CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」がIoT技術と生成AIでグローバルに現場DXを推進するMODE社へ出資

掲載日: 2025年02月12日 /提供:キリンホールディングス

自社製造現場のDX推進に向けた技術活用を探索

 キリンホールディングス株式会社(社長 COO 南方健志)は、独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン株式会社(社長 百合本安彦)と共同で設立したコーポレートベンチャーキャピタル(以下CVC)ファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND(キリン ヘルス イノベーション ファンド)」を通じて、MODE, Inc.(CEO 上田 学、以下MODE社)に2024年12月に出資しました。

 MODE社は、IoT技術に生成AIを組み合わせることで、複雑化する現場業務におけるリアルタイムデータを「見える化」から「使える化」へと昇華させ、業務の質を向上させるソリューションを提供するスタートアップ企業です。同社は、ヒト・モノ・環境のデータの収集・蓄積・活用により現場DXを加速させるソリューション型IoTプラットフォーム「BizStack(ビズスタック)」および、現場の“今”の状況を把握するAIアシスタント「BizStack Assistant(ビズスタック アシスタント)」を通じて、現場業務の効率化と革新を支援しています。

 キリングループは長期経営構想「キリングループ・ビジョン2027(KV2027)」において、イノベーションを実現する組織能力の一つとして「価値創造を加速するICT」を掲げ、DXによる新たな価値創造に継続して挑戦しています。MODE社は、同社の中長期ビジョン「人間とAIが協働する次世代の現場環境を実現すること」に基づき、将来はAIエージェントがデジタル労働力として現場を深く理解しながら働くことで、日常業務の効率化や人財不足の課題解決を目指しています。世界中に多くの製造拠点を有するキリングループにとって、業務効率化に向けたDX推進は重要な課題です。当社は、MODE社が持つ独自のIoT技術と生成AIの組み合わせにより、デジタル技術を活用したキリングループの提供価値の最大化を探索します。

■MODE社について



MODE社は、“現場”のDXを加速させるソリューション型IoTプラットフォーム「BizStack」を提供しているアメリカ・シリコンバレー発のスタートアップ企業です。製造・物流、建設業界を中心にさまざまな業界に現場データ活用を浸透させ、ビジネスに変革を起こし、一歩進んだ 社会の実現を目指します。同社が2023年6月に発表した「BizStack Assistant」は、「現実の世界で起こっていることを一番よく知るAIアシスタント」をコンセプトに、生成AI・リアル世界を現場データを介してつなぎ、刻々と変わる現場の状況に合わせて、自然言語での問いかけや対話をすることで、お客様の業務を支援します。

■CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」について



当社は本CVCファンドを通じて、ヘルスサイエンス関連の先端技術や顧客体験の向上を実現するソリューションなどを対象とした、革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外のスタートアップ企業へ投資を行っています。短期的なシナジー創出にこだわらず、中長期的な視点で価値創出が見込めるスタートアップを対象に、スタートアップ企業が持つ新たな発想や技術とキリングループのヘルスサイエンス領域の強みや資源を掛け合わせることで、お客様の生活を豊かにする魅力的な価値を創出していきます。

 キリングループではこれからもICTを活用したグループ全体のDXを加速させ、新たな価値を生み出し続けることで持続的な成長を目指します。

■企業概要
(1)CVCファンド「KIRIN HEALTH INNOVATION FUND」概要


(2)グローバル・ブレイン株式会社の概要


(3)MODE, Inc.の概要


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