大気中のCO2の吸収を可能にした「CO2を食べる自販機」をコープデリ連合会の施設、コープみらいの店舗に初設置

掲載日: 2025年05月07日 /提供:アサヒ飲料

 アサヒ飲料株式会社首都圏本部(東京都渋谷区、本部長:佐藤 康彦)は、コープデリ生活協同組合連合会(本部:埼玉県さいたま市、代表理事理事長:熊崎 伸、会員生協:関東信越の6生協)の一部施設、および会員生協の生活協同組合コープみらい(本部:埼玉県さいたま市、代表理事理事長:熊崎 伸、事業エリア:千葉県・埼玉県・東京都)の一部店舗および、一部宅配センターに、大気中のCO2の吸収を可能にした「CO2を食べる自販機」51台を、5月7日から順次導入します。



 「CO2を食べる自販機」は、大気中のCO2の吸収を可能とした自動販売機を設置し、吸収したCO2をアスファルトやコンクリートなどの工業原料に活用することで、脱炭素社会の実現に貢献する取り組みです。
 コープデリグループはSDGsの達成に向けた重点課題を設定し、そのなかで再生可能エネルギーの利用と普及、地球温暖化対策を進めることを掲げています。コープデリ連合会が掲げる企業理念と本取り組みが合致したことにより、今回の導入に至りました。

<参考>
■「CO2を食べる自販機」を活用したCO2資源循環について
【CO2の吸収】
 CO2吸収性能として1台当たりのCO2年間吸収量は稼働電力由来のCO2排出量の最大20%を見込んでおり、スギ(林齢56-60年)に置き換えると約20本分の年間吸収量に相当します。
 現在は関東・関西エリアを中心に、CO2濃度が高いとされる屋内に加え屋外などさまざまな場所に2024年12月末時点で約450台設置しています。
 脱炭素社会の実現に貢献する国内初の取り組みであり、大気中のCO2の吸収を可能にした自動販売機は、特許(特許第7282338号)取得済みです。
【吸収したCO2の活用】
 自動販売機から吸収したCO2は、取り組みにご賛同いただける各自治体や企業と共創しながら、さまざまな工業原料として活用することを計画しています。アスファルトやコンクリートの原料に配合しCO2の固定化や海中での藻場造成などに活用することでブルーカーボン生態系※1の再生を図ることなどを検討しています。
※1:ブルーカーボンとは「海洋生態系に蓄積される炭素」のことであり、そうした作用を有する生態系

 アサヒグループでは、グループ理念“Asahi Group Philosophy”の行動指針の一つとして「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げています。サステナビリティの重点テーマの一つである「気候変動への対応」においては、CO2排出量削減の中長期目標「アサヒカーボンゼロ」を設定し、2040年までにCO2排出量をネットゼロとすることを目指しています。

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