グリーンハウスグループは、このたび、創業者 田沼文蔵の出生地である福島県南会津郡下郷町にある文化施設「グリーンプラザ 田沼文藏記念館」に、同町各学校による選書を中心とした書籍100冊を寄贈しました。
同施設は、1992年、福島県南会津郡下郷町より“第1号名誉町民”の称号を贈呈された創業者 田沼文蔵の遺徳を永く町民の記憶に遺すべく、2004年に設立された文化施設です。以来、“食と健康”を中心とした書籍を多数寄贈。蔵書数約10,000冊を数える同施設の中で、当社からの寄贈書籍は約2,500冊近くに上り、近隣の方々の文化交流や各学校の校外学習の場となるなど、地域のコミュニティセンターとして多くの方々に親しまれています。
2024年度 寄贈書籍
【創業者 田沼文蔵と、少年時代の知的好奇心を満たした書籍の縁】
当社創業者である田沼文蔵は、1918年、福島県南会津郡下郷町大内にて出生。文蔵が通った下郷町江川小学校大内分校は、全校生徒を合わせても60名ほど。本を読みたくても当時村には書店がなく、読書のために会津若松まで汽車で往復2時間を要した環境で文蔵は育ちました。多くの書籍を読むことで知的好奇心を満たした文蔵は、その後、大内分校の教壇に立ち、やがて早稲田大学に進学したことが縁を呼び、後の慶應義塾における当社創業に繋がります。早くも17歳の上京時には、故郷の子供たちのために知的好奇心を満たせる環境をつくろうと、まだ読書施設のなかった同町の各小学校に、自身の給与から費用を捻出することで書籍寄贈をスタートさせました。
自身が追い求めたその読書文化から、その後も書籍やパソコンの寄贈を続けた文蔵の遺志を継ぎ、グリーンハウスは同町に書籍の寄贈を続け、「田沼文藏記念館」の開設20周年を迎えた本年は、各小中学校より希望の書籍を募り同施設に20年連続で書籍を寄贈。同町と大切に繋いできた文化の懸け橋は、次代を担う子どもたちの知的好奇心を高めるための活動を通し、今も続いています。
下郷町 星 學町長(左)と当社社長 田沼 千秋
【食とホスピタリティのイノベーションセンターで下郷町の小学生と交流】
次代を担うこどもたちの知的好奇心を高めるための活動は、当社の最先端のイノベーションセンターでも開催。食とホスピタリティの未来を体験していただくことを目的に、同施設に下郷町の小学生に学校カリキュラムの一環として来訪いただき、最先端施設での体験を通じ、幅広い知見を深めていただく活動を行っています。
■グリーンハウスグループのイノベーションセンター「GreeneX Plus」
東京都西新宿・東京オペラシティタワー42階にある、グリーンハウスグループのイノベーションセンター「GreeneX Plus」。“食とホスピタリティの未来をデザインする”ことをミッションに掲げる同施設では、最新技術の展示・実証実験・人財育成・革新的なプレゼンテーションを可能とし、オープンイノベーションにより、グリーンハウスグループのお客様の未来をデザインする空間です。
【福島県南会津郡下郷町 第1号名誉町民】
創業者 田沼文蔵は、1918年、福島県南会津郡下郷町大内にて出生(1918年~2000年、82歳で逝去)。「戦後期の食糧難の時代にフードサービス事業をスタートさせ、青少年の食生活改善や健康促進を図りながら、業界団体設立をはじめとした活動による同業界の地位向上、故郷である同町大内宿の宿場保存や文化活動に尽力し、下郷町の自治振興、社会文化の興隆、公共福祉の増進に多大な貢献をした」として、1992年、福島県南会津郡下郷町より“第1号名誉町民”の称号を贈呈されました。
【人や社会に喜ばれる取り組みに向けて】
1947年、慶應義塾大学の予科食堂の運営からスタートしたグリーンハウスグループは、創業以来、食を通して人々の健康を支え、お客様にご満足いただくためのビジネスを展開してまいりました。これからも、創業の精神である「人に喜ばれること」を実践し、食を通し人々の健康を支援する念いを当社の伝統として大切にしながら、食を通した健康とホスピタリティ事業のフロントランナーとして、人や社会に喜ばれる取り組みを進めてまいります。
【グリーンハウスグループについて】
グリーンハウスグループは、コントラクトフードサービス事業(官公庁・オフィス・工場・学校・病院・シルバー施設などでのフードサービスの提供)をはじめ、レストラン事業、ホテルマネジメント事業など、食とホスピタリティに関連したさまざまな事業を展開しており、2024年3月末のグループ年商は1,720億円、店舗数は2,694店舗です。