猛暑・水不足が引き起こした“米パニック”!! お取り寄せ市場で起きた静かな争奪戦とは?

更新日: 2025年12月02日 /提供:永瀬事務所

47 都道府県<食のイメージ>調査 最新ランキング発表


“令和の米騒動”により、お取り寄せ市場でもブランド米の需要が急伸

 バイヤーズ・ガイド(有限会社永瀬事務所 所在地:東京都中央区、代表取締役:永瀬 正彦)は全国 15,588人の一般消費者を対象に、都道府県別に食のイメージを把握する『47 都道府県〈食のイメージ〉調査』を実施しました。 この調査は、食全体から米・めん類・野菜・果実・水産物・肉類・菓子類・酒・料理など17 カテゴリ別に、〈イメージ部門(食のイメージがある)〉、〈実食部門(この1年間に食べたことがある)〉、〈満足度部門(1年間に食べた中で良い印象に残っている)〉を調べるもので、今年で11 回目となります。『47 都道府県〈食のイメージ〉調査』について、主な結果は以下のとおりです。

【自宅用にお取り寄せしている地域食材・食品部門】
“令和の米騒動”により、米・ご飯(1 位:新潟県、2 位:北海道、3 位:秋田県)が上位を独占!
今回のお取り寄せ調査では、猛暑や水不足で米の作況悪化が懸念される「令和の米騒動」を背景に、上位22品目のうち9件を米・ご飯が占め、新潟県・北海道・秋田県が“安定品質”として支持を集めた。家庭の「確かな産地を確保したい」という意識から米の需要が急伸し、“安全資産化”の傾向が鮮明に。北海道の海産物・スイーツ等の定番も健在だが、今年は不作への備えとしての米が主役となった。

【イメージ部門】(食のイメージがある)
ベスト3 は7 年連続で、“食の宝庫 北海道”、“食い倒れ 大阪”、“食の都 福岡”
食のイメージ部門は7年連続で、1 位:北海道、2 位:大阪府、3 位:福岡県の順で、人気の観光地がランクイン。北海道は各カテゴリ別にみても、米、野菜、野菜加工品、果実、果実加工品、水産物、水産加工品、肉類、ハム・ソーセージ、肉類加工品、乳類、菓子、アルコール、飲料など、17 カテゴリ中14 カテゴリで第1 位を占めました。

【実食部門】(この1年間に食べたことがある)
北海道が17 カテゴリ中16 カテゴリで1位を独占
実食部門も食のイメージ部門同様、1 位:北海道、2 位:大阪府、3 位:福岡県の順となりました。北海道は各カテゴリ別にみても、米、めん類、野菜、野菜加工品、果実、果実加工品、水産物、水産加工品、肉類、ハム・ソーセージ、肉類加工品、乳類、菓子、アルコール、飲料、調味料など17 カテゴリ中16 カテゴリを独占。

【満足度部門】(1年間に食べた中で良い印象が残っている)
各地域のブランド食材・特産品・地元グルメで群雄割拠の状態に!
満足度部門を各カテゴリごとにみると、北海道一強の状態は崩れて群雄割拠の状態になります。例えば、米:新潟県、めん類:香川県、果実:山梨県、果実加工品:青森県、水産加工品:宮城県、飲料:静岡県、調味料:愛知県、料理:大阪府というように、各地域のブランド食材・特産品・地元グルメは、消費者の満足度が高いことがうかがえます。

【編集長総括】
“実益(健康・便利)” を前提としながら、
“感情(楽しさ・特別感)” が購入動機を強める

今回の調査で最も頻出したキーワードは、「健康」「ヘルシー」「自然」「体に良い」「国産」など。かつて“健康系”は一部商品の領域でしたが、現在は “当たり前に求められる基礎価値” へ移行しているようです。また、若年層(20-39 歳)では「手軽」「時短」「映える」「気分が上がる」「ワンハンド」など、 “手軽・映える・楽しい” へ急速シフト。一方、高齢層(60-74 歳)は「やさしい味」「昔ながら」「馴染みがある」「安心できる」「あっさり」など“安心感”を中心に食品を評価。最も“贅沢”や“ご褒美”イメージが強かったのは「水産加工品」「菓子類」となりました。
“実益(健康・安心・便利)” を前提としながら、“感情価値(楽しさ・特別感)” が購入動機を強める二層構造に変化しているようです。

『バイヤーズ・ガイド』編集発行人 永瀬正彦

【調査街用】
調査名称
47 都道府県<食のイメージ>調査
調査目的
47 都道府県について、各都道府県の“食”に関するイメージや地域ブランドの認知を明らかにすることを目的として実施しました。
調査方法
インターネットによる調査(マクロミルモニター)
調査対象
全国20 ~69 歳の男女
調査時期
2025 年8 月 12 日~ 8 月 19 日
割付方法
全国の市区町村について人口規模により30 区分に分け、さらに各区分に該当する市区町村居住者において、男女×年代3 区分に分け、合計180 区分に割り付けて回収数を設定し、回収しました。
集計方法
47 都道府県について、各都道府県の“食”に関するイメージや地域ブランドの認知を明らかにすることを目的として実施しました。
サンプル数
15,588 件
表記上の注意
回答の割合(%)は、令和2 年国勢調査市町村別人口 に基づき、人口 規模30 区分×男女×年代3 区分= 180 区分の人口 構成に従ってウェイトバック集計を行い、構成比のずれを補正しています。
データの転載について
データを転載する際には、『47 都道府県〈食のイメージ〉調査』( 有限会社永瀬事務所 バイヤーズ・ガイド事業部調べ)』 と 明記いただきますようお願い申し上げます。本調査に関する、永瀬正彦の取材も受け付けております。

【会社概要】
● 名 称:有限会社永瀬事務所 バイヤーズ・ガイド事業
● 所在地:東京都中央区八丁堀4-10-8 第3SSビル901
● URL:https://office-nagase.co.jp/
● 連絡先:E-mail : info@buyersguide.jp / TEL:03-6256-9494 / FAX:03-6256-9495
● 事業内容:
1. メディア事業:ウェブサイト(https://buyersguide.jp/
2. マッチング事業:商談会、求評会、試食会、展示会
3. 教育事業:研修(商品開発・販路開拓)、セミナー(展示会・商談会 事前教育)
4. 調査事業:47都道府県<食のイメージ>調査など
5. コンサルティング事業:自治体、個別企業
6. マーケティング事業:リアル店舗でのテスト販売、試食イベントなど
7. 海外販路開拓事業:講演、海外バイヤーを招聘した商談会



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