ネスレ日本・JR貨物グループによる中距離帯での定期貨物鉄道輸送取り組み開始から2年目を迎え、輸送量を約1.6倍に拡大

掲載日: 2025年03月13日 /提供:ネスレ日本

貨物鉄道とトラックを併用した中国・四国方面への新ルートの運用を3月31日(月)より開始


JR貨物 百済貨物ターミナル駅(大阪府大阪市)に到着した貨物コンテナ - 2025年3月撮影

ネスレ日本株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役 社長 兼 CEO:深谷 龍彦、以下「ネスレ日本」)は、日本貨物鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼社長執行役員:犬飼 新、以下「JR貨物」)とそのグループ会社である全国通運株式会社、日本運輸倉庫株式会社(以下、JR貨物とあわせて「JR貨物グループ」)と連携し、食品・飲料業界初(※1)の中距離帯での定期貨物鉄道輸送として2024年2月より開始した「ネスカフェ ボトルコーヒー」の輸送について、新たに貨物鉄道とトラック輸送を併用した中国・四国方面への新ルートを構築し、2025年3月31日(月)より運用を開始します。これにより、1日あたりの輸送量は最大340トン(※2)となり、年間での輸送量は前年同期比で約1.6倍となります。
(※1)1社で200トン/日規模の輸送において、ネスレ日本、JR貨物調べ 
(※2)需要に応じ200トンから340トンの間で変動

ネスレ日本は、環境への配慮をバリューチェーン全体で実践しています。特に物流分野では、二酸化炭素(CO2)の排出量を削減するために、トラック輸送から貨物鉄道輸送や船舶輸送への切り替えを進める「モーダルシフト」を2009年から推進(※参考資料)しています。長距離輸送(※3)が中心だった貨物鉄道輸送において、より多くの貨物を運ぶ中距離輸送(※4)も行えるようJR貨物グループと連携して新たな輸送網の構築に取り組み、2024年2月よりネスレ日本 島田工場(静岡県島田市)から JR 貨物 百済貨物ターミナル駅(大阪府大阪市)を経由した関西方面への「ネスカフェ ボトルコーヒー」の輸送を開始しました。

当取り組みから2年目を迎える2025年3月31日(月)より、ネスレ日本 島田工場(静岡県島田市)から
JR貨物 百済貨物ターミナル駅(大阪府大阪市)および吹田貨物ターミナル駅を経由して、中国・四国方面へ輸送する貨物鉄道とトラック輸送を併用した新ルートの運用を開始します。これにより、年間約7,000台分 (※5)のトラック輸送の削減につながり、二酸化炭素(CO2)排出量を約1,100トン削減できる見込みです。

今後も段階的に対象品目と地域の拡大に取り組み、トラックドライバーの負担軽減や、二酸化炭素(CO2)排出量の削減に貢献していきます。
(※3)走行距離500km以上 (※4)走行距離500km以下、200~350kmを中心帯に想定 (※5)10トントラックでの換算


イメージ図:貨物鉄道とトラックを併用した中国・四国方面への新ルート

以上

参考資料
ネスレ日本株式会社について
ネスレ日本株式会社は、スイスに本社を置く世界最大の総合食品飲料企業ネスレの日本法人です。現時点での国内での生産拠点は、霞ヶ浦工場(茨城県)、島田工場(静岡県)、姫路工場(兵庫県)の3か所です。
事業所一覧: https://www.nestle.co.jp/aboutus/profile/group
「モーダルシフト」とは
輸送の“様式”(モード)を“転換する”(シフト)意味の2語を組み合わせた言葉で、トラックなどの車両輸送と比較して環境負荷が少なく、大量輸送が可能な貨物鉄道や船舶などに輸送を切り替えることを指します。二酸化炭素(CO2)の排出量において、貨物鉄道輸送はトラック輸送の約11分の1、船舶輸送の約2分の1(※国土交通省ウェブサイトより)とされており、「モーダルシフト」の推進は環境負荷の低減が期待できます。
これまでのネスレ日本の「持続可能な物流」への取り組み
2024年2月21日(木)発行のプレスリリース:
ネスレ日本、JR貨物グループと連携し中距離帯での定期貨物鉄道輸送を開始
https://www.nestle.co.jp/media/pressreleases/20240221_nestle

2023年共通価値の創造とサステナビリティ ネスレ日本の取り組み: 
https://www.nestle.co.jp/sites/g/files/pydnoa331/files/2024-07/CSVreport_2023_jp.pdf

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