株式会社ロック・フィールド、カゴメ株式会社2025年3月11日に業務提携契約を締結  両社代表取締役が登壇し、共同記者会見を開催しました

掲載日: 2025年03月17日 /提供:カゴメ

・両社トップが業務提携への思いをスピーチ  ・協業をイメージしたメニューが登場

株式会社ロック・フィールド(以下ロック・フィールド)とカゴメ株式会社(以下カゴメ)は2025年3月11日、業務提携契約を締結いたしました。両社は共同で、新たに『野菜と共に創る未来プロジェクト』を立ち上げ、「健康寿命の延伸」「農業振興」「持続可能な地球環境」といった社会的価値と、双方の経済的価値を同時に追求することを通じて、野菜のチカラで彩り豊かで笑顔あふれる食卓を提供するとともに、サステナブルな農業を目指してまいります。
本日、3月17日(月)には、両社の代表取締役社長が登壇し、東京・日本橋のロック・フィールド 東京オフィスで共同記者会見を開催し、業務提携契約締結の経緯や、共に目指す姿についてお伝えしました。

左:株式会社ロック・フィールド 代表取締役社長 古塚 孝志、右:カゴメ株式会社 代表取締役社長 山口 聡

記者会見の冒頭では、両社の代表取締役社長が登壇し、ご挨拶と企業紹介、業務提携契約への思いをお話しました。その後、株式会社ロック・フィールド 代表取締役社長 古塚孝志より、業務提携契約締結の経緯や、今後両社が目指す姿、具体的な取組みについてご説明しました。
また、会見では、野菜の会社である両社が、互いのリソースを生かして今後目指していく姿を具体的にお伝えするため、カゴメの担当者による野菜の研究や野菜の上手な摂り方についての講演、ロック・フィールドの担当者から、協業をイメージしたメニュー開発のお話をし、メニューの展示、試食を行いました。
■代表者のコメント(要約)
【株式会社ロック・フィールド 代表取締役社長 古塚 孝志(ふるつか たかし)】
当社は、自然資本を扱う企業として、生産者様から提供いただく日本全国の野菜、また伝統野菜や、希少素材などを「惣菜、サラダ」を通して、お客様にお届けし、「日本の食の懐の深さ」を再認識、共感いただくことが「食の豊かさ」に繋がると考えており、「食から始まる文化」創造に貢献したいと思っております。また生産者や産地とお客様の間に立ち、双方をつなぐ役割として、お客様の声や反響を、生産者様へフィードバックします。この循環によって環境価値、社会価値、経済価値を創出できると考えています。
このたびの業務提携において、それぞれが持つリソースの相乗効果によって、当社だけではできない新しい付加価値創造に向かえることを非常に嬉しく思っております。

株式会社ロック・フィールド 代表取締役社長 古塚 孝志

【カゴメ株式会社 代表取締役社長 山口 聡(やまぐち さとし)】
当社は「畑は第一の工場」という考えのもと、畑からお客様までを一貫する、バリューチェーンを構築しています。農業研究で得た品種や栽培技術を活かした野菜の栽培、飲料や食品への加工、コンビニエンスストア、量販店などの小売店、中食業態の企業や飲食店などの多様な接点に応じた商品を展開、また、野菜の栄養素に関する研究や管理栄養士による情報発信にも注力しています。
ロック・フィールド様との業務提携において、これらのリソースを最大限に活用してまいります。
新しい需要創造にチャレンジできることを、とても嬉しく思います。

カゴメ株式会社 代表取締役社長 山口 聡

■業務提携契約について(要約)
株式会社ロック・フィールド 代表取締役社長 古塚孝志より、業務提携契約締結の経緯や、今後両社
が目指す姿、具体的な取組みについてご説明しました。
- 業務提携契約締結の経緯
ロック・フィールドとカゴメは、2017年より「Social Good Collaboration」の理念を共有し、
野菜の彩りやおいしさ、栄養価を最大限に活かした商品の共同開発を通じて、生活者の健康寿命
の延伸を目指してきました。昨今の野菜を取り巻く環境は大きく変化し、ライフスタイルの変化
により食の簡便化や野菜を調理する手間を避ける傾向が高まり、さらに、生産者の高齢化や減少、
異常気象の影響による生鮮野菜高騰など、野菜を楽しむ時間や野菜の摂り方・摂取量に大きな
影響を与えていると考えられます。このような状況の中で、「健康寿命の延伸」に向けた協業をさ
らに強化させ、「農業振興」や「持続可能な地球環境」の実現にも貢献していきたいと考え、業
務提携契約の締結を行い、互いのリソースを最大限に活用していくことをお伝えしました。

- 業務提携の内容:『野菜と共に創る未来プロジェクト』の説明
業務提携の内容として、新たに立ち上げた『野菜と共に創る未来プロジェクト』について説明し
ました。このプロジェクトでは、「健康寿命の延伸」だけでなく、「農業振興」や「持続可能な地
球環境」といった社会的価値を追求しながら、双方の経済的価値も同時に高め、生産者・消費者
といったステークホルダーへの提供価値「野菜のチカラで彩り豊かで笑顔あふれる食卓を提供し、
農業をサステナブルに。」を目指します。このプロジェクトでは、異業種の業務提携という利点を
活かし、従来の「商品の共同開発」での協業から、「バリューチェーン全体にわたる協業」へと
発展させていきます。

