【世界初】神戸から世界に発信する新たな日本酒貯蔵プロジェクト:国登録有形文化財 “湊川隧道”で貯蔵された日本酒「隧 -ZUI-」の令和6年度分寄与式ならびに、新プロジェクト締結式及び、蔵入れを行います…

掲載日: 2025年04月18日 /提供:早駒運輸

2025年4月24日(木)9:30~10:30

 2020年度から2024年度までの5年間、早駒運輸では?世界初”神戸から世界に発信するサステナブルな取り組みとして、国登録有形文化財 土木学会選奨土木遺産である「湊川隧道」に年間限定3,000本の日本酒を貯蔵し販売する取り組みを行って参りました。この度、本プロジェクトに対する、売上金の一部を湊川隧道の保存・活用に資するための寄与式を行います。



兵庫湊川隧道貯蔵酒「隧 -ZUI-」の令和6年度分寄与式について

 このたび、湊川隧道保存友の会が行う湊川隧道の保存・活用に資するため、地元企業から今年度販売した日本酒の売上金の一部について県への寄附を行い、下記日程で寄与式を行います。

1 寄附内容
(1) 寄附者:株式会社神戸酒心館、早駒運輸株式会社
(2) 寄附金:金427,500円

2 寄附受納式
 日時:令和7年4月24日(木曜日)9時30分
 場所:湊川隧道
 出席者:株式会社神戸酒心館 代表取締役副社長  久保田 博信
     早駒運輸株式会社  代表取締役社長   渡辺 真二
      湊川隧道保存友の会 副会長       佐々木 良作
      神戸県民センター  センター長     内藤 良介



【今年発売中の兵庫湊川隧道貯蔵酒「隧 -ZUI- 2024 甲辰 ver.」について】
 日本酒名:兵庫湊川隧道貯蔵酒「隧 -ZUI- 2024 甲辰 ver.」
 貯蔵期間:約半年間(令和6年4月17日~10月11日)
 販売開始日:令和6年11月9日(土曜日)
 販売数:純米酒720ml(限定3,000本)
 販売価格:2,200円(税込)
 販売場所:神戸市内の酒販店、神戸酒心館、神戸シーバスboh boh KOBE号 など

『兵庫湊川隧道貯蔵酒 隧 -ZUI- 2024 甲辰 ver.』



2024年は、「成功の芽が成長し、姿を整える」とも言われている「甲辰」の年。「甲」は第 1 位や優勢を意味し、「辰」は水や海の神として祀られ、竜巻や雷などの自然現象を起こす大自然の躍動を象徴するものでもあり、「龍が現れるとめでたいことが起こる」と伝えられてきました。

 そしてラベルには、「龍胆色(りんどういろ)」を採用し、その紫色は古きより最も位の高い冠位にのみ与えられ、化学染料のなかった時代では貴族のみに許される高貴な色として位置付けられてきたもので、めでたい兆しの辰年に、その美しいラベルの「隧-ZUI-」が蔵出しされましたこと、心より嬉しく思います 。早駒運輸は歴史的地域資源である湊川隧道に新たな価値を生み出す、サステナブルな取り組みを神戸から発信しています。








早駒運輸株式会社と湊川隧道のご縁

 兵庫湊川隧道で貯蔵した日本酒「隧 -ZUI-」の売上金寄附式を実施して参ります。寄附式は、今回で5回目となりますが、海運会社である弊社と湊川隧道はどのような関係がありました。

 それは、今から約100年以上前。かつての湊川は、ひとたび大雨が降ると、神戸市街地や神戸港に大きな水害をもたらしていましたが、1897年の湊川隧道の完成によって、神戸港は天然の良港となり、大きな発展を遂げました。その後、「新湊川トンネル」が新たに造られることになり、湊川隧道は役目を終えましたが、その歴史的価値を後世に残すために、現在も当時の姿のまま保存されています。

 神戸の海運会社である弊社としても、神戸港を守ってくれた湊川隧道に感謝の意を表し、後世に湊川隧道を残していきたい。このような想いで、隧ZUIの売上金の一部を寄附させていただいております。

 今後も早駒運輸は、歴史的地域資源である湊川隧道に新たな価値を生み出すべく、サステナブルな取り組みを引き続き神戸から発信してまいります。




契約の締結式について 

 昨年度末に行われた公募型プロポーザルにおいて、弊社と神戸酒心館の企画提案が高く評価され、採択を受けました。これにより、さらに5年に及ぶ大プロジェクトが新たなスタートとして6年目を迎えます。早駒運輸株式会社、株式会社酒心館、兵庫県、湊川隧道保存友の会の4者は新たな締結を結ぶ、締結式をこの度、執り行います。

