2025年新卒入社の本音調査!人にオススメしたくなる「推せる職場」の特徴は?

掲載日: 2025年04月01日 /提供:NEWONE

2025年新卒入社者向けのアンケート調査を実施!令和の「推せる職場」の特徴が明らかに

エンゲージメント向上を軸とした組織開発・人材育成コンサルティング支援を通して“推せる職場づくり”を進める株式会社NEWONE(本社:東京都港区 代表取締役:上林周平、https://new-one.co.jp/ 以下、NEWONE)は、2025年新卒入社者を対象とした、職場に関する意識調査を実施し、その分析結果を調査レポートとして発表しました。

調査概要
調査期間:2025年03月14日(金) ~ 2025年03月16日(日)
対象:2025年新卒入社者 206名(男性:103名 / 女性103名)
調査方法:調査会社のモニターを用いたインターネット調査
調査内容:2025年新卒・職場に関する意識調査
サマリー
本調査の結果、他者に推薦したくなる「推せる職場」は、入社前の新入社員の成長意欲や定着率を高める効果があることが分かりました。特に、推せる職場に共通する要素として「職場への積極的な貢献意識」「将来への成長期待」「長期就業意向」「他社との迷いの少なさ」が挙げられます。
また、そのうえで、以下のポイントが重要であることが判明しました。
- 初期接点での段階で、「元々知っていた」「広告で認知」し、自ら申し込みを行った
- 内定受諾のタイミングでは、3月までに内定受諾した人(早期選考)の割合が高い。
- 入社決定理由について、仕事内容だけでなく「組織風土や働いている人への共感」が影響している。
- 内定後のフォロー施策について、フォロー施策の満足度が「推せる職場」の評価に直結する

本調査を通じて、企業が、初期接点の持ち方、発信メッセージ、フォロー施策の品質を工夫することで、「推せる職場」であると認識される可能性が高まることが考えられます。

調査背景
近年、企業の採用活動において「働きやすさ」だけでなく、「働きがい」や「成長実感」を重視する傾向が強まっています。
特に新卒採用市場では、企業のカルチャーや価値観への共感、働きがい、エンゲージメントといった要素が重要視され、SNSや口コミの影響を受けながら自分の価値観に合う職場を選択する求職者が増えています。

そこで本調査では、2025年新卒入社者が「推せる職場」と感じる要因を明らかにし、企業の採用戦略や組織づくりのヒントを提供することを目的としました。
推せる職場の定義
1. 入社する企業を「推せる」と感じている新入社員の特徴
入社する企業を「推せる」と感じている新入社員は、職場への積極的な貢献意識や成長期待が高く、長く働きたいという意欲が強い傾向があります。一方、それ以外の新入社員はワークライフバランスや仕事内容などの条件を重視して選んでいることが特徴です。

1. 推せる職場の割合と定義:
「推せる職場」とは、「前向きに貢献したい人たちが主体的に集まり、他者に推薦したくなる職場」と定義しております。本レポートでは新入社員が「現時点で人にオススメしたくなる職場」と定義しました。本調査にて、入社する会社を「人にお勧めしたいか」の質問については、とてもそう思うが19.9%の41名であり、まだまだ改善の余地はあると思われます。





2. 推せる職場とそれ以外の職場で働く新入社員の違い
入社する企業を「推せる」と感じている新入社員は、職場への積極的な貢献意識や成長期待が高く、長く働きたいという意欲が強い傾向があります。一方、それ以外の職場ではワークライフバランスや仕事内容などの条件を重視して選んでいることが特徴です。また、オススメ度が高いほど、早期選考での内定受諾が多いこと明らかになりました。



調査結果
1. オススメ度が高いほど、貢献意欲が高く、成長期待もある
自ら選んだ企業が、「推せる職場」だととらえている新入社員は、「それ以外」だととらえている人に比べて積極的に職場に貢献したい割合が51.3ポイント高くなり、その組織で臨む成長が期待できるととらえている割合がそれ以外に比べて65.3ポイント高い結果となりました。



