神奈川県 箱根で旅館5店舗・飲食店3店舗を運営する株式会社 金乃竹(本社:神奈川県箱根町 代表取締役社長:窪澤 圭 以下、金乃竹)は、客室数6室~21室のスモールラグジュアリーをモットーに、非日常空間を提供する金乃竹リゾートの宿泊施設4施設(金乃竹 仙石原・金乃竹 塔ノ澤・松坂屋本店・Hotel 坐樂閑)における、2024年度の客室ランキング(利用者数ランキング・売上ランキング・施設別ランキング)をまとめて発表いたします。
・体験型の歴史ある旅館が10位中7室ランクイン
・売り上げランキングでは、リニューアルされた高価格帯の客室が特に支持を集める
・唯一のホテル「Hotel 坐樂閑」は77%がインバウンド客でコストパフォーマンスの良さが人気
※調査日 :2024年12月30日
※調査対象:金乃竹グループで対象利用日(2024年1月1日~2024年12月31日)をお申込みの方
※対象施設:金乃竹 仙石原、金乃竹 塔ノ澤、松坂屋本店、Hotel坐樂閑
|利用者数ランキング Top10
1位 松坂屋本店「明石」820名(10角形の露天風呂が付き、居間と寝室が完全に離れた客室)
2位 松坂屋本店「藤壺」807名(居間と寝室が襖で仕切られたご家族利用にも人気の客室)
3位 松坂屋本店「若紫」735名(露天風呂に繋がる広いデッキが特徴の客室)
2023年の利用者数ランキングでは、「金乃竹 塔ノ澤」が6室、「松坂屋本店」が4室という結果でしたが、2024年には「松坂屋本店」が前年を上回り、7室を占める結果となりました。
「松坂屋本店」は創業362年を誇る江戸時代から続く歴史ある温泉旅館です。三大美肌泉質全てを含有する自慢の温泉は、2024年8月にポーラ・オルビスホールディングスの検証により、科学的に美肌効果があることが証明されました。また、同時期に実施した客室のリニューアルにより、古き良き伝統と現代の利便性を融合させ、新たな客室へと生まれ変わりました。インバウンド客が45.6%を占める「松坂屋本店」は、2024年1月から始動しているRyocance(リョカンス)において、茶道をはじめ、着付けや書道体験などの日本の伝統を「和の体験アクティビティ」として提供しています。これにより日本の伝統的な和の設えと体験型旅館の魅力が融合し、日本ならではの体験を求めるインバウンド客に支持される結果になったと考えられます。
また、3室ランクインした「金乃竹 塔ノ澤」は、特に30代の利用者に支持されており、昨年8月の最上階CLUB FLOORのリニューアルや新たに設けられたサウナ、プールなどが評価されています。神奈川県で唯一のプレミアムビーフを提供する鉄板焼きや、薬湯が楽しめるSPAなど、贅沢な非日常空間が顧客満足度を高めています。
Ryocance(リョカンス) 公式HP
|売上ランキング Top10
1位 金乃竹 仙石原「帝」客単価17.3万円(施設最上級のメゾネットタイプ客室)
2位 金乃竹 仙石原「姫」客単価14.4万円(施設で唯一露天風呂と内風呂付のフラットタイプ客室)
3位 金乃竹 塔ノ澤「光タイプ201」客単価8.3万円(琉球畳がついた和洋室タイプの客室)
竹取物語をコンセプトにした旅館「金乃竹 仙石原」が7室がランクイン。1位と2位の客室は、2023年3月にリニューアルオープンした施設最上級の客室で、特典として通常よりも豪華なお食事や客室備品、そして長めの滞在が可能となる特別なサービスを提供しています。ランクインした「金乃竹 塔ノ澤」の3室は、いずれも琉球畳を取り入れた和洋室タイプで、和モダンなデザインが特徴的です。
|施設別客室ランキング Top3
・竹取物語をコンセプトにした旅館「金乃竹 仙石原」
「遊びを忘れない大人たちの隠れ宿」をモットーとし、意匠異なる全9室を備える「金乃竹 仙石原」。今回はその中でもフラットタイプの3室がランクインしました。1位は「光」、4名様までご利用いただける広々とした客室で、日当たりが良好なうえ、夜には竹林のライトアップを露天風呂からも眺めることができる人気の客室です。2位の「煌」は唯一地下に位置し、四季折々の庭園を楽しむことができる特別な空間となっています。3位「風」は露天風呂を挟んで寝室と食事室がある独創的な間取りが特徴的な客室です。
▼1位「光」をご利用された方の声
広々とした美しい空間で、畳、ダイニングルーム、寝室、プライベート温泉、竹を見渡すポーチがありました。私たちはその空間を離れたくありませんでした。温泉はとても静かで、心からリラックスできました。
