スマートホームサービス「SpaceCore(スペース・コア)https://www.space-core.jp/」を企画・開発・提供する株式会社アクセルラボ(本社:東京都新宿区、 代表取締役:小暮学、 以下当社)は、自社開発したオリジナルIoTゲートウェイ「aliehub(アリーハブ)」でMatter認証を取得しました(1)。日本メーカーとしては初となるMatterスマートロック対応のIoTゲートウェイとなります(2)。当社では、aliehubを制御するクラウドシステムも自社開発し、IoTデータ管理をすべて国内クラウドで完結させています。また、AWS IoT Coreを採用することで、高いセキュリティを実現しています。Matter規格は2022年10月にリリースされ、その普及によりスマートホーム市場がさらに拡大することが見込まれています。aliehubにより、多様なIoTデバイスとの連携が可能となり、住宅向けに、幅広く、複合的なサービスを展開できるようになります。
尚、当社は、美和ロック株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川邉 浩史、以下「美和ロック」)と、Matter対応製品の共同開発を進めています。本協業では、美和ロックの「スマート電動サムターン」と、当社が自社開発した「Matter対応IoTゲートウェイ(aliehub)」の連携を前提とした製品開発に取り組んでいます(3)。
注記(1):https://csa-iot.org/csa_product/aliehub/
注記(2):2025年1月時点、自社にてCSAプロダクト紹介ページにて公開されている範囲内で確認。
注記(3):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000033770.html
◆aliehubについて
当社が自社開発した「aliehub」は、次世代スマートホームの基盤を支える製品として、以下の3つの特徴を備えています。
1. Matter対応
aliehubはMatter規格に対応しており、デバイス連携において優れた拡張性を持っています。現時点ではスマートロックと照明のデバイスタイプに対応しており、Matter対応のスマートロックと照明は全て接続可能です。今後、各種センサーや家電などのデバイスタイプにも順次対応を広げ、より多機能でシームレスなスマートホームサービスを提供します。
2. 国内クラウドでの安全な運用
aliehubが接続するクラウドは、当社が構築・運用する国内クラウドを使用しています。他国や他社に依存せず、データの安全性やプライバシー保護を重視した運用が可能です。また、国内外の多様なIoTベンダーとの協業が進む中でも、個人情報やIoTデバイスのログデータが海外に流出するリスクを排除し、安全で信頼性の高いサービスを提供します。
3. 多様な通信・電源バックアップ機能を搭載
aliehubは、WiFi, Thread, Bluetooth, Zigbeeなどの多様な通信規格に対応しています。また、SIMを利用したLTE通信機能や内蔵バッテリーを搭載し、以下のメリットを提供します。
安定した接続性: ネットワークが切断された場合でもLTE通信を利用してクラウドとの連携を維持し、重要なデータの送受信を継続します。
高いサービス継続性: 停電が発生しても、内蔵バッテリーにより一定時間システムが稼働し続けます。これにより、スマートロックやセンサーを含むホームセキュリティを維持し、安全性を確保します。
多用途での活用: 高い信頼性を活かし、本格的なホームセキュリティや見守りサービスなど、幅広いシーンでの利用が期待されます。
これらの特徴により、aliehubはスマートホーム市場の発展を支え、入居者をはじめ不動産オーナーや不動産管理会社に向けて価値あるソリューションを提供します。
◆aliehubを通じた今後の展開
1. デバイスメーカーとの連携強化、及び賃貸管理機能の提供
aliehubの開発および提供を通じて、国内外の多様なデバイスメーカーとの連携をさらに強化し、スマートホーム市場の発展に貢献します。デバイスメーカーにaliehubやクラウドシステムを提供し、Matter対応製品の開発を支援することで、エッジデバイス開発の効率化を図ります。この取り組みにより、デバイスメーカーはMatter対応製品を迅速に市場投入し、競争力を高めることが期待されます。また、Matter規格の普及を推進することで、業界全体の成長を支援し、より豊かなスマートホームエコシステムの構築を目指します。さらに、Matter対応のIoTデバイスを当社が提供する賃貸管理機能と連携させることで、賃貸物件の入退去運用に対応したサービス提供が可能になります。この連携により、デバイスメーカーは賃貸市場への展開を強化し、さらなる市場拡大が見込まれます。
2. 開発効率化と取引の分散化
従来、デバイス連携にはクラウド間のAPI連携開発等が必要となり、多大な時間とコストが発生していました。しかし、Matter規格に対応する事で、連携プロセスを大幅に効率化し、開発負担を軽減します。また、Matter対応により多様なデバイスメーカーとの連携が可能になることで、特定メーカーへの依存を軽減し、取引の分散化を図ります。これにより、エコシステム全体の安定性と柔軟性が向上します。
◆株式会社ACCEL LAB 会社概要
本社 :〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-8-1新宿ビルディング5階
代表者 :代表取締役 小暮 学
設立 :2017年7月
URL :https://accel-lab.com
事業 :IoTエンジン「alie+」の企画・開発・運営・提供
:スマートホームサービス「SpaceCore」の開発・販売
:IoTデバイスの導入支援、設置工事及びテクニカルサポート請負
※本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。