上げ森を豊かにしていこう！という構想です。

“一社が、一つの草木と共に森へ貢献する”
その植物と企業の関係性から、新たな経済循環と森の再生が始まる。今回のオイシックスとの取り組みは、この構想の重要なケースとして位置づけています。

■オイシックスの、持続可能な「おいしい森」プロジェクト

オイシックスでは、日本の森林資源を食材として家庭の食卓に届ける取り組みを「持続可能な『おいしい森』の共創プロジェクト」として社内推進しています。今回のオイル漬け商品はその第1弾に位置づけられており、今後は国産マーガオを日常的に楽しめる食材として、同社主力のミールキット「Kit Oisix」においてもメニュー展開を検討されています。オイシックス社は、本商品の開発を通じて森の恵みを伝えるパートナーとして共に歩みたいとの意向を示しています。