本件は、2025年4月にローンチされた世界最大級の宿泊予約プラットフォームであるAirbnbの日本法人Airbnb Japan株式会社(東京都新宿区、代表取締役 田邉 泰之、以下「Airbnb Japan」)が立ち上げた、ホームシェアリング市場の成長を目指す日本独自のビジネスコミュニティ「Airbnb Partners」と連携したホテルブランド「Sumu powered by Airbnb Partners(以下「Sumu」)を対象とした開発ファンドです。
SumuはAirbnb Partnersに参画するカソクがホテルオペレーターを務め、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役社長兼CEO高橋 誉則、以下「CCC」)が書籍・家電・アート等のコンテンツの提供を担い、ADDReC株式会社(東京都新宿区、代表取締役 福島 大我、以下「ADDReC」)がブランディング、設計・デザイン監修を担います。
日本のインバウンド市場は、2025年に過去最高の訪日外国人旅行者数となる4,020万人を記録することが予測されています。家族やグループ旅行者による「多人数泊」ニーズが高まる一方、東京都内を中心に、従来のシングル・ツイン中心のホテル供給では対応しきれない状況が顕在化しています。
こうした背景を踏まえ、単なる宿泊施設ではなく、「暮らすように旅する」体験を提供する新しいホテルブランドとして誕生したSumuは、CCC、カソク、ADDReCの協業により、Airbnb Japanが提唱する「ホームシェアリング」の思想を具現化した施設です。「観光だけでは、出会えない物語がある。」をブランドコンセプトに、日常の延長線上にある非日常を体験できる空間を創出することで、旅人に対し、まるでその街に住むような地域に根差した滞在を提供します。
カソクは、ホテルオペレーターとしての実装力を軸に、多様化する宿泊ニーズとインバウンドの拡大に応え、Sumuの運営を通じて新たな価値を創出します。社会的インパクトの可視化と改善を継続し、地域とともに機能する持続可能な観光インフラの形成に貢献してまいります。
本ファンドの概要

対象物件概要

パース

外観パース

内観/共有スペースパース

内観/客室パース
スキームイメージ

国土交通省の「社会的インパクト不動産」の実践ガイダンス*1も参照のうえ、宿泊施設が地域社会に創出する価値の可視化と拡大に取り組みます。具体的には、防災機能の強化、地域コミュニティとの連携促進、多様な利用者の受け入れ(社会的包摂)などの観点から、施設設計やコンテンツ企画を行っていく予定です。運営開始後も、設定したKPIの継続的なモニタリングを通じて、社会的インパクトの持続的向上を図ってまいります。
※「社会的インパクト不動産」の実践ガイダンスの詳細は、下記URLをご参照ください。
*1 参照: https://www.mlit.go.jp/tochi_fudousan_kensetsugyo/content/001596076.pdf
これらの取り組みは、SBI新生銀行サステナブルインパクト推進部との連携のもと実施し、地域と共生する持続可能な観光インフラの構築を目指します。








