イタリア出身で日本に10年以上在住しているフランチェスコが、新たな挑戦を始めます。彼は2024年9月に東京から三重県伊勢市に移住し、長年放置されていた昭和42年築の空き家を生まれ変わらせる「伊勢の空き家を宿泊施設へ再生するプロジェクト」を立ち上げました。本プロジェクトの目的は、最高の住宅宿泊施設を用意することで、伊勢市で新たな形での「民泊」を実現することです。
クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて、2025年1月10日から2025年3月9日まで資金を募集し、目標金額は1,780,000円です。
▼プロジェクトページ
https://camp-fire.jp/projects/786881/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_mypage_projects_show
本CAMPFIRE企画のメイン画像
「伊勢の空き家を宿泊施設へ再生する」プロジェクトの概要
プロジェクトの背景と詳細
■自分を見つめ直し、辿り着いた新たな道
イタリア出身で、日本に10年以上滞在するフランチェスコは、東京で約7年間、マーケティング職として活躍してきました。しかし、「自分の本当にやりたいことは何か?」と自問する日々が続きました。そんな中、偶然知人から誘いを受け民泊事業に携わることになりました。そのプロジェクトは、空き家をリフォームし民泊施設として貸し出すものでしたが、空き家が生まれ変わってゆくその過程にとても魅力を感じました。この気づきが、自分の人生を大きく動かす転機となりました。
■空き家再生と民泊運営への第一歩
2020年、彼は千葉県鴨川市で友人とともに中古物件を購入・再生し、「鴨川オーシャンフロントヴィラ」として民泊運営を開始しました。この試みは大成功を収め、2023年には2軒目となる「鴨川ビーチサイドヴィラ」の再生と運営にも携わりました。これらの経験を通じて、フランチェスコは「空き家再生」という確固たる人生の目標を見つけました。同時に、自分が夢中になれる「空き家再生」は、日本で深刻化してきている空き家問題を解消することに貢献できるという点で、より魅力を感じています。日本人からしたら、何の変哲もない物件でも、フランチェスコからみると光輝く宝物に感じ、日本中に溢れるそんな物件を一軒でも多く再生させたいという情熱で溢れています。
2022年2月にオープンした「鴨川オーシャンフロントヴィラ」
2024年7月にオープンした「鴨川オーシャンフロントヴィラ」
■伊勢市での新プロジェクトのきっかけ
2023年夏、そのきっかけは突然やってきました。友人から長年空き家となっている伊勢市の物件をどうにかしてほしいと相談をうけたのです。この物件は友人の家族が所有しているもので住む人がおらず、20年間放置されていました。実際に物件に訪れると、広々とした敷地と建物、その裏に広がる大自然、そして伊勢神宮への立地の良さに魅力を感じました。伊勢には国内外から多くの観光客が訪れますが、大人数で宿泊する場所が限られており、この物件に大きな可能性を感じました。
この空き家を地域の特性を生かした宿泊施設に再生し、多くの人に伊勢の魅力を伝えたいと決意しました。
■リノベーション後の施設の特徴
この物件は、木造平屋の母屋と鉄筋コンクリート造りの離れの2つから構成されています。母屋は一段高い場所に配置されており、眺めがよく、離れは裏に豊かな自然が広がり、両方の敷地に広々とした庭があります。これらの特徴を活かして、大人数でゆったりとくつろげる場所を提供します。母屋からは伊勢の自然を感じながら皆で食事を楽しめるBBQスペースを設置します。離れには裏に広がる木々に癒されながらゆっくりと時間を過ごせる場所を提供します。母屋と離れ両方に広々としたリビングや快適なベッドルームを設置予定です。また、地元の老舗家具店「イセヤ家具」との協力で、厳選された家具や寝具を揃え、訪れる人々に「伊勢らしさ」と快適さを提供します。この施設は、伊勢市の歴史や文化を体感しながら、心からリラックスできる特別な空間を目指しています。
リノベーション後の母屋のイメージ(予定)
リノベーション後の離れのイメージ(予定)
■全体のリノベーション費用とクラウドファンディングの役割
リノベーションには約1,400万円が必要と見積もられています。このうち、母屋と離れの修繕費用はフランチェスコと共同企画者が負担しますが、家具・寝具・カーテンの調達に関してはクラウドファンディングで1,780,000円を目標に資金を募ります。これらの資金は、イセヤ家具による厳選アイテムの購入費用に充てられ、宿泊施設としての快適性と魅力を大幅に向上させる計画です。
■地域と共に進めるプロジェクト
このプロジェクトはフランチェスコ一人の挑戦ではありません。地元の協力者であるイセヤ家具や、友人・近隣住民の支援によって進められています。これらの人々とともに、伊勢の地域活性化を目指し、新しい価値を生み出していきます。
今回のプロジェクトは、単なる宿泊施設の再生ではなく、日本の美しい地方を未来に継承し、多くの人にその魅力を体感してもらう挑戦です。
イセヤ家具:地元に根付いた老舗家具店「イセヤ家具」。今回のプロジェクトでは厳選された家具やインテリアを提供していただきます。
古仁屋:手作りの和スイーツが人気の「こびとや」。プロジェクトの返礼品として、特製わらび餅やスイーツセットをお届けします。
将来の展望:伊勢から広がる新たな可能性
今回の「伊勢の空き家再生プロジェクト」は、新たな挑戦の第一歩です。この取り組みで得た経験を基に、今後は伊勢市を拠点に、空き家を活用した「デザイン民泊」に挑戦したいと考えています。
これまでマーケティングの仕事で築いたクリエイターたちとのネットワークを活用し、地域の個性をデザインに反映させた宿泊施設を実現します。次回も「CAMPFIRE」でクラウドファンディングを行い、多くの方々と共に新たな価値を創造していきたいと考えています。
この挑戦が、伊勢市をはじめとする地域活性化につながる大きな一歩になることを目指しています。
これまでにかかわってきた民泊プロジェクト
・鴨川オーシャンフロントヴィラ:
https://www.airbnb.jp/rooms/54171365?guests=1&adults=1&s=67&unique_share_id=07d26ac2-16f0-4365-8a4d-b13170d41190
・鴨川ビーチサイドヴィラ:
https://www.airbnb.jp/rooms/1198909855268001337?check_in=2024-09-13&check_out=2024-09-14&guests=1&adults=1&s=67&unique_share_id=9245c4c1-6074-40c5-8cd0-b8517bedd2b9