【全国510人調査】2025年注目のグランピングトレンド|人気施設と選ばれる理由を徹底分析

掲載日: 2025年05月16日 /提供:合同会社RASA JAPAN




全国510人に聞いた「グランピングの今」|調査概要
この調査は、グランピング市場の現状と将来性を把握するために、全国510名を対象に実施したものです。実施時期は2025年4月で、全15問の設問を通じて「今、どんな人が」「どんな視点で」グランピングを選んでいるのかを可視化することを目的としています。

調査対象者の属性は、男性60.2%、女性39.8%で、年代は30代~40代が54.5%を占め、次いで50代が18.0%となっています。また、既婚者と未婚者は各50.0%、子供がいる方は45.1%と、幅広い層から回答を得ることができました。居住エリアは関東が47.8%と約半数を占め、次いで中部が14.6%、近畿が12.8%となっています。

【グラフ1.:調査対象者の基本属性(性別・年代・婚姻状況)】















グランピング経験者は4割強!関心はどこまで高まっている?
調査結果によると、グランピング経験者は全体の43.1%(1回22.5%、2~3回14.3%、4回以上6.3%)と4割強に達しています。一方で、「ない(行きたいと思っている)」という潜在層も32.7%存在し、両者を合わせると全体の75.8%がグランピングに関心を示しています。ただし、グランピングに実際に前向きな行動を示している層(経験者+行きたい層)の割合は43.1%となっています。

【グラフ2.:グランピング経験の有無と今後の意向】




特筆すべきは、グランピングへの関心の高まりです。この510人調査において「すごく高まっている」(18.2%)と「少し高まっている」(36.5%)を合わせると、54.7%の人が1年前と比較して関心が高まっていると回答しました。このことから、グランピング市場は依然として成長傾向にあると言えるでしょう。

また、1年以内にグランピングを計画している人は「はい(既に予約済み)」が10.6%、「はい(検討中)」が36.7%と、合わせて47.3%となっています。行きたいけれどまだ行ったことがない層に向けた情報発信や体験機会の提供が、市場拡大のカギを握っているようです。

【グラフ3.:グランピングへの関心の変化】




施設を選ぶ決め手は「清潔さ」と「価格」|重視ポイント&予算傾向
510人への調査において、グランピング施設を選ぶ際に最も重視されるポイントは、「施設の清潔さ・快適さ」が23.3%でトップ、次いで「価格」が21.6%、「アクセスの良さ」が14.3%となりました。これらの結果から、利用者は「施設の清潔さ・快適さ」という居住環境の質と「価格」という経済面を特に重視していることがわかります。

単に安いだけでは不十分で、価格に見合った清潔で快適な環境が求められていることが明確です。また、都市部からのアクセスのしやすさも重要な選択基準となっています。

【グラフ4.:グランピング施設選びで重視するポイント】




予算面では、「10,000円~14,999円」が最多で29.2%、次いで「5,000円~9,999円」(17.8%)、「15,000円~19,999円」(13.1%)となっています。5,000円~15,000円の価格帯を想定している利用者が多いことから、この価格帯が市場の中心であり、20,000円以上(8.8%)は一部の高級路線として位置づけられています。

【グラフ5.:グランピング宿泊時の想定予算(1人あたり)】

適正な価格帯を維持しながらも、清潔で快適な環境を提供することが顧客満足度向上の鍵となります。


「サウナ」「BBQ」だけじゃない?体験ニーズの多様化
510人調査においてグランピング施設で体験したいコンテンツとして、「本格BBQ」が46.7%で最も人気が高く、続いて「天体観測」(34.9%)、「アスレチック・アクティビティ」(30.4%)、「ラグジュアリーな宿泊体験」(28.0%)、「焚き火体験」(27.1%)、「サウナ体験」(21.4%)と続きます。

これらの結果から、食事体験(BBQ)とアクティビティが体験の両輪となっていることがわかります。
特に注目すべきは「天体観測」の高い人気で、これは都会では味わえない「星空」という自然資源がグランピングの重要な魅力になっていることを示しています。

【グラフ6.:グランピング施設で特に体験したいもの】




「非日常感」についての質問では、「非日常感は絶対に必要」が35.3%、「ほどほどでよい」が35.1%となっています。実際には、何らかの非日常体験を求める層の合計は75.9%に達し、グランピングが単なる宿泊施設ではなく、「特別な体験」を提供する場として認識されていることを示しています。
自由回答では非日常を感じたいという意見や、日常から離れた特別な時間と空間を求める声が多く見られました。

「行ってみたい!」が多かった施設とは?
510人調査では、行ってみたいグランピング施設について自由回答(Q13)を求めました。自由回答データからは、以下のような施設名が多く挙げられていることがわかります。
- 花山水(HANASANSUI)
- スイートグラス/スウィートグラス北軽井沢
- 那須グランピング

