株式会社ノトハハソ(本社:石川県珠洲市、代表取締役:大野長一郎、以下 ノトハハソ)は、挑戦中のクラウドファンディングにて第1目標の1000万円を達成し、多くの方からの支援を集めている。このプロジェクトでは、揺れに強い炭やき窯の開発や、炭窯の余熱を利用した発電など、創造的復興に向けた挑戦的な取組みを行っている。株式会社ノトハハソがある能登半島では令和4年より度重なる地震が発生しており、大きな被害を受けたノトハハソは炭やき事業の再建をかけてチャレンジを行っている。残り期間は約2週間、2025年2月28日まで受け付けている。
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■クラウドファンディング概要
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■クラウドファンディング挑戦の経緯
株式会社ノトハハソがある石川県珠洲市は3年連続で大きな地震の被害を受け、全6千世帯のうち約4割の住宅が全壊となっています。さらに、2024年9月には奥能登豪雨が発生し、河川の氾濫や土砂崩れが発生し、二重災害となっている状況です。続く災害により、ノトハハソでも炭やき窯が全壊し、再建を余儀なくされています。
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能登半島地震で全壊した炭やき窯
我々が重なる災害を経て学んだことは、私たち自身が変わらなければならないということでした。元に戻すのではなく、創造的復興としていくことです。そのために、これまでの方法を発展させた新しい炭やき窯の開発をはじめ、生活に必要なエネルギーが自給できるようなかたちでの工場再建を目指したいと考え、挑戦に至りました。
■ノトハハソが考える自立分散型・循環型社会
ノトハハソでは、炭やきビレッジ構想を掲げて事業に取り組んでいます。人口減少により、地域を取り巻く課題は深刻さを増していますが、炭やきという生業をテーマとした村づくりをすすめていくことで、地域の中で自立分散型社会として維持できる集団に近づけて行くことができると考えています。また、炭やき事業そのものが、生物多様性の維持や地球温暖化の抑制に貢献できるサステナブルな産業であることもあり、循環型社会を形成する要素になっていけると信じています。
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炭やきビレッジ構想
加えて、自立・分散型エネルギーシステムについても取り組んでいきます。令和6年能登半島地震は、インフラの被害が大きく電力の復旧にも相当な時間を要したことで、私たちの生活にも大きな影響がありました。この経験を通じて、エネルギー自給の重要性を再認識しました。炭やき窯で生成できるエネルギーを活用し、地域にも貢献できるよう取り組みたいと考えています。全国の地域でも様々な課題に向け取り組んでいる中で、一つの先進事例になっていけることを目指しています。
■クラウドファンディングで目指す3つのゴール
既に到達済の第1ゴールでは、生産性の高い新たな炭やき窯の開発を設定しています。災害を乗り越え、土や石で出来た窯の課題であった、耐震性や技術の再現性の低さといった課題を解決し、新たな形での炭やきに挑戦していきます。
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地震に強い炭やき窯(案)
次に目指す第2ゴールは、炭やき事業の再建と新工場移転です。3基の炭やき窯を調達して生産設備を回復させるとともに、工場を移転して生産体制を安定化させます。工場単独での電気・水の自給ができるように整備をすすめられるようにしていき、エネルギーの地産地消にむけた土台を整えていきます。
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新工場の図面(検討中)
最後に、最終ゴールとして集落のエネルギー地産地消に向けた設備導入に取り組みます。石川県創造的復興プランの中にも、エネルギーを地産地消できる集落(=オフグリッド集落)のイメージが記載されており、炭やきを通してこのビジョンを実現していきたいと考えています。ただ、エネルギーを生成していくためには、炭やき窯や関連設備をさらに発展させていく必要があるため、バイオ炭化炉、電力容量を増やすための機能、地域住民が災害時に利用できる蓄電システムなどを試験導入し、挑戦を重ねていきます。
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石川県創造的復興プランより転記
■最後に
最後までご覧いただきありがとうございます。
私たちは、 レジリエンス(回復力) を持って困難を乗り越え、持続可能な未来を目指して再スタートを切ります。ただ良いものを作るだけでなく、 エシカル(倫理的) な視点を大切にし、人と環境に配慮したものづくりを進めます。さらに、資源を無駄にしない サーキュラーエコノミー(循環型経済) の考え方を取り入れ、地域や社会に貢献できる企業を目指します。
この挑戦に、皆さまのお力添えをいただければ幸いです。
■会社概要
商号 : 株式会社ノトハハソ
代表者 : 代表取締役 大野 長一郎
所在地 : 〒927-1443 石川県珠洲市東山中町ホ部2
設立 : 1971年8月(法人化2021年9月22日)
事業内容 : 炭製品の製造・販売など
資本金 : 500,000円
URL : https://www.noto-hahaso.com/