アサヒ飲料、神奈川県小田原市、遠東石塚グリーンペット、ペットリファインテクノロジー「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を締結…

更新日: 2025年01月27日 /提供:アサヒ飲料

「ボトルtoボトル」協働により日本国内のペットボトルの循環利用を推進

アサヒ飲料株式会社(本社:東京、代表取締役社長:米女太一)、神奈川県小田原市(市長:加藤憲一)、遠東石塚グリーンペット株式会社(本社:茨城、代表取締役社長:安田真一)、ペットリファインテクノロジー株式会社(本社:神奈川、代表取締役執行役員社長:伊賀大悟)は1月27日に「ペットボトルの水平リサイクルに関する協定」を締結します。



本協定締結により、小田原市の家庭から回収された使用済みペットボトルを新たなペットボトルに再生し新たな容器として再利用することで持続可能な循環型社会の実現につなげ、リサイクル率の向上を目指します。
「ボトルtoボトル」は、石油由来のペットボトル素材を調達し製造する場合と比較して、CO2排出量が少ないペットボトルのリサイクル法です。今回の取り組みでは、リサイクル時に発生する残渣を少なくするため、「メカニカルリサイクル※1(物理的再生法)」と「ケミカルリサイクル※2(化学的再生法)」の2つのリサイクル手法を組み合わせることで、リサイクル率の向上を図ります。メカニカルリサイクルの工程で発生する『残余物※3』をケミカルリサイクルしていくことでメカニカルリサイクルのみの場合と比較して更なるリサイクル率の向上を目指します。
※1遠東石塚グリーンペット株式会社が行うリサイクル
※2ペットリファインテクノロジー株式会社が行うリサイクル
※3ペット素材を多く含むパウダー状のもの

<参考>
■メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの組み合わせ
メカニカルリサイクルは、回収したペットボトルを高温で溶かして異物を取り除いてペット樹脂を再生する手法です。一方、ケミカルリサイクルは、ペットボトルを分子レベルにまで化学分解して不純物を取り除き、新たな再生ペット樹脂とするものです。ケミカルリサイクルのほうが高品質の再生ペット樹脂が出来上がりますが、コスト面では、大がかりな分解設備などが不要なメカニカルリサイクルのほうが優れているとされます。
アサヒ飲料は、メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの組み合わせにより、リサイクル率の向上を目指しています。


■リサイクル工程における残渣と残余物
メカニカルリサイクルではリサイクルの工程で約20%の残渣が発生しますが、そのうち5~10%の残余物はペットボトル以外のものへのリサイクルが主となっています。残余物の一部にはペットボトル素材が含まれているため、残余物もペットボトル原料に再生することで、効率的かつ持続的なリサイクルが実現できます。




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