<イベントレポート>出会いの季節・春に社長と学生が議論、学生理想の社長像は 【マンガに登場する船長】【ダイヤのような人】。就活・面接・自己分析への学生の悩みと社長の本音とは。地方創生や教育にも寄与…

掲載日: 2025年03月07日 /提供:esspride

Z世代を応援する企業と期間限定で社長と学生の会議「MY CEO Meeting」を開催。就活・採用課題や共感されるリーダー像を議論。【大阪・広島・千葉・愛知・東京・鹿児島・石川】で開催中。




「社長チップス!」や「社長カード」を活用した社長プロデュースを行う、esspride株式会社(所在地:東京都渋谷区、代表取締役CEO:西川世一) は、社長と学生がZ世代を惹きつける社長像について意見交換を行うミーティング「MY CEO Meeting 2024-25」を千葉と愛知で開催しました。昨夏に開催された「MY CEO AWARD 2024 (マイシーイーオーアワード)」(https://shacho-chips.com/feature/feature-16038/)では、Z世代が選ぶ“推し社長=MY CEO” BEST100などが決定し、全国7エリア内No.1に輝いた7名の社長がファイナリストとして選出されました。このMeetingは、ファイナリストの企業所在地である7エリアにて推し社長に選ばれた社長が登壇し、2024年10月から2025年3月までの期間で開催しています。

■MY CEO Meeting千葉開催の様子
千葉開催では、「就職したい会社のヒントは“推し社長” にアリ!会社とは社長。人を惹きつける社長の魅力とビジョンとは」をテーマに、ファイナリスト7に選出された関東エリア代表の株式会社ダンデライオン杉野貴彦社長(千葉県・業種)、ビジュがいい賞を受賞した株式会社ウェーブズ波多広大社長(神奈川県・医療・福祉)、関東学院高等学校3年生の鶴見直樹さん、千葉大学4年生の山岸荘汰さんが登壇しました。

・トークディスカッション

左から株式会社ダンデライオン杉野貴彦氏、株式会社ウェーブズ波多広大氏、関東学院高等学校3年生鶴見直樹さん、千葉大学4年生山岸荘汰さん

株式会社ダンテライオンの杉野社長は「魅力ある社長とは、自ら同じ目線に立ち、失敗談もオープンにしながら発信する人だと思います。私もこれまで失敗をたくさん話してきましたし、若い人たちに『失敗しても大丈夫だよ』と伝えるようにしています。その姿勢が共感を生み、多くの学生さんたちが耳を傾けてくれたのかなと。会社の代表として未来を語ることが、人を惹きつけるのだと思います。社長は、企業の未来を体現する象徴。だからこそ、代表である社長自身が明確なビジョンを語り、それを社員や学生に共有することで、自然と共感が生まれます。”推し社長”という存在が、会社そのものの魅力を高めるのではないでしょうか。社長が持つ人間性とビジョン、それこそが企業選びの重要なヒントになると思います。」と語りました。

株式会社ダンデライオン 代表取締役 杉野 貴彦 氏

株式会社ウェーブズの波多社長は「僕はZ世代の皆さんと共に建設業のイメージを変えて行きたいと思っています。自分も「ゆとり世代」と言われて育ってきましたが、変わったのは周りを取り巻く環境で、人間自体が本質的に考えている事は大昔から変わっていないと私は思っています。
どの業界も社長自身が魅力的である事が大事で、先ずはそれを発信することで『この仕事おもしろそう!』と興味を持ってもらえるのではないでしょうか。僕自身、「いい意味で建設業っぽく無い」を心掛けており、社外でも『印象に残る』と言ってもらえるようになりました。建設業の魅力を取り戻すことが、僕の人生のミッションです。縁ある人が自己実現できる会社を目指し、建設業を通じて社会に価値を提供する会社でありたいと思っています。」と話しました。

株式会社ウェーブズ 代表取締役 波多 広大 氏

関東学院高等学校3年の鶴見さんは「起業した経緯ですが、高校1年生のときに、課外授業でビジネスを学びました。ビジネスプランを考える中で、起業に必要なことを実感しました。会社経営者が集まるイベントにもたくさん参加し、いろんな方と出会ってはInstagramで連絡をとりました。経営者との出会いや応援のおかげで、新しいアイデアが次々に生まれていきました。地方の学生から「起業を考えるだけで孤立してしまうことがある」と相談を受けたことがあり、私自身も同じ経験をしていたので、やりたいことを実現するには環境や周囲の理解がとても大切だと実感しました。若者が夢に向かって挑戦できる場を作りたくて、会社を立ち上げました。
自分の活動を伝えていくことはとても重要だと思います。企業の社長が発信することで、親しみやすさが生まれ、そこから新しいご縁が広がっていくと思います。」と話しました。

