株式会社陽と人(ヨミ:ひとびと、本社:福島県伊達郡国見町、代表取締役:小林味愛、以下陽と人)は、日本郵政株式会社(東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長 増田 寬也/以下「日本郵政」)および日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長兼執行役員社長 千田 哲也/以下「日本郵便」)と、輸送手段に新幹線輸送および置き配を用いて「規格外りんご」をお届けする実証実験を行います。
本実証実験は、日本郵政および日本郵便との共創プロジェクト『farm to table』の一環として、農業サプライチェーンの環境負荷の軽減に加えて、「規格外りんご」の購買を通じた生産者と消費者の新たな関係性の構築を目指します。
1 背景・目的
農業サプライチェーンの環境負荷は生産・幹線輸送・ラストワンマイル配送と、各段階で発生します。そのため、各段階において環境負荷低減の試みが可能です。本実証実験では規格外農産物の取扱いによる食品廃棄の削減(生産)、エネルギー効率の良い新幹線輸送へのモーダルシフト(幹線輸送)、置き配による再配達の削減(ラストワンマイル配送)を行い、サプライチェーン全体での環境負荷低減に取り組みます。この取り組みにおいて、消費者側には「購買による環境負荷低減への貢献」という付加価値が生まれると考えています。また、本実証実験は、「規格外りんご」の購買を起点とし、アナログ(はがき)およびデジタル(NFT)の両軸で消費者と生産者が双方向に情報発信を行うことによる、新たな生産者と消費者の関係性構築を検証することも目的としています。
2 「実証実験」概要
(1)期間
・2025年1月27日(月)~同年3月14日(金)
(2)内容
・福島県産の「訳ありりんご」のふるさと小包による販売
・規格外りんご(訳あり品)の流通
・輸送方法へのモーダルシフト(新幹線輸送)と置き配(指定場所ダイレクト)の導入
・生産者・生産地と消費者の双方向での情報取得や情報発信ができるよう、オリジナルの冊子やポストカード、NFT特典の同梱
・環境負荷や消費者・生産者関係性構築について意識調査の実施
3 販売について
(1)販売商品
・福島県産 葉とらずりんご1.5kg(訳あり):2,980円(送料・税込み)【限定500箱】
・福島県産 葉とらずりんご1kg(訳あり)+リンゴジュース2本セット:2,980円(送料・税込み)【限定100箱】
(2)購入方法
・郵便局のふるさと小包チラシでの申し込み(2025年1月27日(月)~同年3月7日(金))注:関東地域(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都(島しょ地域を除く)、神奈川県、山梨県)への配達に限定した商品となります。
(3)販売エリア
・以下エリア内の郵便局にふるさと小包チラシを設置
埼玉県:川越市、ふじみ野市、富士見市、坂戸市、鶴ヶ島市、比企郡(川島町、鳩山町)、入間郡(越生町、毛呂山町、三芳町)
東京都:千代田区、中央区
神奈川県:横浜市(鶴見区、神奈川区、西区、港北区、都筑区、青葉区、緑区)、川崎市
注:一部お取扱いの無い郵便局があります
4 今後のスケジュール
・2025年1月27日:購入申込受付開始
・2025年2月3日~同年3月14日:お届け期間
・2025年3月15日~:効果検証
5 「farm to table」プロジェクトについて
『farm to table』は、環境負荷低減を試みた商品や輸送方法を取り入れることで、農業サプライチェーンのそれぞれの領域で環境負荷低減を目指した商品を生産地から食卓までお届けするプロジェクトです。消費者にとって、環境に配慮された商品や輸送方法を選んでいただけるようになるための、「おいしくて新しい第一歩」になると考えています。日本郵政および日本郵便による、社会課題に取り組む企業や地方自治体に社員を派遣し、共同で新規事業開発に取り組む、「ローカル共創イニシアティブ」発のプロジェクトです。
※内容については、今後の状況により変更となる可能性がございます。
(参考)
・2022年2月10日付報道発表資料
「ローカル共創イニシアティブ」の開始~地方のベンチャー企業に日本郵政グループ社員を派遣し新規ビジネス等を創出~
https://www.japanpost.jp/pressrelease/jpn/20220210_01.pdf
・2024年6月5日付報道発表資料
「ゆうパック」×「はこビュン」でこだわりの農産物をお手元に届けます!~陽と人・日本郵政グループ・JR東日本グループによる実証実験~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000094835.html
以上
▼株式会社陽と人(ひとびと)とは
「しあわせ・笑顔・豊かさの循環」をビジョンに、「地域と都市でしあわせが循環する社会」を目指し、地域に眠る「もったいない地域資源」を需要に即したカタチで価値化し、求められる場所へ届けていく、”仕組み”を創出していく会社です。
2020年1月には、福島県国見町の特産品である「あんぽ柿」の製造過程でこれまで廃棄されていた柿の皮を使用した、女性のデリケートゾーン専用のオーガニックスキンケアブランド『明日 わたしは柿の木にのぼる』をスタート。「持続的に農家さんを応援する仕組み」と、「すべての女性が、生き生きと輝ける社会」の実装を行っています。
https://hito-bito.jp
▼株式会社陽と人 会社概要
社 名:株式会社陽と人
設 立:2017年8月9日
本社所在地:福島県伊達郡国見町大字塚野目字三本木11番1
事 業:福島県国見町の未利用資源を生かした事業展開
代表取締役:小林味愛(こばやし・みあい)