
宿泊施設のメンテナンス業務における課題
宿泊施設において、修繕保守などのメンテナンス業務ではシステム化が進んでおらず、記録や進捗管理に紙やExcelなどが用いられていることが多いです。紙やExcelの運用では、状況確認や進捗管理に電話やメールをする必要があり、コミュニケーションに手間がかかる、対応漏れのリスクがある、対応遅れによる機会損失といった課題があります。円滑なコミュニケーションを目的にチャットツールなどを使っている場合もありますが、メンテナンス業務全般を管理するシステムの代わりにならない、全体の状況が確認しづらい、データの蓄積/活用ができない、属人化が解消できない、といった課題は残ったままとなっています。
宿泊施設では、高稼働が続きメンテナンスに関わる業務量が増している中で、人手不足も重なり、これらのメンテナンス業務の課題解決の重要性は高まっています。
「修繕保守ToDo管理システム」 の概要
修繕保守ToDo管理システムは、突発的に発生する修繕事項を管理する「修繕業務管理」、あらかじめ計画して実施する定期清掃や定期点検事項を管理する「保守業務管理」、複数店舗情報を管理できる「本部環境」などの機能を有し、前述の課題を解決し、メンテナンス業務のシステム化を実現します。
■ システム運用による情報共有の効率化、対応の迅速化による機会損失低減
関係者がシステム上で情報を閲覧しやり取りすることで、効率的に情報共有が可能になります。対応もスムーズになることで、売り止めによる機会損失の低減も図ることができます。
■ データ活用による費用の低減、属人化解消
システムには過去の対応内容や金額情報などのデータが蓄積されるため、費用の低減を図ることができます。加えて、過去の対応履歴はノウハウになるため、属人化の解消につながります。
■ 複数店舗データ活用による運営の最適化
複数店舗のデータを横断的に管理し、会社組織として運営の最適化を図ることができます。
今後の展望
本サービスはこれからの宿泊施設運営の新定番として、お客様へ安全・安心を提供し続ける施設および施設で働く現場の方々への貢献を目指してまいります。
また、宿泊観光業をはじめとした施設運営の現場では、本サービスが対象とするメンテナンス業務や清掃業務など、アナログ運用で効率化の余地が大きい業務領域がまだまだ多く残っており、人手不足が続く日本においてその課題解決の重要性が高まっています。私たちは、このような業務領域の課題解決に引き続き取り組んでまいります。
《企業概要》
会社名 : 北菱電興株式会社
所在地 : 石川県金沢市古府3-12
代表者 : 代表取締役社長 小倉一郎
設立日 : 1947年1月20日
三菱電機代理店業務を主に、FA機器の販売、電設・空調設備工事の設計・施工管理、電子機器の開発・設計・製造まで幅広く展開。ユーザーのあらゆる要望に最適なシステムで対応する総合力を構築しています。