2025年 春節期間の日本旅行に関する調査
中国・台湾などの海外プロモーション・インバウンド支援を行うインタセクト・コミュニケーションズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:譚 玉峰、以下 インタセクト)は、中国からのインバウンド観光が回復する中、中国の旧正月にあたる「春節」を前に、春節期間中(2025年1月28日~2月4日)の日本旅行に関する最新動向を探るべく、中国在住の方を対象に「2025年 春節期間の日本旅行に関する調査」を実施しました。本ニュースリリースでは、その調査結果を発表いたします。
本調査は、テンセント社が提供するメッセンジャーアプリ「WeChat」上のアンケート機能を使用し、中国在住の方(有効サンプル数:6,383人)を対象に、2024年12月6日~12月13日に実施しました。
<本調査結果のサマリー>
・2025年の春節期間中に海外旅行を予定している中国在住者に人気の旅行先1位は日本
・春節期間に訪日予定の中国在住者に人気の都道府県1位は、雪景色やスキーを楽しめる
北海道!7割近くの人が訪問予定と回答し、圧倒的人気という結果に
また、関西エリア(大阪、京都、奈良の3府県)も人気
?・誰と一緒に日本旅行に行くかについて、「カップル」と回答した人が約4割
?・日本での滞在日数について、「3泊~5泊」を予定している人が全体の7割以上
また、4人に1人が「1週間(6泊)以上」の長期滞在を予定
?・最も人気が高い宿泊施設のタイプは「伝統的な和風温泉旅館」で、
4割以上が日本の伝統的な宿泊施設を支持
?・中国在住者にとって「インクルーシブな旅行」になるかどうかが、
旅行計画の際の重要なポイントに
?<回答者の属性について>
今回、調査に回答したのは、成都市、広州市、深セン市、上海市、杭州市、北京市、蘇州市、南京市、天津市、重慶市の計10都市に在住の6,383人(男性:2,700名、女性:3,683名)です。年齢層の内訳は、18歳未満が61人、18~24歳が1,764人、25~30歳が2,017人、31~40歳が1,716人、41~50歳が597人、51~60歳が159人、61歳以上が69人となっています。
<調査結果の詳細>
■「2025年の春節期間中(1月28日~2月4日)に海外旅行をする予定はありますか」
(回答者数:6,383人、単一回答)
2025年の春節期間中(1月28日~2月4日)に海外旅行をする予定はありますか
2025年の春節期間中(1月28日~2月4日)に海外旅行をする予定が「ある」と回答した人は、全体のおよそ3分の2にあたる65.2%(4,162人)でした。
■「海外旅行をするつもりなら、どの国に行くつもりですか」(回答者数:4,162人、単一回答)
海外旅行をするつもりなら、どの国に行くつもりですか
そのうち、海外旅行先として「日本」と回答した人は、回答者全体の24.3%(1,013人)を占め、最も多い結果となりました。続いて、「東南アジア」が22.3%(930人)で2位、「韓国」が17.2%(714人)で3位でした。日本、東南アジア、韓国を含めた「アジア地域」は、全体の63.8%(2,657人)と高い人気を誇っています。アジア地域以外では、「ヨーロッパ」と回答した人が10.3%(428人)、「オーストラリア」が10.1%(420人)でした。
■「2025年の春節期間中に、日本国内でどの地域を訪問する予定ですか」
(回答者数:春節期間中に「日本」を訪問予定と回答した1,013人 ※以下の設問は同様、複数回答5つまで)
2025年の春節期間中に、日本国内でどの地域を訪問する予定ですか
訪問予定の地域(都道府県)を尋ねたところ、美しい雪景色やスキーを楽しめる「北海道」を選んだ人が7割近い68.6%(695人)と、圧倒的な結果となりました。近年、旅行先でアクティビティを楽しむ観光客が増えていますが、春節期間が冬場ということもあり、中国でもブームとなっているスキーなどのウィンタースポーツを楽しめる北海道は高い人気となっています。また、多くの回答者が「雪見」や「温泉」も、北海道を選んだ理由として挙げています。
2番目に多かった旅行先は「東京」で46.2%(468人)と、約半数が訪問予定としています。3番目は「大阪」で、4位の「京都」に大きな差をつけて26.9%(272人)という結果になりました。訪問理由として「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」を挙げた人も多く、関西を訪れる目的の1つになっているようです。4位の「京都」は16.1%(163人)、さらに「奈良」が11.4%(115人)で5位にランクインしました。SNSなどで奈良公園の鹿が話題になるなど、人気スポットになっています。関西エリア(大阪、京都、奈良の3府県)の合計では54.3%(550人)と「東京」より人気を集めています。
■「誰と一緒に日本へ旅行に行きますか」(回答者数:1,013人、単一回答)
誰と一緒に日本へ旅行に行きますか
誰と一緒に日本旅行に行くかについて、「カップル」と回答した人は38.3%(388人)と最も多い結果となりました。続いて、「クラスメート、友達など」が24.2%(245人)、「三世代など複数世代の家族」が13.8%(140人)となり、「1人」と回答した人は11.4%(115人)でした。本調査の回答者は、全体の60.2%(3,842人)が30歳以下の属性となっているため、家族よりも恋人や友人といった回答が多いことがうかがえます。
