今年で5回目となる日本唯一(※)、アジア最大級の蒸留酒のコンペティション『東京ウイスキー&スピリッツコンペティション』(以下:TWSC)。その2023年焼酎部門の結果が発表されました。TWSC2023焼酎部門では、日本各地から274アイテムの出品があり、日本国内の専門家82名がブラインドテイスティングで行ったリモート審査の結果、266のアイテムが受賞を果たしました。TWSCの焼酎部門では、過半数の審査員がバーテンダーを中心とした洋酒の専門家で構成されていることが大きな特徴となっています。本コンペティションの主催はTWSC実行委員会、企画・運営は株式会社ウイスキー文化研究所(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:土屋守)が行っています。【Webページ】https://tokyowhiskyspiritscompetition.jp/
20アイテムが初選出! 合計25アイテムが最高金賞に選出される
TWSC2023焼酎部門では、1アイテムあたり最低10名以上の審査員が銘柄名を伏せたブラインドテイスティングで審査を実施し、その審査結果を基に、「最高金賞(25アイテム)」「金賞(127アイテム)」「銀賞(75アイテム)」「銅賞(39アイテム)」を選出しました。最高金賞に選出された25アイテムのうち、20アイテムが初の最高金賞選出となりました。
【TWSC2023焼酎部門 最高金賞受賞アイテム一覧】
【公式ホームページで全受賞アイテムをボトル画像付きで掲載】
TWSC公式ホームページ_結果一覧:
https://tokyowhiskyspiritscompetition.jp/winners_shochu/twsc2023/
【特別賞は後日発表】
TWSC2023焼酎部門では、今回発表となった「最高金賞」「金賞」「銀賞」「銅賞」の他に、各種の特別賞を後日発表いたします。TWSCの目玉である「ベスト・オブ・ザ・ベスト」についても、最高金賞と金賞に選出された上位のアイテムを対象に、現在リモートによる二次審査を行っており、二次審査の結果を加味して選出する予定です。特別賞の発表に関する詳細は、TWSCの公式ホームページや今後のプレスリリース等で公表します。
バーテンダーを中心とした日本全国82名の専門家がリモート審査を実施
公正なブラインドテイスティングによる審査で受賞アイテムを選出
TWSC2023焼酎部門では、日本全国からバーテンダーを中心に、酒販店、インポーター、メーカー、プレス関係者などで構成される専門家82名が審査に参加し、リモート形式での審査を実施しました。82名の審査員のうち、41名は洋酒部門との兼任で審査にあたりました。
【TWSC2023審査員一覧】
https://tokyowhiskyspiritscompetition.jp/judges/
【リモート審査概要】
1.カテゴリーや度数帯別などで審査フライトを組み(1フライトは4~8アイテムで構成)、274の出品アイテムから40ほどのフライトを作成
2.審査員のグループを作成(全審査員82名を、10~11名で構成される8のグループに分類)
3.審査フライトと8つの審査員グループのマッチングを行い、各グループが担当する審査フライトを決定(1グループ5フライトほどを担当)
4.出品アイテムを合計3,000本以上に及ぶ小瓶に詰め替え、フライトごとに小分けにし、専用グラスとともに審査員に送付
5.約1ヵ月の審査期間内に各審査員がリモート審査を実施
6.審査員から提出された審査結果を運営事務局で集計し、TWSC実行委員会にて受賞アイテムを決定
【審査基準について】
リモート審査にあたっては、審査員はTWSC実行委員会で製作した審査オリエンテーション動画を視聴しながら、共通のサンプルをテイスティングしました。審査オリエンテーション動画では評価にあたってのポイントや基準点を解説しており、これを基に審査基準のすり合わせをしています。審査オリエンテーション動画はWEB上で公開しており、どなたでも視聴することができます。
焼酎部門受賞率データ
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)とは
