CO2排出削減技術の開発に関するお知らせ

掲載日: 2025年04月11日 /提供:日本山村硝子

~水素燃焼によるサステナブルなガラスびんの生産に成功~

 日本山村硝子株式会社(以下、日本山村硝子 本社:兵庫県尼崎市、代表取締役 社長執行役員:山村昇)と株式会社山村製壜所(以下、山村製壜所 本社:兵庫県西宮市、代表取締役社長:浅野公平)は、日本エア・リキード合同会社(以下、日本エア・リキード 本社:東京都港区、社長兼CEO:牧原康二)と共同で、溶解炉で使用する燃料の一部を水素に置き換えたびんの生産に成功いたしました。

 この試験的な取り組みは、ガラスびんの溶解炉としては現在日本国内唯一の酸素燃焼炉を有する山村製壜所で実施いたしました。酸素燃焼炉は燃焼に必要な酸素を純酸素で供給することでCO2排出量を削減できる環境に優れた溶解炉です。将来に向けさらにCO2排出量削減の可能性を広げるために、日本山村硝子、山村製壜所、日本エア・リキードの3社の技術を結集して燃料の一部を水素に置き換えてびんを生産し、通常の方法で生産されたびんと同等の品質を得ることができました。

 燃料としての水素は化石燃料のように炭素を含まないため、燃やしてもCO2が発生しないという利点が有ります。この生産の成功により、水素のインフラが整備されれば、ガラスびんがカーボンニュートラル実現に貢献できる容器となり得ることが示されました。

現在ガラスびん溶解炉で国内唯一の酸素燃焼炉において水素燃焼によるびんの生産に成功

尚、生産したびんはサントリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鳥井信宏)のワイン、「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 赤 時のかさね(CO2削減びん使用)」に採用され、大阪・関西万博会場内のレストラン「水空(SUIKUU)」にて販売されます。
 
 山村グループは創業以来「循環型社会の実現に貢献する」という精神を重視し、持続可能な社会実現のため、地域及び環境との調和共存を図りながら事業を営んできました。これからも、グループ経営ビジョンである「100年先も必要とされる会社」を目指し、すべての事業領域において、社会課題の解決に貢献してまいります。

■本件に関するお問い合わせ先
日本山村硝子株式会社 環境室
 TEL:06-4300-6060 E-mail:kankyo@yamamura.co.jp
 または Web サイト内お問い合わせフォーム(https://www.yamamura.co.jp/inquiry/

株式会社山村製壜所 営業部
 TEL:0798-43-1301 E-mail:yb-contact@yamamura.co.jp
 URL: https://www.yamamuraseibin.jp

bnr_500_juhachulight_ai-ocr.png 記事下バナー

注目のキーワード

すべてのキーワード

業界

トピックス

地域