【ブランドUSA】 2025年に全米各地で開催される無料で楽しめるアート・文化イベントの概要と、“お得な旅”のヒントを公開

更新日: 2025年04月12日 /提供:ブランドUSA

円安でもアメリカ旅を満喫!




アメリカ合衆国では本年、全米各地でアートフェスティバルや文化体験型イベントなど、入場料なしで楽しめる多彩な催しが予定されており、アメリカの多様な魅力に気軽に触れられる絶好の機会となっています。円安の状況が続く昨今ですが、グルメや観光施設、公共交通機関をお得に楽しめる割引パスや、自然や地域の暮らしに触れる宿泊体験など、予算を抑えつつも満足度の高い旅を叶える方法がアメリカ国内には数多く揃っています。アメリカの公式観光促進情報サイト「GoUSA」ではこのたび、各地で開催される日本人旅行者におすすめの無料イベントの概要と、節約しながらアメリカ旅行を充実させるための最新ガイドを公開しました。

アートや音楽をテーマにした無料フェスティバル
アメリカ各地で本年末までに、アート、音楽、文化を体感できる無料のフェスティバルやイベントが多数開催されます。ミネソタ州ミネアポリスでは、毎月第1木曜および毎週土曜に、ノースイースト・ミネアポリス・アート地区の一部のギャラリーやアートスタジオが一般公開されます。なかでも注目されているのは、築100年を超える、農業資材を保管していた元倉庫を改装したアート施設「ノーサップ・キング・ビルディング」で、毎週土曜の正午から午後4時まで「オープンサタデー」を実施しています。また、5月の第3週末に、1,600名以上のアーティストが参加する無料アートイベント「アート・ア・ワール」が開催され、ライブ音楽やワークショップなど多彩な催しが行われます。

ルイジアナ州ニューオーリンズでは、伝説的なイベント「マルディグラ」が開催され、華やかなパレードや衣装、音楽など、ニューオーリンズの伝統文化を堪能できます。「マルディグラ」は無料で開催され、次回は来年2月の開催が決定しています。

ワシントンD.C.では、現在「全米桜祭り」が開催中で、桜の開花をお祝いする音楽やダンスなどのパフォーマンス、パレード、花火などの多彩な無料イベントを楽しむことができます。またワシントンD.C.では、年間を通して「ナショナル・モール」「スミソニアン博物館群」など、多くの施設を無料で楽しむことができます。

ニューメキシコ州アルバカーキでは、世界最大級の熱気球イベント「アルバカーキ国際バルーンフェスタ」が、本年10月4日から12日までの9日間にわたり開催されます。色とりどりの熱気球が秋空を彩る光景は圧巻で、会期中には、夜間のバルーンイルミネーションや音楽イベントなど、無料で楽しめるプログラムも多数用意されています。

フロリダ州セントピーターズバーグでは、毎年10月に開催される「SHINEミューラルフェスティバル」が開催されます。ダウンタウン一帯がアートのキャンバスとなり、2015年の開始以来、170以上の壁画が描かれてきたこの10日間のイベントでは、地元や国内外の著名アーティストによるライブペインティングが無料で楽しめます。本年度の開催日程は、後日発表予定です。

ジョージア州アセンズでは、本年10月19日に、「ヒストリック・アセンズ・ポーチフェスト」が開催されます。6つの歴史ある住宅街が舞台となり、150軒以上の家の玄関前にある屋根付きの小さな屋外スペース(ポーチ)で、約200のライブパフォーマンスが行われるユニークなフェスティバルです。アセンズならではの音楽文化と、コミュニティに根ざした温かい雰囲気が魅力です。

このようにアメリカ各地では、本年を通じて無料で楽しめるフェスティバルやイベントが数多く開催されます。ここからは、滞在中の旅費を賢く抑えつつ、より充実した旅を叶える節約術をご紹介します。

オフシーズンと主要観光地以外の地域を活用した賢い旅の計画
定番の人気観光地以外の旅行先を選ぶ、あるいはオフシーズンを選ぶことで、航空券や宿泊料金を通常より低く抑えることができ、ハイシーズンでは混雑必至の人気観光地もオフシーズンにはじっくりと楽しむことができます。西海岸の人気観光地の一つのサンフランシスコは、夏休みシーズンを避け、秋がおすすめです。晴天が多く、ゴールデンゲートブリッジやピア39といった人気スポットも比較的空いていることが多く、秋季は快適に観光を楽しむことができます。

