サントリーホールディングス(株)は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)においてダイキン工業(株)と共創して出店するレストラン「水空 SUIKUU(すいくう)」のスタッフユニフォームを決定しました。
デザインは、手作業の図案でつくるこだわりのテキスタイルと、使う人の人生に長く寄り添う普遍的なデザインが国内外の幅広い層に人気の「ミナ ペルホネン」が手がけました。水や空気の流れを感じるような躍動感のあるテキスタイルは、当店のために図案が描かれ、糸を染め、織り上げられました。ゲストを迎えるホスピタリティと万博という楽しい空間に相応しい柔らかな印象のシルエットで、レストラン「水空 SUIKUU」の高原のような爽やかなイメージにぴったりな、水と空を泳ぐ光のようなデザインに仕上がりました。
当社は、「水と生きる」を基本コンセプトに大阪・関西万博に参画しています。水を生み出す自然への尊敬と感謝の念を持ち、豊かな生活文化と共に未来に繋いでいきたい。その思いは、レストランのメニューや内装、家具、食器、そしてお客様をお迎えするスタッフのユニフォームにも込められています。大阪・関西万博での心地よい飲食体験を通して、多くの皆様が当社の思いに共感していただくきっかけになればと考えます。
■ユニフォームの詳細
レセプションスタッフ、ホールスタッフのそれぞれに2種類、計4種類のデザインを決定しました。いずれも、業務上のオペレーションを妨げないゆとりと着心地を考慮しながら、「ミナ ペルホネン」を代表する刺?柄“tambourine(タンバリン)”模様※1をあしらうなど、装飾的な表情を加えています。水や空気の流れを感じるテキスタイルとやわらかなシルエットで、お客様にとってユニフォームも美しい景色として映るようにデザインされています。
※1 不揃いの小さな粒で描いた円を並べて、たくさんの輪を集めたような柄
レセプションスタッフ
ホールスタッフ
水と空気の流れを感じるテキスタイルや“tambourine”模様
■「ミナ ペルホネン」デザイナー 皆川 明氏コメント
今回のユニフォームについては、レストランのコンセプトである「水と空気」の持つ有機性をジャカード織で描くことで、プリントとは違う色の深みまでをも表現できました。店内空間との調和によって、コンセプトが訪れるお客様に伝わればと思います。
万博は、世界の文化や伝統、歴史、思想、最新科学技術が交流する場です。
そこに訪れる来場者の方々が、レストラン「水空 SUIKUU」で食と自然の共生を感じながら、万博での時間を有意義に過ごしていただけたらと思います。
【ミナ ペルホネン | mina perhonen】
デザイナーの皆川 明氏により1995年に設立。
オリジナルの図案によるテキスタイルを軸に、ファッション、家具、インテリア、空間デザインなど領域に捉われない活動を行っている。
自然の情景や社会への眼差しからデザインを進め、日本各地の生地産地との連携により生み出されるテキスタイルを特徴とし、国内外のさまざまなメーカーやデザイナーとのコラボレーションやデザイン提供も行う。
2024年にはスウェーデン国立美術館や韓国・ソウル東大門デザインプラザ(DDP)で展覧会を開催。
2025年はブランド設立30周年を迎える。
■レストラン「水空 SUIKUU」について
大阪・関西万博で水と空気の水上スペクタクルショーを共同で出展するダイキン工業と共創するレストランです。店内は清冽な水の流れや緑あふれる景色と清々しい空気を再現し、万博会場のウォーターフロントにいながら、まるで高原のレストランで食事をしているような体験をしていただけます。ダイキン工業の先端技術により温度や湿度、気流を最適にし、清涼で爽やかな空気を店舗内につくり出します。再生農業※2原料を使用した当社初のビール「水空エール」や、ウイスキー、ワインなどの酒類を当店オリジナルにアレンジしたドリンク、国内産の食材を活用したコース料理をご提供します。また、店内のテーブルには、長年ウイスキーを育み、その役目を終えた樽材からつくられた家具「サントリー樽ものがたり※3」を採用し、熟成にかかる時の流れを感じながらゆったりとお食事をお楽しみいただけます。
※2 土壌の健全性や生物多様性などを保護・改善しながら、農家の生活向上にも資する、成果ベースの農業アプローチ
※3 当社では、ウイスキーの樽材を家具やインテリア雑貨に再生し「サントリー樽ものがたり」として販売する事業を1998年より展開しています
レストラン「水空 SUIKUU」店内イメージ
以上