AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを販売するAGRIST株式会社(本社:宮崎県新富町、代表取締役:斎藤潤一・秦裕貴)は、持続可能な食産業の創造を支援するプログラム「SFIP」に選ばれ、進化型農業モデル「AGRIST Ai」を活用した東南アジア市場の農産物の輸出に向けて市場調査を実施することを発表します。

SFIP加入の背景
近年、日本の食関連のスタートアップは技術力や独創的なアイデアを持つ一方で、海外展開、特に成長著しい東南アジア市場への進出に課題を抱えています。言語や文化の違い、現地の商習慣への不理解、販路開拓の難しさなどが障壁となっています。AGRISTはこれらの障壁をテクノロジーの力で解決します。SFIPの採択により、専門家相談、現地ネットワーク構築、マレーシアでのイベント参加、都内展示機会など、多岐にわたる支援を受け東南アジア市場への進出を加速します。
採択にあたり受けられる支援
SFIPの採択により、AGRISTは以下の支援を受けながら東南アジア市場におけるテストマーケティングを実施します。
- 専門家による無料相談
- - 現地の市場動向、法規制、商習慣など、専門家からのアドバイスを受け、戦略策定に役立てます。
- 海外フードエコシステムビルダーやVCとのネットワーク構築
- - 現地の有力企業や投資家との繋がりを構築し、ビジネスパートナーシップの機会を探ります。
- Sustainable Food Camp@マレーシアへの参加
- - マレーシアで開催されるイベントに参加し、現地の最新トレンドやビジネス環境を肌で感じるとともに、ネットワーキングを行います。
- Sustainable Food Museum(東京・虎ノ門)での展示
- - 新しくオープンしたSustainable Food Museumにて、製品やサービスを展示する機会を得られます。スペースの無料貸し出しやポップアップイベントを実施します。
海外展開に向けたテストマーケティングを始動、ポップアップイベントに出展決定

AGRISTは、SFIPの支援を受けながら、東南アジア市場における進化型農業モデル「AGRIST Ai」の実用化に向けたテストマーケティングを実施します。収量予測AIは、農業生産の最適化や収益向上を実現する技術として注目されており、特に東南アジアにおける農業の課題解決に貢献できると考えられます。
テストマーケティングの第一弾として、2025年後半に新橋・虎ノ門のSustainable Food Museumにてポップアップイベントに出展します。本イベントでは、AGRIST Aiの機能や導入事例を紹介するとともに、他の参加企業とともに持続可能な食の未来について議論を進めます。
【ポップアップイベント概要】
日時:2025年後半を予定
場所:Sustainable Food Museum(東京都港区西新橋1丁目17ー8 1F)
内容:
1.取り組みや商品紹介
2.Sustainable Food Asia海野代表を含めたトークセッション
3.試食会+懇親会
「日本の農業を、アジアの食卓へ」 AGRIST代表・秦裕貴が語る、持続可能な食の未来と挑戦

今回のSFIP採択は、AGRISTにとって大きな飛躍となるでしょう。私たちは、テクノロジーの力で農業課題を解決し、100年先も続く持続可能な農業を実現することをミッションに掲げています。しかし、日本の農業が抱える課題は、決して国内だけで解決できるものではありません。人口減少、高齢化、耕作放棄地の増加…これらの問題は、アジア全体が抱える共通の課題でもあるのです。だからこそ、私たちは、AGRIST Aiを東南アジア市場に展開し、日本の技術とノウハウを世界に広めていきたいと考えています。これまでも、私たちはシンガポールの展示会に出展したり、J-Startupのプログラムでインドを訪れたりと、積極的に海外展開を進めてきました。しかし、言語や文化の違い、現地の商習慣への不理解など、多くの壁にぶつかってきたのも事実です。今回のSFIP採択は、そうした課題を乗り越え、アジア市場への本格的な進出を加速させる絶好の機会だと捉えています。
SFIPの支援を受け、私たちは東南アジアの専門家からアドバイスをいただいたり、現地企業や投資家とのネットワークを構築したり、マレーシアでのイベントに参加したりと、多岐にわたる活動を行う予定です。特に、Sustainable Food Museumでの展示は、私たちの技術やサービスを広くアピールする上で非常に有意義だと考えています。そして、2025年に開催予定のポップアップイベントでは、AGRIST Aiの機能や導入事例を紹介するとともに、他の参加企業や現地の関係者と議論を深め、持続可能な食の未来について共に考えていきたいと思っています。
私たちは、AGRIST Aiが東南アジアの農業課題解決に貢献できると確信しています。収量予測AIを活用することで、農家の生産性を向上させ、食料の安定供給に貢献できるだけでなく、持続可能な農業の実現にも繋がります。今回のSFIP採択を機に、AGRISTは日本の農業技術を世界に広げ、アジアの食卓を豊かにするために、より一層尽力してまいります。
「Sustainable Food Innovation Program」について

SFIPは、持続可能な食産業の創造を目指すスタートアップや起業推進者を東南アジア進出に向けてサポート支援するプログラムです。 東京都のスタートアップ支援事業「TOKYO SUTEAM」の協定事業として実施され、東京都内に拠点を持つ、または進出を予定する企業が対象です。 当プログラムでは、ウェビナーやポップアップイベントの開催支援、専門家によるメンタリングを提供し、SFIPの運営事業者であるSustainable Food Asia株式会社のビジョンである「新しい食の基準の創造」のもと、日本およびアジアの食産業の発展を促進し、環境・社会課題の解決に貢献することを目的としています。
https://sites.google.com/sustainablefoodasia.com/sfip/home
進化型農業モデル「AGRIST Ai」とは?

AGRIST Aiは、農業に特化したAIで、収量予測や栽培管理を支援するシステムです。 Microsoftの支援を受けて開発され、2024年度から農場に試験導入します。 AGRIST Aiは、農場から収集されたデータを解析し、収量予測の精度を大幅に向上させます。
これにより、反収あたり28.6%以上の収益増加が見込まれ、生産性の向上に貢献します。また、最適な施肥量や灌水量の設定により、労働力不足の解消にもつながります。
AGRIST Aiは、今後も発展させ、管理用のロボット、環境制御ツール、営農管理システムなど、多様な作物に対応できるよう機能を拡充していく予定です。 また、農業用の収穫ロボットとの連携を強化し、より収益性が高い農業を実現します。さらに、AGRIST Aiを他の農家に提供することで、日本の農業全体の生産性向上に貢献します。
AGRIST株式会社
AGRISTは、テクノロジーで農業課題を解決し、100年先も続く持続可能な農業を実現するスタートアップ企業です。 AIを搭載した自動収穫ロボットを活用したスマート農業を全国で展開しております。 本社は、国の地方創生優良事例にも選出された農業が盛んな宮崎県新富町です。 2023年までに農林水産大臣賞を含む国内外で20個以上の賞を受賞しました。
https://www.youtube.com/watch?v=5f6elN9K2H4
媒体資料:https://agrist.com/media
AGRISTでは、進化型農業モデル「AGRIST Ai」の構築を行うエンジニア、ロボット開発エンジニア、次世代農場の栽培および農業技術の研究開発を行う農場スタッフの採用を強化しています。詳しくは下記の採用サイトをご覧ください。
採用サイト:https://agrist.com/recruit
代表者:斎藤潤一、秦裕貴
本社所在地:宮崎県児湯郡新富町富田東1-47-1
設立:2019年10月
事業内容:AIとロボットを活用したスマート農業