人気の国立公園も秋以降の訪問がおすすめです。アーチーズ国立公園やキャニオンランズ国立公園の玄関口となっているのが、ユタ州モアブです。10月中旬以降は観光客も減り、気候も過ごしやすくなるうえ、アーチーズ国立公園への入園予約も不要となります。レーニア山国立公園、グレーシャー国立公園、ロッキーマウンテン国立公園、シェナンドー国立公園、アーカディア国立公園といった他の国立公園も、秋以降は予約なしで入園可能な時期があります。詳細は、各国立公園のウェブサイトでご確認いただけます。

豊かな歴史と自然美を兼ね備えたウェストバージニア州ハーパーズ・フェリーでは、歴史ファンにとって見逃せない「ハーパーズ・フェリー国立歴史公園」が、街の中心部に点在する形で整備されており、石畳の歴史地区を歩きながら気軽に無料で見学することができます。町には趣あるショップが立ち並び、周囲にはハイキングやサイクリングを楽しめる自然のトレイルも充実しています。アメリカ建国の歴史と美しい自然が融合した、知的好奇心と癒しを満たすひとときを体験できます。

交通費を賢く節約
ニューヨーク、サンフランシスコ、シカゴなどの主要都市では一定期間、公共交通機関(地下鉄、バス、路面電車)が乗り放題となる1日券や1週間無制限で利用できる、1週間パスがおすすめです。学生や子ども向けの割引がある場合もあります。

また、多くの都市では、短距離移動に便利な自転車のシェアサイクルが利用可能で、ポートランド、サンフランシスコ、ワシントンD.C.などの都市は、シェアサイクルサービスが充実しています。アラバマ州ガルフ州立公園では、美しいビーチエリアを探索できる無料の自転車シェアサービスを利用することができます。

バージニアビーチでは、毎年5月から9月にかけて、街歩きや観光に便利な無料トロリー「ウェイブトロリー」が運行されます。午前8時から翌午前2時まで15分間隔で運行されており、ビーチやショッピングエリア、人気スポットを気軽に巡ることができます。リゾート感あふれる沿岸都市を快適に楽しむための心強い移動手段として、多くの観光客に親しまれています。

人気観光地での節約術
アメリカの主要都市では、観光施設、アクティビティ、公共交通機関をお得に楽しめる「観光パス(マルチアトラクションパス)」が多数提供されています。これらのパスを活用することで、主要な観光地を割引価格で効率よく巡ることが可能です。たとえば「Go City アトラクションパス」では、全米の主要都市において、複数の観光スポットへの入場がセットになっており、博物館、展望台、動物園などの施設も割引料金で利用できます。一つの都市で複数の観光名所を訪れたい旅行者にとって、コストパフォーマンスの高い選択肢です。また、「CityPASS」では、ニューヨーク、シカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルスなど人気の都市で、代表的な観光施設の入場チケットがセットで提供されています。一般的に4~5カ所の主要アトラクションに入場でき、施設によっては、優先入場の特典が含まれることもあります。そのほか、都市独自のパスもあり、バージニア州アレクサンドリアでは「アレクサンドリア・キー・トゥ・ザ・シティ・アトラクションズ・パス」が利用可能です。このパスでは、9つの歴史的施設への入場に加え、ジョージ・ワシントンの邸宅「マウントバーノン」「シティ・クルーズ・アレクサンドリア」のポトマック川往復水上タクシーなど、その他の観光施設も最大40%割引で利用できるお得なパスです。

各地で開催される無料ウォーキングツアー
アメリカの多くの都市では、地元の知識豊かなガイドによる無料のウォーキングツアーが提供されており、街の歴史や建築、文化を深く知ることができます。