 日本酒を貯蔵し、その販売活動を通じて湊川隧道をPRするとともに、早駒運輸と神戸酒心館が兵庫県と湊川隧道保存友の会と共に隧道の保存・活用活動に積極的に取り組んでいきます。



 ZUIプロジェクト5年間、毎年純米酒と純米吟醸の一升瓶(各117本)ずつが隧道の中にずっと貯蔵してきました。1年、2年、3年、4年、そして5年と貯蔵された計5箱の一升瓶は、どれも世界に一つしかない特別なお酒で、これまで世に出たことはありません。この新たなスタートを記念し、「隧 -ZUI-」のコンセプトをブラッシュアップしながら今年から販売を開始します。長らく眠っていたZUIの色と味わいは、一体どのようなものになるのかを、ぜひお楽しみください。

兵庫湊川隧道貯蔵酒「隧 -ZUI-」の6代目蔵入れ

 6代目の蔵入れは「隧 -ZUI-」にとって新たな始まりを告げるものです。新たな始まりでありながらも、2020年の「隧-ZUI-2020」より、2021年の「 隧-ZUI-2021 辛丑 Ver.」、2022年の「隧-ZUI-2022 壬寅 Ver.」、2023年の「隧-ZUI-2023 癸卯 Ver.」、2024年の「 隧-ZUI-2024 甲辰 Ver.」まで、ZUIには忘れることのできない豊かな歴史が詰まっています。



 湊川隧道貯蔵酒「 隧 -ZUI-」は全国でも類をみない新たな取り組みの日本酒として注目を集め、1年間を通して一定した温度に保たれる湊川隧道は、CO2の排出をしない自然の貯蔵庫(天然カーヴ)とも呼ばれる湊川隧道の中で貯蔵することにより、貯蔵過程で電力を一切必要とせず、年間約2,181kgの二酸化炭素削減に貢献しており”日本初”のサステナブルな日本酒です。

その「隧 -ZUI-」の歴史は、2016年で神戸港から始まりました...

日本初の貯蔵プロジェクト「SAKE fromKOBE-KO」より現在「隧 -ZUI-」の誕生まで



2016年11月、神戸港開港150周年を記念し、神戸で企業活動を展開する有志が「神戸港開港150年SAKE from KOBE-KO 実行委員会」を立ち上げたことがきっかけでした。

 「湊川隧道」の存在と歴史的価値をより多くの方に知ってもらい、地場産業の振興ならびに日本酒文化への理解を促進させることを目的に、12月から4月まで(その時)定温11℃~12℃に保たれた湊川隧道の中で日本酒を貯蔵した「神戸開港150年記念酒」を造りました。

 4月28日にはこの記念酒を湊川隧道から蔵出しし、多くのマスコミの皆様にもお越しいだだき、お披露目をする事となりました。この記念酒は2017年5月15 日(月)より(株)神戸酒心館と早駒運輸(株)が運航する観光船ファンタジ一号船内にて発売を開始し数か月で限定本数1500本が完売するという話題性と注目度の高い取り組みとなりました。



 その3年後の2020年に多くの方々のご要望により、新たな湊川隧道貯蔵酒プロジェクトが始動し、同年5月には、早駒運輸株式会社、株式会社神戸酒心館、兵庫県、湊川隧道保存友の会が連携協定を締結し、5年わたる湊川隧道日本酒貯蔵プロジェクトをスタート。兵庫県湊川隧道貯蔵酒「隧 -ZUI-」が誕生しました。
 
 毎年、限定3,000本が湊川隧道に貯蔵され、10月に蔵出しが行われます。売上の一部は、湊川隧道の保存に活用されました。






2020年蔵出し

2021年蔵出し

2022年蔵出し


2023年蔵出し

2024年蔵出し

海運会社である早駒運輸の取り組み



兵庫県神戸市を流れる湊川隧道は、明治30年5月に付け替え工事を行い、現在の湊川隧道となりました。付け替え工事以前の湊川は上流から押し流される大量の土砂が神戸港に流れ込み港の機能が低下する恐れも指摘されていました。





これらを背景に湊川隧道の付け替え工事により、神戸港に土砂が流れ込むことを防ぎ、神戸港は天然の良港となり外国船や観光船をはじめ、多くの人が行き交う現在の神戸のウォーターフロントエリアへと大きな発展を遂げました。神戸港で140年に渡り事業を行う会社として、神戸港発展の歴史と地域資源である湊川隧道の発信に取り組んできました。






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早駒運輸(株)
「本件に関する問い合わせ」
神戸ウォーターフロント事業部
企画広報戦略室

TEL:078-321-0154
FAX:078-321-0583
メール:kikaku@hayakoma.com

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