■事業部発足の背景
「ヤバい凍結機があります」2024年夏。知人からの紹介を受けて、私たちは次世代の最新凍結機を体験しました。その出会いをきっかけに、凍結業界の可能性と課題に着目しました。私たちは、業界全体を俯瞰し、食材の凍結をめぐるあらゆる工程を見直す必要性を強く感じています。凍結技術が解決する課題は、単なる保存方法を超え、流通、保管、調理プロセスを含む広範な要素に影響を与えます。
例えば某スーパーマーケットから相談された『マグロの色落ち』という課題。冷凍技術だけで解決するのではなく、流通経路や保管環境、さらに凍結前の下準備を含む全体的な改善が必要であることに気づきました。こうした広い視点が求められる中で、terasuは新たな可能性を探り、具体的な解決策を提案していきます。
■事業部の強みとアプローチ
多方面へのテストアプローチを行うこと半年あまり。私たちは凍結技術を単独で評価するのではなく、業界全体の流れを見渡した統合的な視点を磨き続けました。凍結機の性能や特性を深く理解し、その上で「どのように活用すれば新たな価値を生み出せるか」を提案する事業活動を展開します。
また、食品メーカー、料理研究家、大手スーパーなど多様なパートナーと連携し、食材の品質を最大化するプロセスを共に構築しています。
■具体的な活動内容
- 凍結技術の利活用提案:
- - 凍結機の特性に基づき、各業界のニーズに応じた活用法を設計します。
- 商品開発とストーリーデザイン:
- - 食品の魅力を消費者に伝えるための新しい商品開発と付加価値を提案します。
- 包括的な業界支援:
- - 凍結の前後に関連するすべてのプロセスを統合的に改善し、業界全体の効率化を図ります。
■今後の展望
昨年夏から準備を進め、この度、正式に凍結事業部を立ち上げました。これにより、凍結機メーカーから新たに3名のプロフェッショナルが加わり、業界の専門性とterasu独自の顧客視点が融合する強力なチームが実現しました。
今後は業界内外のパートナーとの連携をさらに深め、食品業界全体に革新をもたらすことを目指します。私たちは、凍結機に詳しくないからこそ「新しい視点」で価値を生み出し、「terasuに相談すれば間違いない」と信頼される存在となることを目指します。ゆくゆくは業界内外の知見を融合させ、凍結技術の新たな可能性を探求し、業界全体を支える存在として成長を続けます。
■代表者コメント
「凍結技術は、食材の保存だけでなく、価値そのものを変える可能性を秘めています。私たちは凍結の周辺まで見渡しながら、新しい提案を続けていきます。この取り組みが業界全体の発展につながることを信じています」(合同会社terasu 代表 秋山楓果)
■お問い合わせ先
会社名:合同会社terasu
担当者名:凍結事業部FROZEN 塩田(しおた)
連絡先:info@terasu-story.co.jp