1.中小企業の足元では原材料高、求人難が深刻化しており、更なる生産性の向上、即ちデジタル経営へのシフトが待ったなしの趨勢であることは中小企業白書からも明らかなとおりです。同時に同書では中小企業を支える支援機関のデジタル人材およびノウハウ不足の顕在化を指摘しており、経済産業省から支援機関に向けて「DX支援ガイダンス」が発行されるなど、支援機関のデジタル化支援能力の向上、支援体制の強化が喫緊の課題となっています。
2.「ITコーディネータ」は経済産業省推進資格として20年余にわたり、中小企業のDX推進の伴走支援を実施しており、経済産業省からは支援機関にITコーディネータのような人材を増やすことが期待されていますが、資格者は7,000人と全国的にまだまだ不足しているのが現状です。ITコーディネータの資格取得・維持には一定の難易度があり、すべての支援機関の方が取得するにはハードルが高い状況であるのも事実です。
3.そこで、ITコーディネータの基本的な支援プロセス習得を目的としたエントリー資格「ITCアソシエイト」を創設し、多くの支援機関の方に取得いただくことにより、中小企業支援者の大幅な裾野拡大を目指すことといたしました。2025年度は、特に取引先のDX推進支援、本業支援に軸足を移した地域金融機関を対象に展開する予定です。
詳しくはこちらをご覧ください → https://www.itc.or.jp/associate/