ボストンでは、「マサチューセッツ州会議事堂」「ポール・リビアの家」など、全長約4キロにわたる16の歴史的スポットを結ぶ「フリーダム・トレイル」の散策が人気です。ニューオーリンズでは、「NOLA Tour Guy」が主催するフレンチ・クオーターのウォーキングツアーで、ジャズの歴史や建築様式の魅力に触れながら地区の雰囲気を楽しむことができます。

ニューヨークでは価格が決まっていない、“支払い自由方式”の「Tours by Foot」ウォーキングツアーが人気で、ロウアー・マンハッタン、セントラルパーク、金融街などを巡ります。西海岸では、サンフランシスコの「San Francisco City Guides」による無料ツアーで、チャイナタウンやゴールデンゲートブリッジ周辺の名所をガイド付きで歩くことができます。

グルメを賢く楽しむ
アメリカ各地のマーケットでは、新鮮な地元食材やリーズナブルなストリートフード、クラフト製品などが楽しめます。カリフォルニア州サン・ルイス・オビスポのファーマーズマーケットは、本年50周年を迎える全米最古の通年開催されるナイトマーケットで、毎週木曜の夜にダウンタウン5ブロックを舞台に開催されます。地元アーティストによる作品やストリートフード、カリフォルニア州セントラルコースト産の農産物や乳製品など、100以上の屋台が出店します。

また「レストランウィーク」と呼ばれる、各都市で開催されるグルメイベントでは、人気レストランの料理が割引価格で提供され、一流店の味をお得に楽しむことができます。ニューヨークでは、年に2回(冬と夏)開催される「NYCレストランウィーク」にあわせて、市内5つの行政区にある数百のレストランで、複数コースの食事を特別価格で楽しむことができます。ニューヨーク市のレストランウィークは、例年冬と夏の年2回開催されます。2025年の夏季レストランウィークの日程はまだ発表されていませんが、例年7月から8月にかけて開催されています。最新の情報は、公式サイトをご確認ください。

ロサンゼルスでは、1月と7月に開催される「Dine LA」で、市内の人気レストランにて特別価格のコースメニューが提供され、洗練された西海岸グルメから多国籍な食文化まで、ロサンゼルスならではの多様な味わいを気軽に体験できます。食のトレンド発信地であるこの街の魅力を、手頃な価格で楽しめる絶好のチャンスです。

自然のなかで無料アクティビティを楽しむ
コロラド州デンバー近郊の「レッドロックス公園&野外劇場」は、有料イベントの開催時を除き、敷地内を自由に散策できます。会場内のビジターセンターには、音楽ファンに嬉しい無料の「レッドロックス・パフォーマーズ殿堂ミュージアム」も併設されています。周囲には静かな自然を満喫できるハイキングトレイルが数多く揃っています。

フロリダ州南部のマーティン郡では、パームビーチ国際空港、フォートローダーデール、マイアミ、オーランドという4つの国際空港からいずれも車で約2時間圏内というアクセスの良さを誇ります。現地で親しまれているビーチはすべて、駐車場や入場料を含めて常時無料で開放されています。

自由度の高いロードトリップで思い出深い旅を
レンタカーを利用すれば、旅の自由度が格段に上がり、一般的な観光地から一歩外れたユニークな場所にもアクセスが可能です。

アメリカを象徴するドライブルート「ルート66」は、2026年に開通100周年を迎えます。シカゴからサンタモニカまでの約3,940kmにわたり、伝説的なロードトリップの魅力を満喫できます。旅のスタートはイリノイ州シカゴからで、「ウィリス・タワー」「シカゴ建築リバークルーズ」、「シカゴ美術館」などの名所を楽しめます。ミズーリ州では、セントルイスの「ゲートウェイ・アーチ」「ルート66州立公園」がおすすめです。カンザス州では、映画「カーズ」に登場する人気キャラクター「メーター」のモデルとなったレッカー車が展示されている「Cars on the Route」がある小さな町、ガリーナが注目スポットです。

オクラホマ州では、タルサにある「ルート66ネオンサイン」「メドウゴールド・ネオンサイン」が、ドライブの道中を鮮やかに彩ります。テキサス州アマリロの「ルート66・シックスストリート歴史地区」では、ヴィンテージ感あふれる街並みが保存されており、ノスタルジックな雰囲気を楽しめます。ニューメキシコ州では、リノベーションされたロードサイドモーテルでの宿泊や、レトロな内装が魅力の「66ダイナー」などでの食事も、クラシックなアメリカンロードトリップ気分を満喫できるおすすめの体験です。