金乃竹 仙石原 公式HP
・大人だけの解放区「金乃竹 塔ノ澤」
サービス・空間・環境すべてに線を引かない「ノーラインリゾート」。今回は、スタッフもお勧めする竹タイプが2室ランクインしました。金乃竹のモチーフである「竹」を館内で最も綺麗に見られる客室として支持されています。光タイプの201は小上がりの畳スペースが付いた、4名様まで泊まれる客室で和モダンなデザインが特徴的です。
▼1位「竹タイプ107」をご利用された方の声
ホテルの客室は素晴らしく、外にある温泉は竹や日本の松林を直接眺めることができ、リラックスしてすべてを忘れることができます。
金乃竹 塔ノ澤 公式HP
・江戸から続く温泉宿「松坂屋本店」
1662年創業 歌川広重の浮世絵にも描かれる歴史ある老舗旅館。4000坪の敷地に5つの館を兼ね備え、露天風呂付客室や離れ、メゾネットなどの趣の異なる客室が全21室。今回はその中でも「芝蘭荘」の3室がランクインしました。これら3室はすべて露天風呂付きで、寝室と居間が完全に離れたプライベート感のある客室です。
▼1位「明石」をご利用された方の声
日本での初めての旅館体験でしたが、ここを選んで本当に良かったです!すべてが素晴らしく、歴史と魅力に溢れ、まるで時間を遡ったような気分になりましたが、現代的な快適さも完備されていました。
松坂屋本店 公式HP
・旅館スタイルのホテル「Hotel 坐樂閑」
利用者の77.2%がインバウンド客である「Hotel 坐樂閑」は、箱根湯本駅から徒歩6分の場所に位置し、1階に寿司店併設する和モダンスタイルのホテルです。素泊まり専用で提供し、チェックイン17時/チェックアウト13時にすることで、お客様に合わせた自由な滞在をお過ごしいただけます。そんな「Hotel 坐樂閑」で1位と2位を占めたのは、施設内で最もコンパクトでリーズナブルな客室「スタンダードダブル」でした。コストパフォーマンスの高さから、観光目的で訪れるインバウンド客にとって特にニーズが高かったことが考えられます。
▼1位「スタンダードダブル22」をご利用された方の声
落ち着いた雰囲気で、室内の浴室もコンパクトながら温泉が楽しめました。部屋の設備は最新で快適でした。
Hotel 坐樂閑 公式HP
|まとめ
2024年の金乃竹リゾートでは、全体の43.7%が訪日外国人客で占められ、特にアメリカからの利用者が多く、各施設で最も高い割合を記録しました。中でも「金乃竹 塔ノ澤」では、インバウンド客の53.1%がアメリカからの利用者でした。さらに、中国、香港、韓国、オーストラリアなどアジア圏からの利用者も多く、「金乃竹 塔ノ澤」や「松坂屋本店」では中国からの利用者が顕著に高い数値を示しました。また、オーストラリアやイギリスなど欧米からの利用者も一部施設で上位にランクインし、欧米市場からの支持も集まっていることが分かりました。
特に利用者数ランキングで上位にランクインした「松坂屋本店」では、インバウンド客が45.6%を占めており、Ryocance(リョカンス)による日本独自の体験や伝統文化を求めるニーズに応えたことが、高評価につながった要因と考えられます。
金乃竹リゾートでは、今後も更なる顧客満足度向上を目指し、既存の5つの宿泊施設や飲食店に加え、2025年には新たにクラフトビール業やスイーツ系店舗、名湯を楽しめるRyokan、さらには海や山のリゾート展開も予定しています。これらの取り組みにより、持続可能な観光業の発展を目指してまいります。
|金乃竹リゾートについて
創業1947年、二代目の窪澤が1999年に事業を継承いたしました。当時の富士荘(金乃竹の前身)は昔ながらの古い民宿で客室は8部屋、年間わずか2,500万円ほどの売上規模でした。窪澤は自ら竹取物語のコンセプトを具現化した貸切露天風呂や客室露天風呂を新設したり、8年間ほど自ら包丁を握り厨房で料理を創りお客様が残した残飯から傾向を分析して、お客様が喜び食す料理メニューの考案に日々明け暮れました。その結果、貸切露天風呂と料理の評判から「昔ながらの古い民宿」を6年で日々満室になる人気旅館へ成長させました。現在では、箱根で5つの旅館施設と3つの飲食店を運営しています。
ビジネスで注目をされ日常を送る大人たち。そんな遊び足りない大人たちが、大切な人と人目を気にせずに過ごせる大切な時間を、リュクスな空間・料理・サービスで提供しています。
金乃竹リゾート 公式HP