沖縄の技、沖縄の素材。
それらを大切にしながらも、新たな世界を切り開く次世代の作家達が集います。
おおらかな南国イメージとは真逆の精緻さ・繊細さ。
とことん素材と対話する事から生まれる魂の痕跡。
作家のユニークでウイットな個性が溢れる色・形。
これらは多くの人たちが想像する沖縄の伝統工芸のイメージを裏切っているかもしれません。
編集は阪急うめだ本店 うめだスーク「スーク暮しのアトリエ」のバイヤーと、沖縄県内の百貨店やホテルショップのプロデュースを手掛ける株式会社bluespot(代表:加藤圭介)が担当。
沖縄工芸の高みを目指す、沖縄工芸の枠を突き破る「Okinawa High Craft」。
その軌跡の一端を手に取って感じて頂ければと思います。
■実施概要
タイトル:「Okinawa High Craft」
場所:阪急うめだ本店 10階 うめだスーク「スーク暮しのアトリエ」
期間:2023年1月4日(水)~1月10日(火)
主催:沖縄県
プロデュース:加藤圭介(株式会社bluespot)
事務局:株式会社リウボウ商事/株式会社bluespot
※本フェアーは、沖縄県が行う「令和4年度 稼ぐ県産品支援事業 プロモーション事業」の一環として実施されます。
■主な参加作家・工房
「ENTRO glass studio(エントロ グラス スタジオ)」
比嘉奈津子(ヒガ ナツコ)
県外でガラスを学んだ後、生まれ育った沖縄に戻り、本島北部の名護市にガラス工房を設立。
作品を通じて伝えたいのは「沖縄」ではなく、ガラスという「素材」の面白さ。
そして必要なものを、必要なだけ作るという姿勢を大切に、幼い頃から抱き続けてきた「透明なもの」への憧れ、ガラスという素材が作り出す美しさを表現したいと、日々ガラスと向き合っている。
「西石垣友里子(ニシイシガキ ユリコ)」
1978年 沖縄県 石垣島生まれ。
2008年 沖縄県工芸指導所 卒業。
生まれ育った沖縄の木にこだわりながら、台風で倒れたものや、公共事業で伐採された貴重な「島材」をありがたく「頂いて」生まれ変わらせている。
一刀一刀の痕跡が残る形状、テクスチャーは、木そのものが導く形でもあり、作家が素材と対峙し、格闘した痕跡でもある。
「金城和樹(キンジョウ カズキ)」
1980年 沖縄県 伊江島生まれ。
沖縄県立芸術大学デザイン科卒業後、京都にてデザイナーとして勤務。
2009年より伊江島にて宿「カーサ・ビエント」を営みつつ作陶を続けている。
生まれ育った島や旅、出会う人から着想を得て制作しており、一点ずつ異なる器の表情や、色の組み合わせがユニークな、アート性溢れる作品が特徴。
「アンパル陶房(アンパルトウボウ)」
宮良断(ミヤラ ダン)
石垣島の美しい海に面した「アンパル鳥獣保護区」の一画で、宮良姉弟が営む工房。
農業と作陶を両立した「半農・半陶」という暮らしの中から生まれるものづくり。
伝統的な形式にとらわれず、島の環境に触発された独自の発想と素材の特性を引き出す表現技法で、現代の生活に合った作品を作り出している。
今回は弟の「宮良断(ミヤラ ダン)」が生み出す「透磁(トウジ)シリーズ」を展開。
光を透過する軽やかなブルーの器は、石垣島の自然を彷彿とさせながらも、「やちむん」のイメージを大きく変えてしまう印象的な作品。
「平と米の制作所=平米(ヘイベイ)」
平安山と米須が木工研修終了後、2018年4月に工房設立。
「使いやすく美しい そいとげたい家具や器を制作」をコンセプトに活動している。
ハンドメイドでありながらプロダクト的な造形要素持ち、「琺瑯(ホウロウ)の器」をイメージした「ロウホウ」シリーズを生み出すなど、従来の木工には無い、平米ならではのユニークな着想が特徴。
「Laphus(ラフス)」
中山翔太(ナカヤマ ショウタ)
2015年に石垣島へ移住し、夜光貝の美しさに惹かれ、独学で加工を始める。
『自然が歩んだ歴史に"心が潤う"』をコンセプトに、ひとつひとつ手作業で削り、手磨きによる仕上げで生み出されたまろやかな曲線と奥行きのある真珠層の輝き。
それらは身につけた瞬間から生活に溶け込み、そっと暮らしに寄り添ってくれる、心安らぐ美しい存在感を持って
いる。
※一部、他の作家、工房作品のお取り扱いもございます。
※写真は各作家の作品イメージです。販売商品とは異なる場合がございます。
※ハンドメイド商品になるため、完売の際はご容赦ください。
また、予約、取り置き、取り寄せはご対応できません。
※期間中、各作家の在店予定はございません。
【本件に関するお問合せ先】
株式会社bluespot
担当:加藤
電話:03-6413-6548
メールアドレス:kato-k@bluespot.asia