関東学院高等学校3年 鶴見 直樹さん

千葉大学4年の山岸さんは「就職で困ったことですが、千葉の企業情報が少なくて、調べても東京の会社ばかり出てきました。情報量も多く「東京での就職になる」という印象が強くなりました。企業の情報を探す際、やはりSNSが大事だと思っていて、社長のビジョンや、会社で働く社員の声が発信されていると、すごく響きます。不器用でも一生懸命更新してくれる社長や、人間味があって親しみやすい人だと感じると共感しやすいですし、自分もこの企業で挑戦したいと思えます。Z世代って、温かみとかリアルさに惹かれると思います。企業のホームページはあまり見ないので、SNSを使った発信の仕方がとても大事だと思います。」と語りました。

千葉大学4年 山岸荘汰さん


・グループディスカッション
トークセッションで語られた「推し社長」についての考えを念頭に、今度は社長と学生が2グループに分かれグループディスカッションを行いました。テーマは「推したくなる社長は、どのような魅力やビジョンを持っているのか」。時折笑い声が聞こえる和やかな雰囲気の中、社長と学生が世代を超えて本音で対話を重ね、お互いの価値観への理解が深まっていく様子が印象的でした。

社長と学生のグループディスカッション

【グループ1.の大学生発表】
私たちが考える「推し社長」の条件は「本音」と「笑顔」です。議論の中で、「優しい」「笑顔が素敵」「社員と仲が良い」という意見があがりました。これらは魅力的ですが、それだけでは本当に推せる社長にはならない。その理由は、表面的な部分だけを見て「付いていきたい」と思っても、いざ社長の厳しい一面や苦労を知ったときギャップを感じてしまう可能性があるからです。そのため、社長の本音や困難に向き合う姿勢を知ることが大切だと思いました。本音を見せることで信頼を得られ、それが「推される」理由になります。

【グループ2.の大学生発表】
魅力的な社長は、”身近なダイヤ社長”です。
まず「風通しの良さ」「カリスマ性」「話しやすさ」「熱意」の4つが社長に必要な要素だと考え、それぞれの定義を深掘りしていきました。その中で盛り上がったのが、「身近な社長」というテーマでした。単に親しみやすいだけでなく、企業の立ち上げや困難を乗り越えた経験を持ちながら、行動でそれを示す社長こそ魅力的だという意見が出ました。この姿を「ダイヤ」に例え、輝きを持ちながらも親近感を感じさせる存在が理想となりました。

【グループ3.の大学生発表】
魅力的な社長は親近感があり、挑戦する姿勢を示してくれる存在です。社長は学生にとって遠い存在だと感じられがちですが、自身の失敗や成長の経験を同じ目線で共有してくれることで身近に感じられるようになります。また、明確なビジョンを持ち、社員が安心して新たな挑戦に取り組める環境を整えることも重要だと考えました。例えば、社員の挑戦をサポートするだけでなく、自らもその背中を見せることで、周囲に影響を与える姿が魅力的です。さらに、SNSなどを通じて社長の価値観やストーリーを発信すれば、幅広い層に共感を呼び起こす存在になれると思います。挑戦を恐れないその姿勢が、多くの人の行動のきっかけとなると思います。

グループディスカッションの結果、「親しみやすさ」と「挑戦する姿勢」が“推し社長”として共感される共通点であり、人間的魅力とリーダーシップを兼ね備えた社長像が学生の理想として話されていました。地域の祭りやイベントが盛んで、地元のコミュニティ意識が強い千葉県ならではの雰囲気の中、学生たちは社長の意見に真剣に耳を傾け、仲間同士でフォローし合いながら、温かく和やかなムードのもと千葉開催を締めくくりました。

社長と学生の集合写真

■MY CEO Meeting 愛知開催の様子
愛知開催のトークセッションでは、ゲスト審査員賞と外国人財スマイル賞を受賞した株式会社KISHIN GROUP HOLDINGSの高橋敏也社長(岐阜・サービス業)、スーパーヒーロー賞を受賞した株式会社エコ・プランニングの吉田孔顕社長(三重・建設業)、都留文科大学3年の若山太一さん、中京大学4年の高松正人さんが登壇しました。