アリゾナ州には、アウトドア体験で人気の街・フラッグスタッフや、イーグルスの楽曲「テイク・イット・イージー」の歌詞に登場する「スタンディング・オン・ザ・コーナー・パーク」があるウィンズローなど、ルート66らしい個性豊かなスポットが点在しています。終着地となるカリフォルニア州では、ロサンゼルスやビバリーヒルズを抜け、ルート66の終わりを象徴する「End of the Trail」の標識が立つサンタモニカ・ピアへとたどり着きます。

カリフォルニア州では、もう一つの名ルート「パシフィック・コースト・ハイウェイ(PCH)」もおすすめの絶景ドライブコースです。ヨーロッパの街並みを思わせる洗練されたリゾートタウン、カーメル・バイ・ザ・シーや、断崖と海が織りなす雄大な自然美が広がるビッグ・サーなど、走るごとに表情を変える海岸線の風景を楽しめます。

宿泊費を抑えるための工夫
宿泊施設は早めの予約でお得な料金を確保できる場合が多く、旅行日程に柔軟性を持たせることでさらに割引を受けられる可能性も広がります。

エンバシー・スイーツ、スプリングヒル・スイーツ、ハンプトン・イン・バイ・ヒルトン、ライムライト・ホテルなどのチェーンホテルでは、無料の朝食など旅行者に嬉しいサービスを提供している施設も多数あります。

自然の中で過ごす体験を楽しみたい方には、キャンプやグランピングが最適です。自然の中でユニークな宿泊体験を提供するオンライン予約プラットフォームの「Glamping Hub」や「Airbnb」のグランピングカテゴリーでは、ログキャビンからサファリテントまで、多様なスタイルの宿泊施設を探すことができます。従来のキャンプを好む方には、全米に展開する「ヨギ・ベア ジェリーストーン・パーク・キャンプリゾート」がおすすめです。こちらの施設では、プールや遊具などを備えた家族向け施設が充実しています。

アメリカでは、本年を通じて、旅行者の予算に寄り添った体験型観光やお得なパスの提供が各地で進んでおり、今後も多彩な情報が順次公開されていく予定です。詳細は随時、ブランドUSAの公式ウェブサイトにて公開予定です。

「忘れられない旅の体験に、高額な費用は必ずしも必要ではありません。息を呑むような海岸沿いのドライブ、活気あふれる文化フェスティバルのリズムに浸る時間、歴史深い街を歩いてめぐる発見、あるいは世界的な美術館を無料開放日に訪れる楽しみなど、アメリカには、季節や予算に関係なく、価値ある体験が無限に広がっています。」(ブランドUSAのプレジデント兼最高経営責任者、フレッド・ディクソンのコメント)

- ブランドUSAについて

アメリカ合衆国の公式観光促進団体であるブランド USA は、アメリカを優れた旅行デスティネーションとして訴求し、国外から旅行者に対しアメリカの観光施策を伝達することをその目的として、旅行促進法に基づき、アメリカ初の半官半民の事業体として設立されました。当団体は、海外からアメリカを訪れる旅行者の増加によってアメリカ経済を活性化し、世界におけるアメリカのイメージを向上させることを目的としています。2010 年に Corporation for Travel Promotion (米国旅行促進協会) として設立されたこの官民組織は、2011 年 5 月に活動を開始し、ブランド USA として事業を展開しています。オックスフォード・エコノミクス社の調査によると、ブランド USA は過去 11 年間のマーケティング施策により、海外からの訪米観光客が870万人増え、約 288 億ドル(約4兆3200億円 1ドル=150円換算レートにて計算)の消費額の増加、毎年 3万6,800 件を超える雇用の創出、83 億ドル(約1兆2,450億円)の連邦税、州税、地方税収入の増加を達成しており、その総経済効果は約 630 億ドル(約9兆4,500億円)に上り、投資1ドル(150円)あたり20ドル(
(約3,000円)の経済的リターンを生み出しています。

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