1895年創業の松山・道後地区唯一の造り酒屋・水口酒造株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:水口皓介、以下水口酒造)では、同県久万高原町の西山農園(住所:愛媛県上浮穴郡久万高原町、代表:西山将彰)の酒米作りを支援し、その酒米で醸した日本酒「NIKITATSU2025 仁喜多津 純米大吟醸酒」(以下NIKITATSU2025)を3月19日(水)より販売開始します。

NIKITATSU2025はNIKITATSUシリーズの第2弾酒として開発されました。特徴でもある爽やかなブルーのグラデーションのボトルは、シリーズ第1弾でも描いた道後温泉のシンボルとなる白鷺を登場させ、水口酒造 創業130年の感謝と共に、その白鷺を癒したと謂れのある道後の湯のように、皆さまに潤いと至福の心地良さをお届けしたいという想いを込めた記念デザインです。
水口酒造は、2025年10月に創業130周年を迎えます。現在も積極的に品評会への出品や展示会への参加、地元の農家さんとの酒米作りなど、お酒を通じて世界の人たちとコミュニケーションを図っていますが、その中でも水口酒造の新たなビジョンである「道後から世界へ、世界から道後へ」を体現し、「伝統的酒造り」の文化継承に取り組んで参ります。
原材料となった酒米「山田錦」は、四国の軽井沢と言われる久万高原町で作られました。久万高原町は標高400~800mの冷涼な気候で、昼夜の温度差が大きく、石鎚連峰分水嶺から流れ出る清流が豊富にあることなど、お米作りに最適な自然環境です。水口酒造では、西山農園と酒米栽培における契約をし、苗60枚分、約5反(およそ5000平方メートル )にできたすべての酒米を購入することで、農家の収益を確約しました。そこで作られた2トンの酒米を精米歩合45%まで磨き上げ、醸した特別なお酒です。
水口酒造が仕掛ける“地産地消の酒造りプロジェクト”とは、地元愛媛県の農家と酒米の購入保証の契約をし、当社のために酒米を作っていただきます。そうすることで昨今の様な異常気象の中でも酒米作りに専念していただけます。この様に農家の収益面や仕事の確保につなげることで、酒造りを通して1次産業のサポートを目指します。
■先行販売のご案内
2025年3月19日(水)の販売に先立ちまして、本日2025年3月10日(月)より当社公式通販サイトにて、本商品の先行注文の受付を開始いたします。ご注文いただいたものは、2025年3月19日(水)より順次発送させていただきます。

■製品概要

■NIKITATSUシリーズとは
昨年2024年7月、道後温泉本館全面開業を記念し、第1弾となるNIKITATSU2024を発売。原材料の全てを愛媛県産で製造し、特徴でもあるボトルは道後温泉の新たな始まりを表した朝焼け色で染め付けました。受賞歴:・第20回松山ブランド新製品コンテスト「NEXT ONE」金賞・松山市長賞・「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2025」金賞
■水口酒造「地産地消の酒造りプロジェクト」とは
地元愛媛県の農家と酒米の出来高を問わず購入保証の契約をし、当社のために酒米を作っていただき、酒米作りに専念していただくことで、農家さんを収益面や仕事の確保につなげ、酒造りを通して1次産業のサポートをしていく取り組み。地産地消の酒造りプロジェクト第1弾発足月:2024年5月田圃地:愛媛県上浮穴郡久万高原町下畑野川地区参加メンバー:水口酒造株式会社代表取締役水口皓介(みなくちこうすけ)水口酒造株式会社杜氏菊池賢也(きくちけんや)西山農園代表西山将彰(にしやままさあき)活動内容:水口酒造が久万高原町の若手農家の西山農園の酒米(山田錦)づくりを支援し、収穫した酒米で日本酒を醸造する。
活動スケジュール:
- 2024年5月 田植え
- 2024年9月下旬 酒米「山田錦」収穫
- 2025年3月 新酒「NIKITATSU2025」発売

▲西山農園田圃(2024年5月撮影)
■会社概要
1895年(明治28年)創業の道後温泉本館とともに歩み続けている松山・道後地区唯一の造り酒屋です。仁愛なる喜び多き津~の意を込めた銘酒「清酒 仁喜多津(にきたつ)」、道後ブランドの地酒「道後蔵酒」、道後温泉の湯上がりビール「道後ビール」等をメイン商品として製造販売を行っており、全国から道後に訪れる方々に、道後観光の思い出づくりを心に残していただけるよう願い、「道後物語」を演出しています。全国新酒鑑評会 最高位「金賞」を通算7度受賞。また、近年様々なコンテストでの受賞歴を誇る。