・トークディスカッション
KISHIN GROUP HOLDINGSの高橋社長は、「私の会社では、ブラジルやコートジボワール、ベトナム、インドネシアなど、さまざまな国籍の社員が働いています。大切にしているのは『外国人だから』と一括りにせず、一人ひとりの個性と向き合うこと。社宅を用意したり、仕事に必要な資格の取得支援をしたり、性別や国籍に関係なく、各社員の可能性を伸ばせる環境づくりを実践しています。『MY CEO AWARD 2024』では、このような社員に寄り添う姿勢を評価いただいたのだと思います。今夏には沖縄支店を開設し、さらにコートジボワールにも展開予定です。日本で学んだ知識と経験を活かし、母国に戻っても貢献できる人材を育てるUターン事業も始めます。この海外展開は外国人社員が会社をとても気に入り、本国の両親に熱心に話してくれたことがきっかけでした。会社のファンになってもらえれば、共に成長し、世界中どこでも一緒に働ける仲間になれる。そして会社の未来も大きく広がっていくと信じています。学生の皆さんにとっても、自分がファンになれる会社で働くことが、きっと大きな可能性を開くはずです。」と語りました。

株式会社KISHIN GROUP HOLDINGS 代表取締役 高橋 敏也 氏

エコ・プランニングの吉田社長は、「会社の魅力は、実際に入社してみないとわからない部分が多いものです。だからこそ、社長である私が前面に出て、飾らずにどんなことを実現していきたい会社なのかを話すことで、本質を感じ取ってもらえると考えています。私たちは建設業界に新しい魅力を創りたいと考え、環境にやさしい解体工事やリサイクル事業にチャレンジしています。海外のペルーでもプラスチックごみを燃料にするリサイクルプロジェクトを展開していますが、このような新しい取り組みも、カジュアルな対話を通じて学生さんと共有したいと思っています。今後は採用面接でも、もっと気軽にお互いの素直な思いを話せる機会を作っていきたいです。今日は学生の皆さんから、調べて準備した答えではなく、現在の素直な思いを聞かせてもらえれば嬉しいです。」と話しました。

株式会社エコ・プランニング 代表取締役 吉田 孔顕 氏

都留文科大学3年の若山さんは、「私たち学生にとって、社長という存在はどうしても怖いイメージがあります。会社のホームページで面白い事業を見つけても、社長の写真に威圧感があり、躊躇することも。採用面接では緊張し、素の自分を出せないことも多いです。しかし、MY CEO Meetingのように、社長とフラットに対話できる場があれば、飾らず話せます。社長の思いもダイレクトに伝わります。こうした機会があれば、その会社で働きたいという気持ちも自然と湧いてくると思います。ただ、地方の学生には物理的な課題もあります。私の地元である山梨県都留市では、地元企業の選択肢が限られ、東京での就職を目指す学生も少なくありません。しかし、新宿まで往復4000円ほどかかり、移動の負担は大きいです。4年生は卒論もあり、就職活動とアルバイトの両立も難しくなります。東京の会社とつながる機会があっても、費用や時間の制約で諦める学生もいます。だからこそ、オンラインでフラットに会社と対話できる場があれば、地方の学生にとって大きな助けになると思います。」と語りました。

都留文科大学3年 若山太一さん

中京大学4年の高松さんは、「就職活動では、パソコンの画面に収まる会社紹介だけでは、会社の本質や社長の人となりを感じ取るのが難しいと感じていました。実際に社長と話せるのは、入社式が初めての場合がほとんどです。だからこそ、MY CEO Meetingのように、社長が立ち上げの思いや将来の展望を直接語ってくださる場は、とても貴重だと思います。私は幸い、就職活動で一人の人間として向き合い、じっくり話を聞いてくださる会社に出会えました。そこで気づいたのは、経験や知識が活かせるかどうかだけでなく、『5年後、10年後、自分はどんなことに挑戦して成長していきたいのか』という想いを共有することの大切さです。今は転職が当たり前の時代ですが、共感できる会社と出会えれば、そこで長く成長していきたいと願う学生もいます。ただ、そうした出会いの機会は地域によって差があります。私の地元である静岡では、就職活動は名古屋の会社説明会や面接が中心でした。このMY CEO Meetingが静岡や岐阜、三重にも広がれば、より多くの学生が地元の魅力的な会社と出会えるのではないでしょうか。」と語りました。