- バリューチェーン全体にわたる協業
バリューチェーン全体にわたる協業について、具体的な取組みをお話しました。
・「生産者(調達)」:野菜の共同産地開発や共同調達、栽培技術研究、野菜の端材の利活用など
  両社は多くの契約農家とのつながりがあり、共同で産地開発や調達を行うことで、生産者と
  の信頼関係を強固なものとし、持続可能な農業の実現に向けた取り組みを推進できると考え
  ています。また、生産者と密接に連携することで、環境に配慮した農業技術の導入や効率的
  な生産体制の構築が可能となり、環境への負荷を軽減できると考えています。
  さらに、ロック・フィールドとカゴメのメリットとして、品質の高い野菜の安定調達につな
  げていきたいと考えています。このように、農業や環境への貢献といった社会的価値と両社
  の経済的価値の向上を目指してまいります。
・「開発・生産」:機能性野菜を使用したサラダ、手軽に野菜がとれる商品など
  お客様のライフスタイルに応じた商品を通じて、楽しく健康的な毎日を過ごしていただくだ
  けでなく、サステナブルな環境や農業にも貢献していることを実感していただける商品を開
  発していきます。当面は、ロック・フィールドで販売する、カゴメの健康価値が高いトマト
  やブロッコリー、たまねぎといった野菜を使用したサラダや、忙しい毎日のなかでも手軽に
  おいしく、野菜の栄養がとれるお惣菜、スムージーやスープなどの開発を検討しています。
  将来的には、両社から発生する端材などの未利用資源を活用して、加工食品の共同開発も検
  討していきたいと考えています。
・「販売チャネル」:駅ナカでのVege-Availability、チャネルの相互利用
  ロック・フィールドの商品をカゴメの販売チャネルで販売したり、カゴメの通販限定の国産
  野菜のジュースや食品を、国産野菜への関心が高いロック・フィールドで紹介したいと考え
  ています。チャネルの相互利用により、多くのお客様に価値を届けることができ、単独では
  リーチできないお客様にも届けることが可能になります。お客様にもっと野菜を食べてもら
  うことで、農業振興にも大きく貢献できると考えています。
・「プロモーション」:ロック・フィールドにベジチェックを設置して、野菜摂取を啓発
           ロック・フィールドで機能性野菜の訴求、 野菜の日統合販促、広告連動
           共同での「野菜の健康セミナー」など
  ロック・フィールドでカゴメの研究員や管理栄養士が野菜の栄養や上手な食べ方の情報発信
  を行うことを検討しています。また、野菜に関する関心が高まる8月31日の「野菜の日」や
  1月31日の「愛菜の日」などは、野菜を両社で盛り上げていきたいと考えています。
  さらに、野菜摂取量推定機「ベジチェック」をロック・フィールドに配備することを進めて
  おり、店頭で普段の野菜摂取量を把握していただき、野菜を摂るきっかけを提供したいと考えて  
  います。




■「野菜と健康の関係」(カゴメ株式会社 食健康研究所)
カゴメが取り組んでいる野菜と健康についての研究を、今回の業務提携のリソースとして活用する
ことを具体的にお伝えするため、会場で研究員が「野菜と健康の関係」をテーマに講演を行いました。
■「野菜をおいしく、たのしく、上手に食べる」(カゴメ株式会社 野菜と生活 管理栄養士ラボ)
カゴメでは社内に「野菜と生活 管理栄養士ラボ」というプロジェクトチームがあり、約60名が全国の
拠点に在籍して、企業や生活者に向けて野菜の上手な食べ方を説明しています。今回の業務提携での
共同でのセミナーをイメージしていただくため、管理栄養士が登壇し、セミナーを行いました。


カゴメ株式会社 食健康研究所 所長 鈴木 重徳

カゴメ株式会社 「野菜と生活 管理栄養士ラボ」杉本 優子

■協業をイメージしたメニューについて(株式会社ロック・フィールド 企画開発本部)
当日会場では、今回の協業をイメージしたメニューをご用意し、ロック・フィールドの担当者から
メニューの説明を行いました。
<当日のメニュー>
・高β-カロテンにんじんのサラダ
・高GABAトマトとケールのサンボル
・高ケルセチン紫たまねぎのベジブロス
・高スルフォラファンブロッコリーのオムライス
・高リコピントマトとバジルのジュース

株式会社ロック・フィールド 企画開発本部 明山 計子

協業をイメージしたメニュー展示

■会場の様子

会場での「ベジチェック(R)」体験

メニューと生鮮野菜の展示

■記者会見概要
【タイトル】 「株式会社ロック・フィールド、カゴメ株式会社 業務提携契約の締結に関する
        共同記者会見」
【日  時】 2025年3月17日(月) 10:00~11:00
【場  所】 株式会社ロック・フィールド 東京オフィス
       (中央区日本橋室町4-5-1さくら室町ビル1階)

ご参考
プレスリリース:業務提携契約の締結について
        野菜のチカラで彩り豊かで笑顔あふれる食卓を提供し、農業をサステナブルに。
https://www.kagome.co.jp/library/company/news/2025/img/2025031101_t.pdf


【株式会社ロック・フィールド】
1972年創業。惣菜を通して「豊かなライフスタイルの創造」に貢献することを企業理念に掲げ、全国のデパ地下や駅ビルに「RF1」など6つのショップブランドを301店舗(2025年1月末現在)および冷凍食品ブランド「RFFF(ルフフフ)」を展開。
「健康、安心・安全、美味しさ、鮮度、サービス、環境」の価値観のもと、時代や社会の潜在的なニーズに応えるとともに、次代を見据えた価値のある「惣菜」を生み出しています。

【カゴメ株式会社】
1899年創業。長期ビジョン「トマトの会社から野菜の会社に」を掲げ、トマトケチャップや野菜飲料、調理食品、生鮮野菜、冷凍野菜など、野菜の価値を活かした商品や健康サポート事業を展開。海外では、北米・欧州・豪州・アジアの事業会社が連携し、フードサービス業態や食品製造業向けにトマト加工品を製造・販売。また、環境変化に適応した品種の研究や栽培技術の開発に取り組んでいます。

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