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)は、日本人の繊細な味覚をもって、世界中のウイスキーおよびスピリッツの審査を行う日本で唯一の品評会です。ウイスキー評論家の土屋守が実行委員長を務めるTWSC実行委員会が主催し、品評会を通じて、国内はもとより世界中の高品質なウイスキー・スピリッツを発信していくことや、これからのウイスキー・スピリッツ文化の発展を担う国内の飲み手の育成などが、その目的です。2019年に開催がはじまり、2020年からは、日本が誇る蒸留酒・焼酎の魅力を世界の人々に知ってもらいたいという思いから、焼酎部門を新設しました。5回目の開催となった今回のTWSC2023では、洋酒部門と焼酎部門を合わせて918アイテムの出品があり、アジア最大級の出品数を誇る品評会となっています。
【TWSC2023後援一覧】
一般社団法人日本のSAKEとWINEを愛する女性の会/一般社団法人 日本ホテルバーメンズ協会/在日ペルー大使館/台北駐日経済文化代表処/駐日アイルランド大使館/駐日アルメニア共和国大使館/日本洋酒酒造組合/日本洋酒輸入協会/日本ウォッカ協会/日本コニャック協会/日本テキーラ協会/日本ピスコ協会/日本メスカル協会/日本ラム協会/アメリカ大使館 農産物貿易事務所/ウェールズ政府/オーストラリア大使館 商務部/スコットランド国際開発庁/ドイツ連邦共和国大使館/フランス貿易投資庁-ビジネスフランス/メキシコ大使館 農務部/NPO法人 チーズプロフェッショナル協会/NPO法人 プロフェッショナル・バーテンダーズ機構/SHOCHU NEXT (以上)
ウイスキー文化研究所について
ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家の土屋守が代表を務めるウイスキー文化の普及団体です。2001年3月の発足以来、国内外のウイスキー・酒文化全般を深く学ぶべく研究を重ね、情報の収集および、その発信を行っています。また業界に関わる方々とともに、ウイスキー愛好家や飲み手の育成、ウイスキー文
化の普及を目的とした取り組みを企画・立案、実施してきました。
国内で唯一のウイスキー専門誌『Whisky Galore』(隔月、年6回発行)の編集・発行、ウイスキーフェスティバルなどのイベントの企画・運営のほか、ウイスキーに関する知識、鑑定能力を問う、世界初の資格認定制度「ウイスキーコニサー資格認定試験」や、ウイスキーを楽しむための知識を問う「ウイスキー検定」などを主催しています。また、2019年より世界のウイスキーおよびスピリッツを審査する、日本で唯一の品評会「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」も運営しています。
【会社概要】
社名:株式会社ウイスキー文化研究所
本社所在地:〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-10-5 テック広尾ビル5F
代表取締役:土屋 守
事業内容:ウイスキーガロア編集発行/ウイスキーコニサー資格認定試験教本編集発行/ウイスキー関連書籍執筆、監修/ウイスキーフェスティバル企画・運営/ウイスキーコニサー資格認定試験企画・運営/ウイスキー検定の実施・運営/東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)運営/ウイスキーの製造アドバイス・技術指導
設立: 2001年3月
HP:https://scotchclub.org/
ウイスキー文化研究所代表 土屋守プロフィール
1954年新潟県佐渡生まれ。学習院大学文学部卒。週刊誌記者を経て1987年に渡英。取材で行ったスコットランドで初めてスコッチのシングルモルトと出会い、スコッチにのめり込む。帰国後はウイスキー評論家として活躍し、98年にはハイランド・ディスティラーズ社より「世界のウイスキーライター5人」の一人に選ばれる。2014年9月から2015年3月に放送されたNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」では、ウイスキー考証として監修を務めた。
『シングルモルトスコッチ大全』、『ブレンデッドウィスキー大全』(小学館)、『竹鶴政孝とウイスキー』(東京書籍)、『ウイスキー完全バイブル』(ナツメ社)、『ビジネス教養としてのウイスキー なぜ今、高級ウイスキーが2億円で売れるのか』(KADOKAWA)、『ビジネスに効く教養としてのジャパニーズウイスキー』(祥伝社)など著書多数。近著に『完全版 シングルモルトスコッチ大全』(小学館)、『土屋守のウイスキー千夜一夜(1~5巻)』『ジャパニーズウイスキーイヤーブック(蒸留所年鑑)』(ウイスキー文化研究所)などがある。隔月刊誌『Whisky Galore』の編集長を務める他、TWSC、ジャパニーズウイスキーの日実行委員長も務める。
(※)自社調べ 2023年5月時点 日本で開催される「ウイスキー・スピリッツの品評会として」