また、「リソルの森」「GAJUCAMP」「キャメルホテルリゾート」なども回答として挙がりました。
また、アクセスの良さと非日常感のバランスが取れた施設が特に支持される傾向にあります。
※本記事は調査対象者の自由記述に基づいたものであり、順位は保証・評価とは関係ありません。


どこで情報を探している?SNSと検索の使い分け
510人調査においてグランピング施設の情報収集経路について、「Google検索」が27.3%でトップ、次いで「SNS(Instagram、Xなど)」が17.8%、「旅行予約サイト(楽天、じゃらん等)」が15.5%と続きます。「施設公式サイト」と「友人・知人の口コミ」がともに6.5%となっています。

【グラフ7.:グランピング施設探しの際に最も参考にする情報源】




デジタル経路での情報収集が主流であり、特に検索エンジンやSNSの影響力の高さが特徴的です。特に30代以下の若年層ではSNS比率がさらに高い傾向が見られ、視覚的な魅力が伝わりやすいInstagramなどの画像中心のプラットフォームがグランピング施設選びに大きな影響を与えていることがわかります。

施設側としては、GoogleやSNS、旅行予約サイトをバランスよく活用したマルチチャネルでの情報発信が効果的と言えるでしょう。特に写真映えするスポットや独自の体験は、SNSでの拡散効果が期待できるため、戦略的な情報発信が重要です。

まとめ|2025年グランピング市場、3つのキーワード
今回の510人調査の結果から、2025年のグランピング市場を表す3つのキーワードが浮かび上がってきました。

1. 「体験価値の多様化」
BBQや焚き火といった定番の体験に加え、天体観測やサウナなど多様な体験ニーズが高まっています。BBQは46.7%、天体観測は34.9%と特に高い支持を得ており、自然環境を活かした体験や、日常では味わえない非日常感を提供する施設が支持される傾向にあります。利用者はただ泊まるだけでなく、「何を体験できるか」を重視して施設を選んでいます。

自由回答からは、グランピングならではの体験への期待や、雨天時にも楽しめる工夫を求める意見などが寄せられており、天候に左右されない多様な体験提供の重要性が見て取れます。

2. 「価格と品質のバランス」
多くの利用者が1万円台前半の価格帯を想定する中、「施設の清潔さ・快適さ」(23.3%)と「価格」(21.6%)がほぼ同等に重視されています。これは適正価格での質の高いサービス提供が市場の主戦場となっていることを示しています。20,000円以上の高級路線も8.8%と一定の需要はあるものの、メインターゲットは5,000円~15,000円の価格帯と言えるでしょう。

自由回答では、より手頃な価格設定やお得感を求める声がある一方で、衛生面の質やトイレの清潔さといった品質への要望も強く、適正なバランスが求められています。

3. 「施設の世界観と非日常性」
人気施設に共通するのは、明確なコンセプトと世界観の構築です。施設自体が目的地となる「ディスティネーションホテル」としての価値が評価され、日常から切り離された特別な空間と時間の提供が差別化要因となっています。非日常体験を求める層は75.9%に達しており、その重要性がうかがえます。

自由回答からは、非日常感への強い希望や独特の雰囲気を重視する意見が多く見られ、利用者が日常からの解放感を求めていることがわかります。自然との調和や独自のデザイン性が、施設の魅力を高める重要な要素となっているのです。

グランピング市場は今後も成長が期待される一方で、施設間の競争も激化しています。この510人調査が示す利用者ニーズを理解し、独自の価値提供ができる施設が長期的な支持を得られるでしょう。

▼全国の施設を幅広く見てみたい方へ
体験内容や価格帯など、こだわりに合わせて選べる施設がたくさん掲載されています。
まずはグランピング特集のTOPページをチェックしてみてください。
https://www.mingla.jp/

▼関東で行きやすい施設を探している方はこちら
東京都・神奈川・千葉・埼玉など、首都圏からアクセスしやすい施設を厳選して紹介しています。
近場で非日常を楽しみたい方におすすめです。
https://www.mingla.jp/hotel-articles/kanto

会社概要
株式会社Dot Homes
所在地:〒171-0022 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋5階
代表者:代表取締役社長 留田 紫雲
主要株主:株式会社ブルーインキュベーション(西武グループ)
設立日:2015年11月
事業内容:リゾートホテル・グランピング施設の開業支援、運営受託、コンサルティング
コーポレートサイト:https://dot-homes.jp/

RASA JAPAN Inc.
所在地:〒225-0011 神奈川県横浜市青葉区あざみ野1-27-1 G-201
代表取締役:喜多 克(Masaru Kita)
設立:2019年2月21日
事業内容:マーケティングオペレーション(MOps)の構築支援・マーケティングBPO・デジタルマーケティング支援
コーポレートサイト:https://rasa-jp.co.jp/

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