2. オススメ度が高いほど、長く働きたいと感じており、他社への迷いも少ない
自ら選んだ企業が、「推せる職場」だととらえている人は、「それ以外」に比べて長く働きたい人が92.7%で、それ以外より13. 9ポイント高い結果となりました。また他社に対する迷いもない人が61.0%で、それ以外よりも30.1ポイント高く、迷いなく働いていこうとしているのが分かります。



3. 初期接点と推せる職場の関係
推せる職場だと感じている場合、「元々知っていた」(20.8ポイントUp)、「広告で知る」(6.1ポイントUp)の割合が高く、自分で申し込みをしているという行動が、おすすめしたくなる心理に影響している可能性があることが分かりました。



4.内定受諾時期と推せる職場の関係
内定受諾の時期は、24年4月~6月が40.3%と最も多い結果となりました。大学3年次である2023年以前に決めている人も6.8%いることが分かりました。その中で、「推せる職場」はそれ以外の職場の内定受諾時期よりも、 「3月以前」が27.6ポイント高く、早期選考の方が「就職先は推せる職場である」と感じる傾向があります。



5.入社決定理由と推せる職場の関係
働く職場の意思決定の理由は、推せる職場は「興味ある職種や仕事内容」が最も高く、それ以外と比較したときに「風土や働く人への共感」が30ポイント高い結果となりました。おすすめするうえで、風土や働く人の重要性が高いと推測されます。





6.入社を決めたことに対する満足度と推せる職場の相関
推せる職場だと回答している人の方が、入社を決めた満足度において、「とてもそう思う」で58.1ポイント高く、意思決定の満足度の高さがおすすめしたくなる要因になっていると推測されます。加えて、推せる職場(オススメできる職場)と入社決定満足度の相関は0.627と高いことが分かりました。




7.内定後フォロー施策に対する満足度と推せる職場の相関
全回答者の90%以上が、内定受諾後に企業からフォロー施策があったと回答しました。推せる職場だと回答している人の方が、フォロー施策の満足度に対して、「とてもそう思う」と回答した割合が66.4ポイント高く、フォロー施策に対する満足度がおすすめしたくなる要因になっていると推測されます。




まとめ
本調査レポートは、入社前の新入社員が他者におすすめしたくなる「推せる職場」づくりの特徴やヒントを提供するものです。企業が「推せる職場」づくりを実現するためには、初期接点の取り方、発信メッセージ、フォロー施策に対する取り組みが重要であることが示されました。
採用活動で、エンゲージメント向上や組織活性化に課題を感じている方がいらっしゃいましたら、本調査レポートをご活用いただければ幸いです。

株式会社NEWONE 会社概要
「他にはない、新しい(new one)価値を生み出す」を社名に掲げ、エンゲージメントをテーマに、「個人の意識変革」と「関係性の向上」を中心とした企業向けコンサルティング、人材育成・組織開発を提供。人的資本経営が企業にとって重要な課題となっている昨今、社員が自発的に仕事にのめり込む、熱中していく状態、好循環なエンゲージメントサイクルで生み出す職場「推せる職場」づくりを通して、Softbank、カゴメ、三菱地所ホームをはじめ、多数の企業様の支援を実施しています。

*2022年7月に企業経営者や人事担当者、マネジメント層と接してきた経験をもとに、これからのリーダーに必要なマネジメントのノウハウ本『人的資本の活かしかた』発売
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/477621217X

*2024年6月に共著書にて、企業規模問わず活かすことができる従業員体験づくりのノウハウをまとめた『組織の未来は「従業員体験」』で変わるを発売

・所在地:東京都港区虎ノ門3丁目4-7 虎ノ門36森ビル9階
・設立日:2017年9月1日
・代表者:上林周平
・事業内容:コンサルティング、企業研修・組織開発等
・URL:https://new-one.co.jp/

【本件に関する企業様からのお問い合わせ先】
https://new-one.co.jp/contact/

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