中京大学4年 高松 正人さん


・グループディスカッション
その後「推したくなる社長は、どのような魅力やビジョンを持っているのか」をテーマに、社長と学生が混ざってグループに分かれ、グループディスカッションが行われました。

社長と学生のグループディスカッション


【グループ1.の大学生発表】
「私たちが考えた推し社長を一言で表すと、『ワクワクとドキドキを持っている社長』です。グループでは最近増えている学生の『休学』という選択肢について話し合いました。正直なところ、企業側が休学をどのように捉えるのか不安でしたが、実際にお話を伺うと『一度立ち止まって考えるのもいい』『真剣に自分と向き合える学生だと思う』『自分の時代にはない発想で面白い』など、ポジティブな意見をいただきました。自分と向き合う時間を経て見つけた思いと、社長のビジョンを重ね合わせることで、より良い出会いが生まれると感じました。こうした対話を通じて見えてきた魅力的な社長像は、多様な価値観を受け入れ新しい文化を作り、自身も成長し続け、社員一人ひとりの『やりたい』を実現できる人です。まさに漫画ワンピースの船長ルフィのように、『面白そうだから行こう!』と前向きな発想で組織を引っ張っていく社長こそが、私たちの理想です。」

【グループ2.の大学生発表】
「私たちのグループでは、社長のビジョンと人としての在り方は切り離せないものだと考えました。まず社長として大切なのは、大きく明確な目的を掲げるだけでなく、それに対してどれだけ熱心に行動しているかだと思います。その姿勢が自然と周りの人まで動かすからです。そして人としての魅力とは、日常の何気ない場面から垣間見えます。相手の目を見て言葉のキャッチボールができる、適切な言葉遣いを心がけている、周りの人を大切にしている。当たり前の立ち振る舞いの中に、その人の本質が表れると思います。こうした基本的なことができている社長のビジョンには説得力がある、という結論に至りました。この理想的な社長像を端的に表現すると『船長』のような人です。目的に向かってチームのメンバーを導き、自然と周りの信頼まで集められる、そんな社長に付いていきたくなると思います。」

このように、「組織の未来に情熱を持ち、社員一人ひとりの思いを大切にする」「掲げたビジョンを行動で示せる」社長像が、Z世代が求める理想の姿として浮かび上がりました。発表後の懇談会では、社長とマンツーマンで話し込む学生も多く見られ、終了時間を過ぎても会話が尽きない様子から、この出会いが双方にとって有意義な機会となったことが窺えました。

今後は石川・金沢と鹿児島での開催が予定されています。

社長と学生の集合写真


■「社長チップス!」プロジェクトとは?
社長を楽しくプロデュースすることで地域の企業や仕事を知ってもらうきっかけを創り出すと同時に、若者の可能性も応援し、日本の未来を担う社長と若者の架け橋となる取り組みです。企業向けコンテンツは、 社長カードやお菓子の「社長チップス!」、社長カードかるた、web掲載やSNS企画、イベントやアワードなど多数展開し、若者との交流を積極的に行っています。



◎社長と仕事が一覧で見られる「社長カード図鑑web」(https://shacho-chips.com/card/
◎かるたをしながら会社や仕事が学べる「社長カードかるた」(https://shacho-chips.com/feature/feature-16394/
◎図鑑が冊子となり、高校や大学で職業教科書として使用できる「社長カード図鑑」(https://shacho-chips.com/feature/feature-16402/
◎Z世代が選ぶ“推し社長”No.1決定戦「MY CEO AWARD(マイシーイーオーアワード)」(https://shacho-chips.com/feature/feature-16038/
◎社長が先生となり学校に出張登壇する「うまCEO学園(うましおがくえん)」(https://shacho-chips.com/feature/feature-2345/

・社長チップス!公式web https://shacho-chips.com/
・取材やお問い合わせ https://shacho-chips.com/contact/

■会社概要



■社名:esspride株式会社(エスプライド)
■所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-17-11
■代表取締役CEO:西川 世一
■設立年月日:2005年4月25日
■事業内容:Do up!事業
・esspride HP https://esspride.com/

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