■「春節期間中の日本旅行では、何泊滞在する予定ですか」(回答者数:1,013人、単一回答)
春節期間中の日本旅行では、何泊滞在する予定ですか
春節期間中の日本での滞在期間として最も多い回答が「5泊」で27.5%(279人)でしたが、「4泊」と回答した人は22.3%(226人)、「3泊」と回答した人は21.7%(220人)と、「3泊~5泊」を予定している人が全体の7割以上(71.5%、725人)を占める結果となりました。また、4人に1人(24.7%、250人)が、「1週間(6泊)以上」の長期滞在を予定していることがわかりました。
■「日本に旅行するなら、どのタイプの宿泊施設に泊まりたいですか」(回答者数:1,013人、単一回答)
日本に旅行するなら、どのタイプの宿泊施設に泊まりたいですか
日本旅行中に滞在する宿泊施設について、最も人気が高いのは「伝統的な和風温泉旅館」で、44.5%(451人)と半数近い割合を占めました。続いて、「民泊」(22.0%、223人)、「ビジネスホテル」(16.9%、171人)という結果となり、「星付きホテル」よりも、リーズナブルな価格帯の宿泊施設を求めている方が多いことがうかがえます。
■「旅行を計画するうえで、意識していることはありますか」(回答者数:1,013人、複数回答)
旅行を計画するうえで、意識していることはありますか
日本旅行を計画する上で、「多様な食習慣・文化的習慣を持つ訪日外国人旅行者を含め、誰もが快適で安心して楽しめる、インクルーシブな旅行になりそうかどうか」を意識していると回答した人は、78.5%(795人)と最も多い回答となり、旅行計画の際の重要なポイントであることがわかりました。また、「(移動時、決済時、予約やレストランでのオーダーなど)デジタル/テクノロジーを活用できるか」(47.5%、481人)と「オーバーツーリズムになっていないか」(43.2%、438人)は、それぞれ4割を超える結果となりました。
下川 雅博
■当社 担当者による解説海外広告推進グループ 訪日プロモーション企画室
室長代理
大阪支社 支社長代理 下川 雅博
今回の調査では、季節的な要因もあり、春節の大型連休を利用して「北海道」への訪問を予定している中国在住の方が圧倒的に多いことがわかりました。これは近年中国でブームとなっているスキーなどのウィンタースポーツに加えて、雪見や温泉を楽しめることが理由として挙げられるでしょう。
また、中国からの観光客といえば爆買いのイメージがまだまだありますが、「東京」だけでなく「関西エリア」の人気が高まっていることもわかりました。「京都」は定番の観光地ですが、「USJ」が人気の「大阪」や、SNSで話題になっている奈良公園の鹿など、多くの人が2025年の春節期間中に関西エリアへの訪問を予定しています。
日本での滞在予定日数をみると、「3~5泊」が全体の7割以上を占めますが、4人に1人が「1週間(6泊)以上」の長期滞在を予定しており、日本国内で複数のエリアを訪問することもうかがえます。また宿泊先としては「伝統的な和風温泉旅館」の人気が高く、多くの観光客は“日本らしさ”の体験を期待しているようです。
■本調査の一部及び全文引用・転載等について
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・その他ご要望などは、文末のお問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。
■会社概要
商号 :インタセクト・コミュニケーションズ株式会社
代表者 :代表取締役社長 譚玉峰
所在地 :〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目1番地 B・Mビル2F
設立 :2000年11月
事業内容 :中国本土・台湾を主軸とした海外プロモーション・インバウンド(訪日誘客)支援、
中国向け越境EC、アフィリエイト運用代行、アフィリエイトサイトパトロール、
システム開発など
資本金 :9,856万円
URL :https://www.intasect.com/
2000年に設立した日本国内及び中国・台湾を主体とした海外プロモーション・システム開発企業で、以下のとおり、幅広い事業を展開しています。
日本および海外両方に対応しているQR決済ソリューション「IntaPay」及びSIサービス・ERP事業。
日本向けでは、アフィリエイト広告運用及びサイトパトロール、POS連携したCRM分析やBIツール、BPM、電子契約、無人AI店舗、モバイルオーダー「eateat」。
海外向けとしては、訪日誘客施策・旅ナカ回遊促進、百度広告やSNS、在日・海外インフルエンサーなどの海外デジタル広告、WeChatミニプログラム開発、海外販路拡大。
また、制作領域として、多言語WEB/動画/ポスター/説明POP制作、添削・共有・指示ツールの「Passton」、ライブ配信等、国内外においてDX技術を用いた幅広い事業を展開中です。
2024年現在、国内・中国本土あわせ10拠点以上、グループ全体の従業員数は約1,000名となっています。
【本件に関するお問合せ】
インタセクト・コミュニケーションズ株式会社 東京本社 海外広告推進グループ
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