
RUN.EDGE株式会社(東京都港区、代表取締役:小口 淳、以下 RUN.EDGE)は、当社が提供する動画マニュアルサービス 「TAGURU(タグル)」 と、株式会社カンブライト(大阪府吹田市、代表取締役:井上 和馬)が開発する食品製造業向けクラウド帳票システム 「ツクルデ」 のシステム連携を開始しました。
本連携により、帳票と動画をワンクリックで結び付けることで、ベテラン依存のOJTで“習うより慣れろ”になりがちな「教育の属人化」、紙やExcel転記による書き間違い・用紙散逸で「誰が何をいつやったか分からない」「記録の曖昧さ」、外国籍スタッフへの指示が口頭では伝わり切らない「多言語対応の壁」、マニュアルや資料が分散して探せない「情報散在」――といった“食品工場あるある”を一気に解決します。
現在は中小食品メーカーでテスト導入を進行中で、4月から増える新人教育・標準化ニーズに応える仕組みとして今後導入を拡大していきます。

ツクルデ記録画面に動画サムネイルを表示し、クリックでTAGURU再生(画像は参考イメージ)
■ 連携の背景
食品製造業では、HACCP義務化に伴う膨大な記録管理、人手不足によるベテラン依存のOJT、外国籍スタッフとの言語ギャップ、そして熟練者のノウハウが暗黙知化して改善サイクルが滞る――こうした課題が現場のDXを阻む大きな壁になっています。RUN.EDGEの「TAGURU」はスポーツ発の映像技術で“見てすぐ分かる”動画マニュアルを提供し、カンブライトの「ツクルデ」は食品特化のクラウド帳票で記録を一元化してきました。
今回の連携により、帳票と動画をワンクリックで結びつける“記録×動画”のワンストップ環境が実現し、教育の標準化と多言語対応、監査用証跡の迅速提示、PDCAの高速化を同時に推進します。
■ 第一弾の連携内容
- ツクルデの帳票や工程記録から、TAGURUの動画にワンクリックでアクセス
- 作業工程や注意点を動画で補完し、教育の属人化を解消
- 今後は動画のサムネイル表示など可能に
■ 主な活用シーン
- 新人教育の標準化:ベテランの手技を動画で形式知化し、帳票で定着度を測定
- 多言語対応:字幕自動翻訳により外国人スタッフ教育を省力化
- 監査対応・証跡管理:記録+動画セットでHACCPやISO監査提出をスムーズに
- 改善活動:異常発生時の帳票と動画を紐付け、再発防止策の共有を加速
■ 今後の展開
- 共同ウェビナー/現場見学会 の開催
- AIによる 「動画×帳票」クロス分析ダッシュボード の提供
- サービス横展開:冷凍・惣菜・ベーカリーなどサブセクターでも実証
RUN.EDGE株式会社について(https://www.run-edge.com/)
RUN.EDGEは、2018年に富士通株式会社の事業から独立・カーブアウトした映像技術スタートアップです。「『シーン』で社会活動をアップデートする」をミッションに、野球映像分析アプリ「PITCHBASE」(NPBシェア90%超・MLB45%)やフィールドスポーツ分析アプリ「FL?UX」(国内外300クラブ以上、Jリーグシェア30%)で実証されたシーン検索・映像解析テクノロジーを核としています。このスポーツ領域で培った技術を製造業の課題解決に転用し、TAGURUを開発しました。
株式会社カンブライトについて(https://canbright.co.jp)
株式会社カンブライトは2015年設立の、食品製造業のDXを推進するテックベンチャーです。自社開発のクラウドサービス「ツクルデ」は、HACCP対応の衛生管理や生産・在庫・出荷管理やトレーサビリティを一気通貫で管理し、業務効率化を支援しています。「仕組み化で未来を明るくする」を理念に、地域や規模を問わず、食品産業の持続可能な発展に貢献しています。
■ 本件に関するお問い合わせ
RUN.EDGE株式会社 エンタープライズ事業部
E?mail:recoroku-support@run-edge.com
(報道関係者様からのご取材も上記までお気軽にご連絡ください)